★デスチャ:ヤーガ★ キズナストーリー、契約者まとめ38
<★4ヤーガ 水属性/妨害型>
<誠実なヤーガ>
<敬虔なヤーガ/進化後>
<cv.河瀬茉希>
高速変換、即時アップロード、キャプチャーも簡単に取れてプロ並みの編集が出来るMovavi
<キズナシナリオ最初:魔女のホウキ>
*主人公の部屋*
ヤーガ:
何をしているんですか、リザ?
リザ:
ご覧の通り、お掃除ですが。
ふむ…そうですね。
ヤーガ、これからはあなたに
掃除を任せましょう。
ヤーガ:
…私が、ですか?
リザ:
ええ。
あなたはご主人様のチャイルドの中でも、
数少ない真面目なチャイルドですから。
御主人様のお部屋の掃除は、
チャイルドにとって当然の勤めなのです。
主人公:
わあ、今のリザの口ぶり、
シンデレラの意地悪なお姉さん
みたいだったぞー。
リザ:
…私はチャイルドの仕事について、
教えていただけですが。
主人公:
いや、小姑みたいだったのが、
おかしくなってついな。
リザ:
小姑ですか…
それはご主人様のような方に仕えている以上、
どうしようもないことかと。
主人公:
ん?どういう意味だよそれ?
リザ:
御主人様は自己管理がなっていません。
ですので、私が小姑のフリを
せざるをえないのです。
主人公:
似合わないな~、ぷぷ。
リザ:
…私をバカにしているんですか?
主人公:
そういうワケじゃないけど、
似合わないのは事実じゃん。
説教の鬼、リザさんがさー。
まあでも考えてみたら、
リザは小姑っていうより
どっちかって言うと、姑かなー
リザ:
ご主人様…お望みでしたら、
姑のようにいびって差し上げましょうか?
主人公:
うおっ!ごめんごめん。
それはカンベンしてくれ。
ヤーガ、ホウキ貸して。俺が自分でやるよ。
こうでもしないと、リザ様のお怒りが…
って、ヤーガ?
<リザが渡したホウキを手に、
なぜかヤーガはぼう然と
無言で立ち尽くしていた>
主人公:
あ…そういや、こんなホウキなんて、
うちにあったっけ?
リザ:
いえ…その辺に転がっていたので、
拝借しただけですが…
ヤーガ:
…
主人公:
おい、ヤーガの様子が変だぞ?
体からオーラみたいなのが…
ヤーガ:
私の…ホウキに触れるとは…!
主人公:
ちょ、ヤーガ、落ち着け!
俺だよ、俺!お前の主人!
ヤーガ:
悪魔だろうがなんだろうが、
絶対に許さない!!!
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<キズナシナリオ中間:抜け出せないしがらみ>
*主人公の部屋*
ヤーガ:
ご主人様のお部屋が…
以前よりすごいことになってますね。
主人公:
それって、前からすごい汚かった
って言いたいのか…?
ヤーガ:
まあ、時に…この本はなんでしょうか?
主人公:
あー、そこらのは全部、
エリオスが置いていった本だな。
ヤーガ:
…エリオスが?
主人公:
そう、これ見てみろよ?
明らかに俺が読めるものじゃなさそうだろ?
ヤーガ:
全部哲学書ですね。
主人公:
ああ、毎日買ってきては置いてってさ、
ついにこんな山積みになっちまった。
ヤーガ:
早く片づけないと、リザが怒り出しそうですね。
主人公:
んー、でも…リザの説教も怖いが、
エリオスの小言のほうが、
もっと怖いんだよな…
なんつーか、何言ってるか
チンプンカンプンなんだよ。
心理がどーとか、摂理がどーとか…
俺は悪魔だけどな。
あいつの話を聞いてると、
キレイに浄化された気分になっちまう。
あいつは俺のことを何か誤解してるんだよ。
俺にこれ以上、愚かな人間をダマすなって
言ってきたんだぞ。
俺の方が何倍も人間にダマされ続けてるっての!
ヤーガ:
エリオスは愚か者です。
あのような愚者の言葉に耳を傾ける必要は
ありません。
主人公:
あれ…
お前、そんなにエリオスのこと
嫌いだったっけ?
くそ、俺がバイトでいくら給料を
ピンハネされたと思ってやがる…!
ヤーガ:
…エリオスは愚かなだけではなく、
厚かましいんです。
あれだけ悪魔を嫌っておきながら、
その悪魔の力を借りているなんて…
信じられません。
主人公:
あ、ええっと…エリオスにも、
どうしようもない事情が…
ヤーガ:
そんなこと、どうでもいいです。
とにかく、私の前では二度と
その愚かなチャイルドの話はしないでください。
主人公:
…
<ヤーガが帰った後も、俺はしばらく
彼女の態度について考えていた。
ヤーガとエリオスの契約者2人は
元々仲のいい兄妹だったが、
悪魔についての見解の相違によって
疎遠になってしまった。
そして兄妹2人は悪魔によって起きた問題を、
悪魔の力を借りて解決しようとした。
そんな訳でヤーガとエリオスが生まれた訳だが、
現実での関係と同じくチャイルド達も、
お互いを理解できなかったようだ>
主人公:
…って、それって俺が原因みたいじゃん。
いや、たしかに俺のせいなのかも…う~ん…
リザ:
御主人様…
この本の山は一体…?
主人公:
うえっ、リザ。こ、この本はだな。
俺じゃなくてエリ…
リザ:
はあ…部屋を散らかしておきながら、
まずは言い訳ですか?
それとも、小姑みたいなお説教は控えろとでも?
主人公:
い、いや、別にそんなこと
言うつもりじゃなくてだな…
リザ:
ふむ…ですが御主人様がこんな本を
読まれるとは意外です…
哲学書、お好きなんですか?
しかし哲学書を読んだからと言って。
御主人様の格が上がるとは思えませんけどね。
ふふ…
主人公:
だから、これは俺のじゃなくてさ…
リザ:
そうですね、この際、
御主人様にふさわしくない物は、
全部処分してスッキリしましょう。
主人公:
えっ?リザ、ちょっと待て!
や、やめろ!やめてくれー!
<キズナシナリオ最後:相容れない悪魔と魔女>
*主人公の部屋*
<ちょっと前のホウキ事件があった後、
なんとリザが気前よく
掃除機を買ってくれていた>
リザ:
高価で高性能な物を選びました。
これからは御主人様ご自身で、
お掃除なさって下さい。
ここまでしたにも関わらず片付かないようなら、
その時は御主人様に、またヤーガのホウキを
握ってもらいますからね。
主人公:
なんだよー、
それって俺の面倒が増えただけじゃんかー。
リザ:
それは私のセリフです。
御主人様のせいで、来る日も来る日も
掃除、洗濯、食事の支度まで…
私は家政婦ではなく、
あくまで御主人様のサポーターなんですよ!
主人公:
はいはい、わかってますよー。
それはそうと、
ヤーガはどこに行ったんだ?
リザ:
さあ?ホウキを取られないように、
どこかに隠れているのでは?
*異空間*
主人公:
もしかしてあいつ…まだエリオスのことで、
怒ってんのかね?
あ、ヤーガ、こんなトコにいたのか。
気分はどうだ?
ヤーガ:
悪くはありません。
わざわざ、それを訊きに来たんですか?
主人公:
いや、まあ、そのだな…
とにかく、元気ならいいんだよ。
ヤーガ:
ところで、他に何かご用ですか?
命令などあれば…
主人公:
あー、だから別に用ってほどじゃないんだ。
お前の姿が見えなかったからだな…
ヤーガ:
…私を心配して見に来たと?
主人公:
まあ、そんなトコだ。
ヤーガ:
面白いですね。
ご主人様は、悪魔らしくない顔もお持ちで。
まさか悪魔がチャイルドの心配をするとは…
悪魔にとってチャイルドは
道具に過ぎないと思っていましたが…
主人公:
どうだろうな…
他の悪魔はそんな感じみたいだけど、
俺はそういうの、ちょっとなあ。
別に魔王になりたい訳でもねーし…
何だよ、そんな怪訝そうなツラして?
ヤーガ:
私の契約者は、悪魔が願いを叶えてくれると
本気で思っていました。
主人公:
お前はそう思ってないのか?
ヤーガ:
さあ…私の契約者が願いを叶えるために
ご主人様を呼んだのは事実ですが。
結局ご主人様が彼女と契約を結んだのは、
ご主人様の目論見通りだったのでは
ないですか?
主人公:
俺を自分勝手な奴だって、
言いたいのか?
ヤーガ:
まさか。
かえってご主人様が悪魔らしい行動をしたと
感心しております。
<バカにされてるのか、本気でそう思ってるのか。
どーも無表情だから、よくわからん>
主人公:
…悪魔らしい行動、ねえ。それじゃお前は、
どうしてそんな自己中なヤツの
力を借りたいんだ?
ヤーガ:
理由は簡単です。
悪魔が私より強いからです。
主人公:
はあ…何かよくわからんけど、
これだけはハッキリしたな。
今、誰よりも悪魔っぽいのは俺じゃなくて、
お前だろーな。
ヤーガ:
私が…悪魔らしい、ですか?
主人公:
ホントの所、
とっくにお前も分かってるんじゃないか?
俺が人間の真似してる悪魔だってさ。
ヤーガ:
もしかして…怒っていますか?
主人公:
そーだな。
お前と話していると、腹が立って仕方ないよ。
俺、もう帰るわ。
ヤーガ:
強いと言われて…怒ったの?
本当に、悪魔らしくない悪魔ね。
★デスチャ:バスト★ キズナストーリー、契約者まとめ37
<★4バスト 光属性/補助型>
<歌うバスト>
<ハウリングバスト/進化後>
<cv.桜咲千依>
<その他登場人物>
<キズナシナリオ最初:主人と召使い>
*主人公の部屋*
バスト:
ニャン!ホルル!
どうして私について来るの?
もう我慢できない!
ホルス:
おい、いつまでイラついてるつもりだ?
バスト:
ご主人様のお言葉さえなかったら、
ホルルはとっくの昔にあの世行きだよ!
ホルス:
あの世ってどの世だ?
まったく、知能の低いヤツとは話にならないな。
主人公:
そのくらいにしとけ…
バスト:
ニャーン!
子猫ちゃんは一体、どっちの味方?
主人公:
子猫ちゃんって俺のことか!?
バスト:
私の味方じゃないなら他のとこに行って!
主人公:
他のとこって…ここは俺の家だぞ!?
*アパート外*
モナ:
あら?ご主人さま、
どうして外にいるのかしら~?
あ、まさかモナのお迎えに?
主人公:
そういうことに…しておいてくれ…
モナ:
追い出されたんですね…
ほんと、情けないご主人様。
リザ:
自分の家から追い出される主人だなんて…
今日こそ決着をつけましょう。
まずは御主人様の味方になってくれる
チャイルドを全て招集して…
主人公:
寄ってたかってバストとホルスを
リンチするのか!?
リザ:
違います。
それは、あのチャイルドたちには逆効果です。
主人とチャイルドの立場を明らかにするのです。
主人公:
主人の立場を見せつけてどうする?
そんなことしなくても、主人は俺だぞ?
リザ:
そうでしょうか?
このままでは、そのうち立場が逆転しますよ。
遠からずチャイルドが主人となり、
主人がチャイルドとなる奇跡が
起こるかもしれません。
主人公:
奇跡!?
*異空間*
いつもいつもケンカばかりだな。
バスト:
ニャン…
ホルス:
おっと、また怒ってるのか?女王様!
そんなに怒ってばかりいると
シワが増えるぞ。
わざわざ<女王様>と呼ぶな!この無礼者めが。
貴様の意地の悪さは世界一だな。
バスト:
そうだよ!
ご主人様は女王じゃなくてファラオだよ!
バカホルル…
毎日、人が嫌がることばかりして!
ホルルは初めて会った時から
ダメ男だったんだから!
ホルス:
ハッハッハッ!
悲しいな。ここには俺の味方はいないのか?
バスト:
当たり前でしょ!
私はずーっとご主人様の味方だもん!
バカホルルになんて邪魔させないんだから!
*公園*
主人公:
お手!
バスト:
ニャン!
主人公:
痛っ!
また引っかかれた!
バスト:
私は猫のおばあちゃんだよ!
子猫ちゃんがおばあちゃんに
命令しちゃダメでしょ!
主人公:
おばあちゃん以前に、俺はお前の主人だぞ!
うわ、血が…
モナ:
あらま~
主人公:
モナ!血が止まらない!
手が…うっ…!
バスト:
私、そこまでしちゃった…?
主人公:
し、死ぬー!もうこの手は使えないかも…
切断しないといけないかも…
モナ:
そうですね~
これからは片手の生活になりそうですね~
本当にかわいそうに~
バスト:
おかしいな~
ホルルはそんなに痛がらなかったのに…
主人公:
…
リザ、ちょっとやり過ぎじゃないか?
リザ:
いえ、御主人様。もう少し派手に騒いでください。
二度と忘れられないように。
<大丈夫か…?
…えーい!>
主人公:
ぐわぁ~!
なんて酷い猫のおばあちゃんなんだっ!!
もはやこれは体罰!幼児虐待だぁ~!
未来ある子猫の手に傷を負わせて
使えなくさせるなんて!
バスト:
ちょ、ちょっと待って!
手が使えなくなったって…
どうしよう!
バスト:
ニャニャ…?
まだ手は動いてるみたいだけど?
リザ:
表皮に長い傷がありますね。
真皮までは到達していませんが、このままだと…
バスト:
どうなるの!?
リザ:
…血が大量に出ます。
そして、手を切断することに…
バスト:
ニャニャ~ン!ごめん、ごめんね、子猫ちゃん!
こんなになるとは思わなかったの!
ホルス:
アッハッハッハッ!間抜けな猫だな!
主人公:
…いいのか、ほっといても?
バストはお前の仲間だろ…
このままだと本当に俺のチャイルドになるぞ?
ホルス:
おっと、笑いすぎたな。
別にかまわないさ。
あのバカ猫に期待なんかしていない…
主人公:
…ホルス。
バスト:
子猫ちゃん…
手が使えなくなったら、
私が代わりに狩りをする…
私の責任だよね…
本当に手を切らなくちゃいけなくなったら、
私がバッサリやってあげる!
主人公:
そ、それは助かるな…
ハハハ…
完全成功報酬制で中小企業のM&Aを支援します!実績豊富で高い成功率!
*異空間:過去*
ホルス:
太陽の娘と呼ばれても結局は人間。
やはり<没落の女王>に変わりない。
バスト(契約者(猫)?):
ニャン!
…!
ホルス:
お前も主人の後を追う気か?
いいだろう。
それなら、お前もチャイルドにしてやろう。
お前の主人と共に、俺のチャイルドとなれ。
バスト(契約者(猫)?):
ニャン!ニャー…!
ホルス:
何を言ってるかさっぱりだな。
猫の言葉なんて分かるわけないが。
*郊外/階段*
バスト:
ニャハハハ~♪
ご主人様は魔王になったらどうするの?
最近はくだらないことも聞くのだな。
気になるか?
バスト:
ご主人様が眠っている間
バストも長~い夢を見たの。
太陽が昇って、月が沈んで、
また太陽が昇って月が沈む…
その間にずっとず~っと考えてた!
ご主人様が目覚めたら、
昔みたいに<おいでおいで>してほしいって!
おいでおいで?ああ、散歩のことか。
バスト:
ご主人様が<おいでおいで>したら、
遠くまでお出かけできる!そうでしょ?
ああ。賢いな、そなたは。
バスト:
魔王になったら、
たくさんおいでおいでしてくれる?
それは魔王になれたらな。
だが、前から言うように…
バスト:
分かってるよ!
魔王争奪戦が終わるまで
バストが先に死ぬかもしれないって
ことでしょ?
生きるべきか~死ぬべきか~
そんなのバストとは関係ないよ~!
バストはご主人様と一緒に
<おいでおいで>するの!
そうか…そなたは単純でいいな。
私は複雑だ…
沈む太陽…没落の女王と呼ばれていたが
それでも以前はファラオだった。
だが、ここではただの王。
バスト:
ぼ、没落の…誰がそんなひっどいこと言ったの!
私が叱ってあげる!
誰であったろうか…もう覚えておらぬ…
いつ、誰にそう言われたのか…
バスト:
夢かもしれないよ?私もずっと夢を見てたから!
夢を見たらしゃべれるようになったの!
夢を見たらご主人様にも会えた♪
ご主人様も夢を見るといいかも!
そしたらバストみたいに夢が叶うかも!
それなら、すぐに魔王になれるな。
私は2千年間、同じ夢を見ていた。
バスト:
そうなの!?
それなら、もうすぐ<おいでおいで>できるね!
ああ!
★デスチャ:アウロラ★ キズナストーリー、契約者まとめ36
<★5アウロラ 火属性/回復型>
<西方のアウロラ>
<慈愛のアウロラ>
<契約者:虹原ひかる>
<cv.尾崎由香>
【羽倉の手作りランドセル】工房の職人が丹念に手作り
羽倉の本革ランドセル
<キズナシナリオ最初:キラキラ輝く>
*夜景*
アウロラ:
……
主人公:
アウロラ!
アウロラ:
きゃっ、悪魔さん!びっくりしたあ。
主人公:
それはこっちのセリフだよ。
何も言わずにいなくなっちゃダメだろ?
アウロラ:
ごめんごめん!
でも、あたしがここにいるの、
なんでわかったの?
主人公:
体中そんなに光ってれば、すぐわかるさ。
アウロラ:
あらっ?ホントだあ。
体がキラキラ光ってる~
主人公:
お前が「曙の女神」の名前を
洗礼名として授かったのは知ってるけど
だからって、本当に光らなくてもいいんだぞ?
アウロラ:
キラキラして可愛いじゃない?
主人公:
可愛すぎるから困るんだよ。
人間に見つかったらどうするんだ。
アウロラ:
悪魔さん。あたし、可愛いの?
主人公:
はあ…言うんじゃなかった。
ふざけるのはこれぐらいにして、
そろそろ帰ろう。
アウロラ:
嫌。
主人公:
分かったよ…
もう少しいたちごっこがしたいってわけね。
アウロラ:
いたちごっこ?イタイのマネをすればいいの?
<うう…こいつ、本当にわかってないのか?
なんだかワザと言ってるような気がする…>
主人公:
もういいから、早く家に帰るぞ。
アウロラ:
嫌だあ~
もうちょっと見ていたいの。
主人公:
こんなところで、何を見るってんだ?
アウロラ:
あそこ見てー!あそこー。
<アウロラはそう言って、夜景を指差した>
主人公:
何が見えるんだ?
アウロラ:
人間。人間がたくさんいるの。
主人公:
それが…どうしたんだ?
アウロラ:
おかしくない?
もう真っ暗な夜なのに、みんな寝ないんだもの。
主人公:
…みんな生きてくのに必死なんだよ。
アウロラ:
悪魔さんの言葉は難しいなあ。
主人公:
で…夜景を見にここまで来たのか?
アウロラ:
悪魔さん。キラキラしたあたし、
キレイだった?
主人公:
話そらさないで、俺の質問に答えてくれよ…
アウロラ:
えへ。
それじゃあ、あたしとあの夜景、
どっちがキレイ?
主人公:
ぐぬ…
アウロラ:
ん?ん?
主人公:
お前のほうがキレイだよ、うんうん。
もういいだろ?早く帰ろう。
アウロラ:
なんで?なんであたしの方が
キレイだと思う?
主人公:
あー、もう知らん!知らないっての!
<キズナシナリオ中間:モナの告白指南>
*コンビニ店内>
ひかる:
こんにちは!
主人公:
……
<アウロラの契約者だ。
毎日、飽きもせずにやってくる…>
ひかる:
好きだって言いに来たの!
今日こそウチと付き合うって言って!
<と、いきなり叫ぶ。
いろんな意味で疲れる奴だ>
主人公:
ダメだよ。
ひかる:
ええー、なんでウチではあかんの?
主人公:
訛ってる…
ひかる:
ぐぅ…
モナ:
ら、誰かと思ったら。
ご主人さまの可愛い彼女さん。
ひかる:
そんな、彼女だなんて…
ウチ、恥ずかしい!
<モナはと言うとアウロラとの契約を
企てた張本人だ。
俺が中二病だと嘘をついたらしい。
悪魔だの契約だのという言葉を使えば
俺が喜ぶと言ったせいで
誕生した告白というのが…>
モナ:
ほらほら、早く告白しましょ。
何度もチャレンジすれば、きっと報われるわ♡
ひかる:
はいっ!
「ウチと契約してください、悪魔さん!」
主人公:
そのセリフにはもうだまされないぞ!
ひかる:
え~、ダメなん?
<最初は本当に正体がバレたと思って
焦って契約しちゃったけど…
もう通じないからな!>
モナ:
思ったより賢いのですね、ご主人さま♡
主人公:
うるさい!
いいからふたりともここから出てけ!
*コンビニ前*
モナ:
あら、追い出されちゃった。
ひかる:
モナさんの言うとおりにしたけど、
あかんかったね。
モナ:
また訛ってるわよ。
ひかる:
うっ。
モナ:
大丈夫よ。冷たいフリをしてるだけ。
本当はすごくときめいているはずよ。
ひかる:
ほ、ホンマに?
モナ:
もちろんよ。今度はこう言ってみましょう。
*コンビニ店内*
ひかる:
あのね、悪魔さん…ウチ、実は…
主人公:
告白ならもういいよ…
ひかる:
そうやなくて。
実は…ウチ、契約した瞬間を覚えてるんよ。
主人公:
えっ!?何?それは本当か?
いや、ちょっと待てよ…
ひかる:
だから、ウチとの契約…
主人公:
モナの奴め…また変なこと吹き込んだな~!
モナ:
まあ、ご主人さまったら
どんどん賢くなっちゃうんだから♡
サッとひとふり、簡単増毛ウェルシークレット公式通販【暮らしの幸便】
<キズナシナリオ最後:純粋な愛>
*主人公の部屋*
ダビ:
へへー。
主人公:
うう…悔しい…
ダビ:
補欠出身だから、こんなものよね。
主人公:
うるさい…
アウロラ:
悪魔さん、おチビさんに負けたの?
主人公:
…負けてない。
ダビ:
ええっ?何言ってんの?
明らかにダビに負けたくせに。
アウロラ:
すごいね!悪魔さんに勝つなんて~
主人公:
くっ、じゃんけんに勝ったぐらいで、
偉そうに…
ダビ:
真っ赤になった自分のおでこを見ても、
そんなことが言える?
主人公:
うう…ちっこいくせになんでこんな
馬鹿力なんだ。
指に鉛でも付けてるのか?
アウロラ:
悪魔さん、おでこが腫れちゃってるよ。
主人公:
ああ、なんてかわいそうな俺…
アウロラ:
悪魔さん大丈夫?
あたしがフーフーしてあげる。
主人公:
遠慮します。
ダビ:
アウロラ。
こんなでき損ないのおバカな悪魔が好きなの?
幸せになれないよ?
アウロラ:
おチビさんは、悪魔さんが嫌いなの?
ダビ:
ダビが好きなのはモナ姉さまだけ!
モナ姉さまはご主人と比べものに
ならないくらい強くてカッコいいんだよ!
それに、世界一綺麗なサキュバスなんだから。
アウロラ:
でも、あたしは悪魔さんが一番好きなの…
ダビ:
可哀想に…
どうしてこんな情けない悪魔に
惚れたりするんだろう。
主人公:
俺の目の前で、言うセリフか?
モナ:
あら、騒がしいと思って来てみたら…
ご主人さまのおでこに、
たんこぶができちゃいましたね?
ダビ:
えっへん!
モナ姉さま、ダビがやったんだよ!
モナ:
駄目でしょ、ダビ。
いくら情けなくても、
ご主人さまはご主人さまなのよ?
ダビ:
ふえ~ん。
モナ姉さまはいっつもウスラトンカチの
味方ばっかりする。
主人公:
どこがだよ!
ぜんぜん俺の味方の言葉じゃなかっただろ!
ダビ:
モナ姉さま…
ダビ…ウスラトンカチ野郎…大嫌い!
主人公:
また俺のせいか…
モナ、ダビを落ち着かせてこいよ。
アウロラ:
わからないわ。
なんでおチビさんは悪魔さんのことが
嫌いなの?あたしはこんなに好きなのに…
主人公:
好いてくれてるのはいいけど
あんまり、くっつかないでくれる…?
モナ:
そうでもないわ。意外と多いのよ。
ご主人さまのことを好きになってくれる
チャイルドって…
主人公:
意外と多い?好きになってくれる?
なーんか引っかかる言い方するなぁ…
アウロラ:
本当に!?よかった!!
モナ:
あら?
他のチャイルドがご主人さまのことを
好きでもいいの?
アウロラ:
うん!
みんなが悪魔さんのことを
好きになってくれると嬉しいな!
主人公:
そんないじらしいことを…
モナ:
いじらしい、ねえ…
他のチャイルドたちが、ご主人さまのことを
好きって言っても、アウロラは
やきもち焼かないの?
アウロラ:
やきもち?ううん、あたしはぜんぜん!
モナ:
嫉妬なしに誰かを愛せるなんて、
ピュアな子ね♡
アウロラ:
ホントにホントにだーいすき!悪魔さん!
★デスチャ:タルタロス★ キズナストーリー、契約者まとめ33
<★3タルタロス 火属性/防御型>
<深淵のタルタロス>
<帝王タルタロス/進化後>
<cv.木村優紀>
<キズナシナリオ最初:魔王タルタロス>
*コンビニ*
タルタロス:
けしからん!
主人公:
…いらっしゃいませ。
タルタロス:
すぐに頭を下げないか!
私は閣下だぞ、閣下!
主人公:
何しに俺のバイト先まで来たんだ?
タルタロス:
10回以上も呼んだのだぞ…!
結局、この私が出向かないといけないのか!
主人公:
俺を呼んだ?一度も聞こえなかったけど…
どこで呼んだんだ?
タルタロス:
お前のむさ苦しくてちっぽけな家からだ。
主人公:
喉が張り裂けるくらい叫んだって、
そこから呼んで聞こえるわけがないだろ!
タルタロス:
お前がずっと家にいれば
いいだけの話だろう。
主人公:
何言ってるんだ!
働かないと食っていけないだろ!
タルタロス:
仕事なのか?
主人公:
お前、これが仕事じゃなかったら、
いったい何に見えるんだよ!
タルタロス:
閣下と呼べ!
主人公:
わ、分かったからその剣、しまってくれ。
タルタロス:
とにかく、仕事をしているのだろう?
それなら今回のことは大目に見るとしよう。
主人公:
光栄でございます、閣下~
で、どうして俺を呼んだんだ?
タルタロス:
モナから非常におもしろいことを聞いた。
補欠出身らしいな。
主人公:
…モナの奴、また余計なことを…
タルタロス:
どうしてお前のような悪魔まで魔王争奪戦に
参加するようになったのか気になってな…
本当に変わってしまった。
昔の戦はこんなものではなかったのに…
主人公:
実際に見てきたみたいに言うな。
前にも言ったがお前は
先代魔王なんかじゃない。
俺のチャイルドだ!
タルタロス:
口を慎め!
この私を下僕扱いするつもりか!
主人公:
下僕?
お前こそ俺のチャイルドたちを
下僕扱いするつもりか!
タルタロス:
…いいだろう。かかってこい。
魔王の真の力を見せてやろう。
主人公:
……
モナ:
じゃじゃーん。
主人公:
うわ!ビックリしたじゃないか、モナ。
モナ:
モナもびっくりですよ。
大事なアルバイトを
こんな簡単に棒に振るなんて。
主人公:
は?い、いや、待て。タルタロス!
外でやろう!外で!
タルタロス:
今さら自分の無力さに気づいたのか?
だがもう遅い。
生意気な奴は当然、その代価を支払うべきだ!
ハァッ!
主人公:
うわ!タルタロス、やめろ!
俺が悪かった!!
モナ:
タルタロスの言う通り、
既に遅かったみたいね…
どうせなら、
戦いの見物でもしていこうかしら♡
<キズナシナリオ中間:タルタロスの話>
*ヘリポート:夜*
タルタロス:
かかってこい、生意気な悪魔め。
魔王になりたければ、
お前の力を証明してみせろ!
主人公:
だから、魔王になるつもりはないって。
タルタロス:
こんなふざけたヤツが
玉座を狙っていようとは…
お前などに王の座は譲らん!
主人公:
だからお前は先代魔王なんかじゃなくて、
俺のチャイルドだってば!
タルタロス:
またその話か!
私がお前のチャイルドだという戯事を!
今すぐその生意気な口を慎め!
ハァッ!
主人公:
うわああ!
*主人公の部屋*
主人公:
これも全部あの本のせいだ…
モナ:
タルタロスの童話の本ですね。
主人公:
モ、モナ!いい加減、急に現れる癖を直せ!
モナ:
ご主人さまこそ驚く癖を直した方が
よろしいのでは?これだから、ついつい、
からかいたくなるんですよ♡
主人公:
笑いながら言うな…
悪魔の俺が見ても恐ろしいわ…
<この本はタルタロスの契約者が働く
図書館で借りたものだ。
プルートから魔王争奪戦に関する本が
あると聞き、図書館で見つけた>
モナ:
<人間の世界にも王がいるように、
あっ隈の世界にも魔王がいる。
ある日、魔王は言った。私の後を継ぎ、
新しい魔王となる悪魔を捜さなければ…>
主人公:
別に読まなくてもいいぞ。
モナ:
あら?童話は気持ちを込めて
読んでくれる人がいないと面白くないですよ…
ご主人さま♡
主人公:
ハイハイ、わかりましたよ、モナ先生。
それよりこの本…誰が書いたんだろう。
モナ:
そうですね~悪魔が書いたかもしれないし…
もしくは悪魔と契約した人間が
書いたのかもしれません。
主人公:
ふ~む…タルタロスの契約者か。
童話の内容は全部忘れてるよな?
モナ:
少し気にしすぎじゃないですか?
ただの童話ですし、そこまで
深く考えなくてもいいのでは?
主人公:
…ひょっとしたら、ってこともあるだろ。
モナ:
普段からもそうやって徹底してくれると
嬉しいのですが♡
主人公:
ふん。
モナ:
タルタロスの契約者が万が一のことを考え、
戦いに巻き込まれたときの為に
手を打ったのかもしれません、が…
これは、あくまでモナの推測です。
主人公:
まったく、用心深いこった…
とにかく、この本のせいでタルタロスは
自分が先代魔王だと思い込んでいる。
一体この問題をどう解決すべきか…
モナ:
いっそのことタルタロスを
倒してみるのはどうですか?
主人公:
モナお前な…
他人事じゃなくてお前の主人のことだぞ。
モナ:
全力で戦ってみたら意外と
いい練習相手に
なってくれるかもしれませんよ♡
主人公:
はぁ…結局は解決できない問題ってことだろ…
大切な人への贈り物に、産地直送の特産品を。【ニッポンセレクト】
<キズナシナリオ最後:タルタロスの玉座>
*主人公の部屋*
タルタロス:
……
主人公:
お、おい…
一体何があったんだ…?
モナ:
タルタロスの鎧が…
とってもスタイリッシュになってますね。
タルタロス:
その口をつつし…
<タルタロスは唇をかみしめ怒りを我慢してる…
もうちょっといじったら
爆発しそうな勢いだ…>
モナ:
花に木、蝶々…
あら、可愛いお姫様もいるわ♡
タルタロス:
その口を慎めと…
主人公:
タルタロス、一体誰がそんなことをしたんだ?
タルタロス:
見て分からないのか?
お前のチャイルドが
私の鎧に落書きをしたのだ!
主人公:
わ、分かったって。
俺が叱っておくから閣下はゆっくり休んで…
タルタロス:
ふざけるな!
これも全て私の権威が失墜した証拠。
私が直接処罰する。
主人公:
とりあえず、その剣をしまってくれ。
まったく子供のイタズラに大げさだな…
タルタロス:
大げさ?今大げさと言ったか?
主人公:
いや、だからそれは…
タルタロス:
絶対に容赦しない!
<うう…仕方ないな>
主人公:
ごめん。
いや、申し訳ございませんでした、閣下。
わたくしが代わりに謝罪致します。
タルタロス:
な、何をしている?
モナ:
あらあら。
悪魔が自分のチャイルドに
頭を下げるなんて…
これは見逃せない名シーンね~
ケータイで撮っておこうかしら~
<モナの奴、面白がりやがって。でも仕方ない。
こうでもして早く片づけないと…>
タルタロス:
悪魔という者が…
チャイルドのために頭を下げるとは…
主人公:
そうだ、俺の一大決心だ。
だから今回だけ見逃してくれ。
タルタロス:
…決めた。
主人公:
な、何を?
タルタロス:
玉座はお前に譲り渡そう。
主人公:
ほ、本当か?
タルタロス:
自分のチャイルドのために、
頭を下げられる者なら
魔王になる資格があると言えるだろう。
お前なら快く魔界を任せられる。
主人公:
あ、ありがとう、タルタロス。
モナ:
フフ…フフフ…
主人公:
ま、待てよ?
タルタロスは魔王でも
なんでもないじゃないか!
モナ:
ホントに羨ましいですわ~
魔王様に褒めてもらえて♡
主人公:
うう…か、からかうな!
タルタロス:
これでやっと魔王というしがらみから
抜け出せる。
これから魔界を宜しく頼む、悪魔よ。
主人公:
うるさい!このインチキ魔王!
★デスチャ:ヘラ★ キズナストーリー、契約者まとめ32
<★5ヘラ 木属性/防御型>
<自尊心のヘラ>
<傲慢のヘラ/進化後>
<契約者:米井莉花>
<cv.東山奈央>
<個人的な使い心地…★★☆☆☆>
前回のアップデートでマシにはなったものの、使えるかと言われると…?
中毒ダメージ軽減は水パ相手にはいいのかなぁ。
でも肝心のダメージ軽減が防御アップでしかないのが残念…
木属性にはエポナやシュリンクスのように優秀な防御型より防御してくれる
回復型や補助型がいるので、あまり活躍の場はなさそう。
でもね、とっても可愛いんです!!
だから★2!(え…もとは★1つなの…?)
<追加してほしいスキン>
めっちゃアメリカンなので、普通に和服っぽいのどうですか…?
白髪美女が着物来て、節目がちなスキンどうですか・・・?
見たい…。
<キズナシナリオ最初:大人である>
*主人公の部屋*
<窓から差し込む日差しで目を覚ました。
世界は相変わらず、今日も平和だ…
窓の外からは鳥のさえずり、
子供たちのはしゃぐ声。
ああ、人間界の朝は愛おしい…
…と、平和に足先までずっぽりと
浸っていた俺の頭に回し蹴りが
ヒットした瞬間、現実に引き戻された>
主人公:
ぶぉっ!?
ヘラ:
Good morning、悪魔くん。
ずいぶんお寝坊さんね★
<ヘラが俺をビシッと指さす。
あぁ…そうだ、理不尽さが服を着たような
連中にキリキリ舞いさせられるのが
俺の現実だ!>
ヘラ:
The early bird gets the worm.
呆けた顔をしていないで、
わたしを今すぐアメリカに連れて行きなさい!
主人公:
えーっと、
…なんで?
ヘラ:
あなたはDevilだから。
それぐらいはお手のもののはずよ!
主人公:
悪魔だからって何でも出来るわけじゃないよ。
あと、契約者の望みは大人になること。
もう叶えられただろ?
ヘラ:
莉花は、大きくなったらAmericaに
行けると思って大人になりたかったのよ。
まだ叶えられてないわ。
主人公:
そりゃお気の毒だけど、
お願いの仕方を間違えたな。
最初からアメリカに行きたいって
言えばよかったんだ。
ヘラ:
そしたら、Americaに行けたってこと?
リザ:
そうではありません。
たとえそのように願っても、
契約者をアメリカに連れて行くのは
あなたの役目です。
御主人様の役目は、契約者の内面から
チャイルドを見つけること、
それ以上でもそれ以下でもありません。
主人公:
丁寧な解説ありがとう。
でも、できればもう少し前…俺が痛い目に
遭う前に出てきて欲しかったなーなんて…
リザ:
大人は自分で方法を考えるものです。
貴方は大人でしょう?
自分で方法を考えられますね?
ヘラ:
He!つまんないの。
大人になったら何でも出来ると思ったのに…
リザ:
「何でも出来る」という願いは
どう頑張っても、御主人様には
叶えられませんよ。
主人公:
いや、それは他の悪魔…
つーか、全知全能の神だって無理っしょ。
<キズナシナリオ中間:アメリカに行くつもり>
*主人公の部屋*
モナ:
あら~ヘラったら。
偽造パスポートを作ったのね♡
リザ:
それだけではりません。
偽の身分証もです。
主人公:
なんだこれ、小学生の落書きじゃないか。
モナ:
身体は大人になったのに、
中身は莉花のままみたいですねぇ。
ヘラ:
Shut up!
ダメじゃない~!
主人公:
うお!?
どっから現れた!?
ヘラ:
That's not what was promised!
どーやっても、Americaには
行けないじゃない!
主人公:
お、大人だろ!
こっちに当たらないで、自分で考えろよ!
ヘラ:
Right!
その件で、話があるの。
体は確かに大人になったわ。
But、それでDevilのお仕事は終わりなの?
主人公:
え?どういうこと?
ヘラ:
悲しいけど…中身は全然変わってないわ。
莉花とほとんど変わらないみたい…
主人公:
でも…戦う能力は莉花にはないだろ?
ヘラ:
他のチャイルドは、みんな持ってるわ!
主人公:
えーと、英語交じりの喋りになった。
ヘラ:
バカにしてるの?
主人公:
し、白髪!
それこそが大人の象徴で
他のチャイルドも持ってる…
ヘラ:
Boo!
契約者も白い髪です~
主人公:
地毛だったか…
…あのさ、ヘラ。
お前を作ったのは、お前の契約者なんだ。
いくら中身がまだ子供でも…
お前の姿そのものが契約者の望みなんだ。
自分を否定しすぎるなよ。
中身はこれから釣り合うように
なっていけばいいじゃん。
ヘラ:
……
*郊外:昼*
莉花:
パパ、最後に会ったのはいつだっけ…
約束どおり100回以上寝たのに…
まだ帰ってこない。莉花のこと、
忘れちゃったのかな…?
パパ、パパ…なんで莉花を捨てるの…?
莉花もパパと一緒にいたい…
パパに会いたいよ…
なんで莉花を置いて行っちゃったの?
莉花が…子供だから?
大人だったら、パパも
連れて行ってくれたの?
パパと一緒に暮らせるの…?
*異空間*
ヘラ:
何でウソついたの…?パパ…
大人になっても、一緒に住めないじゃない…
大人なんて、みんな嘘つきよ…
<キズナシナリオ最後:家族なんて作ればいいさ>
*主人公の部屋*
モナ:
ご主人さま~
プラカードをもうちょっと
持ち上げてくださいな。
主人公:
うーん…?
こう…?
モナ:
いえ、もっと高く…
あーん、慎重差のせいか、
うまくいかないですね♡
主人公:
はいはい、チビで悪うございました。
モナ:
ダビ、風船は割らないように吹いてね♡
ダビ:
はあーーっ、ぷうーーー、
はあーーっ、ぷうーーっ…
あ、割れちゃった!
ねー、このへんちくりんな物体は
何なのー!?
脆くてすぐ割れちゃうんだけど!
大きくしたらどうなるのー!?
リザ:
モナ、壁に書かれた妙な文字は何ですか?
M……A……RICA?
モナ:
間違って貼っちゃったの。
ご主人さまったら、
綴りを知らなかったみたいで…
主人公:
仕方ないだろ。
俺、最近学校行ってないし。
モナ:
ちょっとサボりすぎですかね?
お勉強もちゃんとしないと…
あっ!ヘラが来る時間ですよ♡
ヘラ:
Hey、みんな何してるの?
主人公:
うわぁぁああああ!?
モナ:
ご主人さま~!?
もう、プラカードをしっかり持っててって
言ったのに…
<俺が転んだせいで、ヘラの頭上に
「Welcom to America!」と書かれた
プラカードが落ちた。
こっちはモナが書いたから、
綴りはバッチリだ…>
ヘラ:
…Ouch!!
No way、あなたたち何してるの!?
モナ:
ごめんなさいねぇ…でも、ヘラのために
「アメリカにいる気分を味わう」
っていうパーティなのよ♡
ご主人さまが提案したの♡
主人公:
提案ってほど、おおげさなもんじゃないよ。
ただ、そういうのやったら
気分転換になるかなって…
モナ:
とっても控えめなお方なので♡
ご主人さまがそう言うってことは、
他の人が熱烈に「やろう!」って言うのと
同じ意味なの♡
ヘラ:
Stupid!
こんな子供だましで喜ぶと思ったの?
ダビ:
パーティ中止!?
それじゃ、この風船とかっていう変なの、
もう作らなくていい?
ヘラ:
…Partyは続行よ!
ただし、大人が喜んで参加するPartyに変更!
…朝まで騒ぎましょ!!
*街中:夜*
ヘラ:
Hey、こんなところにいたの?
まだみんな大騒ぎしてるわよ。
主人公:
騒がしいのは苦手なんでね。
…あ、だからって楽しくないわけじゃ
ないからな!
ちょっと休憩。
…あのさ、アメリカ行きは…
他に方法を考えよう。
俺も突き放しすぎた。反省してる。
みんなで考えれば何かいい方法があるよ。
ヘラ:
…Ahaha!
大丈夫よ、わたし、子供じゃないんだから。
あのね、あなたと話した後、色々考えたの。
「この姿は莉花が望んだものだ」っていう
あなたの言葉について色々考えた…
最初は違和感ばかりで。
わたしの体は大人になったのに、
中身は伴っていなくて…
でも、今はなんとなく…
Americaに行きたい、
Daddyに会いたいって思ってる限り、
子どものままなんじゃないかな…って。
だから、わたしはまだ子供。
でも、大人になったら、
Americaに行きたいって
思わなくなるんじゃないかなって…
主人公:
……
ヘラ:
でも、今はDaddyに会えなくて寂しいから、
家族が欲しいって思ってるの。
で、欲しいなら作っちゃおう、って!
主人公:
え?家族を作る?
ヘラ:
Yes!家族がいないって泣いてばかりじゃ
いつまでもChildのまま。
成長するためにも、自分で作ればいいのよ!
主人公:
おお、いい考えじゃん!
ゴホン、それなら、魔王の末裔である
この俺が、お前のお父さんに…
ヘラ:
No!悪魔くんはわたしのBrother!
主人公:
なんでだよ!
パパに会いたかったんじゃないのか!?
ヘラ:
大人だからいつまでもDaddyに
憧れてちゃダメよ。
身長も胸も、どう見てもわたしのほうが
お姉さんじゃない!
主人公:
胸は関係なくない!?
★デスチャ:レッドクロス★キズナシナリオ、契約者まとめ31
<★5レッドクロス 闇属性/防御型>
<番人レッドクロス>
<守護者レッドクロス/進化後>
<cv.速水奨>
<個人的な使い心地評価…★☆☆☆☆>
よ、弱い…
すんごいイケオジなのにぃ。
反射付与とスキダメ防御アップと持ちですが…どう使えばいいのか活用のすべを見いだせない。
ただただイケオジ、イケボ。
こんなにカッコイイのに弱いなんて><
かとってい貧乏性で餌にする勇気はないので、ベンチにずっと座ってもらってます。
<キズナシナリオ最初:内気な騎士の贈り物>
*異空間*
主人公:
なあ、レッドクロス。
ちょっといいか?
レッドクロス:
何用でしょう、我が主君よ。
主人公:
<紅き十字架>…って奴、知らない?
レッドクロス:
…!
い、いえ、存じませぬが…
主人公:
そっかー
うーん、困ったなー
レッドクロス:
…その<紅き十字架?とやらが
何かしたのですか?
主人公:
いや、何かってほどのことじゃ
ないんだけどさ。
ユーナがそいつに花をもらったんだけど、
正体がわからなくて困ってるらしい。
…けど、お前も知らないなら仕方ないな。
レッドクロス:
仕方ない…とは?
どうするおつもりで?
主人公:
こうなったら、
俺が渡したってことにでもしとくかな。
そうすれば、ユーナとも仲良くなれそうだし。
レッドクロス:
そ、それはいかがなものかと。
主人公:
何か問題でもあるか?
レッドクロス:
主君へ口答えをする無礼をお許しください。
…ですが、他人の功を横取りするような
卑怯な真似は、騎士道に反しますゆえ。
主人公:
そういうことなら問題ないな。
別に俺は騎士じゃないし…
それに、正体も明かさず、
コソコソしてる奴だって卑怯だろ?
レッドクロス:
それは…
主人公:
堂々と自分の正体を明かしてこそ真の騎士だ。
違うか?
レッドクロス:
…いえ。
我が主君よ、ごもっともでございます。
主人公:
だろ?だから…
レッドクロス:
…しかし、その者にも覚悟を決める時間が
必要でしょう。
<覚悟って、プロポーズするわけでも
あるまいし…
けど、まあ、こいつにしては上々の答えか>
主人公:
確かにそうかもしれないな…
なんて、こんな話、当人の
<紅き十字架>がいないとこでしたって、
何の意味もないけど。
レッドクロス:
……
主人公:
じゃ、俺はこの辺で。
レッドクロス:
真の騎士なら堂々と正体を明かせ…か。
<キズナシナリオ中間:レディの手紙>
*異空間*
レッドクロス:
レディ・モナ。
少し時間をもらえないだろうか。
モナ:
あら?何かしら~?
レッドクロス:
その…私の親友の話なのだが…
モナ:
ふふ、優しいのね~
友達のために、
そ~んな難しい顔をするなんて♡
レッドクロス:
あ、そ、その…
騎士として当然のこと…だ。
モナ:
すごいのね、騎士様って。
…それで、お話って?
レッドクロス:
親友には、非常に尊敬するご婦人が
いるそうなのだが…
しかしそのご婦人は、
なぜか親友を避けているようなのだ。
モナ:
あらあら。何か心当たりはないの?
レッドクロス:
特にそれらしいものは…
モナ:
じゃあ、女性にモテないタイプ
なのかしらね?
あなたのお友達は。
レッドクロス:
そ、そんなことは!
彼は、騎士の中の騎士!
ご婦人に嫌われるような
男ではない!…はずだ。
モナ:
うふふ♡そうね。
ちょっぴり照れ屋なだけなものね~♡
レッドクロス:
そ、それをどうしてレディ・モナが…
モナ:
あなたにと~ってもよく
似てると思ったからかしら?
レッドクロス:
…!
モナ:
あらあら、お顔が真っ赤よ~?
レッドクロス:
た、戯れは止していただきたい!
急用を思い出したので、私はもう失礼する!
モナ:
あ~んなに慌てちゃって。
可愛い騎士様ね~♡
*主人公の部屋*
主人公:
…そんなことがあったのか?
お前って、ホント意地悪だよな。
モナ:
あら、意地悪だなんて♡
あんまり反応が可愛らしいから、
ちょっぴりからかっただけですよ♡
<どこが「ちょっぴり」なんだか…
俺はモナにだけは恋愛相談はしまいと、
固く心に決めた>
*異空間*
主人公:
これ、<紅き十字架>って奴に
届けといてくれないか?
レッドクロス:
手紙、ですか?
なぜ私に…
主人公:
いや、お前なら、そいつの居場所を
知ってるんじゃないかと思って。
レッドクロス:
…誤解です。私はその者のことなど…
主人公:
知らないか?そりゃ、残念だな。
せっかく、ユーナがそいつに
感謝の手紙を書いてくれたってのに。
レッドクロス:
…!
そ、そのような者のことなど存じませんが、
手紙を渡すことはできます!
主人公:
…ぷっ。
…ゴホン。そ、そうか。なら、頼んだぞ。
レッドクロス:
…あの方は、やはり私が<紅き十字架>だと
ご存じなのだろうか?
いずれにせよ、感謝いたします。
我が主君よ。
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<キズナシナリオ最後:寡黙なのが魅力>
*主人公の部屋*
モナ:
ご主人さま、大丈夫ですか~?
最近、元気がないようで、
モナは心配です~♡
主人公:
…別にいつも通りだろ。
モナ:
そんなことありませんよ~
もう何日、お部屋に引きこもってると
思ってるんです~?
主人公:
それがいつも通りなんだよ。
お前達が来てからのことの方が、
おかしかったんだ。
モナ:
うふふ♡
では私達は、ひとりの悪魔を救ったと
いうことですね~♡
主人公:
…また引きこもる気満々だけどな。
モナ:
許しません♡
…あら、こんにちは。
レッドクロス:
……
主人公:
…ん?
うわっ!お、お前、いつの間に…
レッドクロス:
私のことは、どうかお気になさらずに。
主人公:
いやいや、気になるって!
何の用だよ。まさか、俺を驚かせるために
来たわけじゃないだろ?
モナ:
うふふ♡もしそうなら大成功ですね~♡
チャイルドに驚かされるなんて、
とってもキュートですよ~♡
ご主人さま♡
主人公:
嫌味か!
…つーか、あいつ、
俺のこと気に食わないのか?
俺が歩いてるだけでため息は吐くわ、
飯をこぼせば、ものすっごい剣幕で
にらんでくるわ…
でも何でか、文句も言わずにテーブルを
拭いてくれるんだよな。
マジで意味わかんない。
いっそ、リザみたいに叱ってくれる方が
まだマシだ。
モナ:
うふふ♡
頼もしい騎士様ですね、ご主人さま♡
主人公:
どこがだ!
リザも同じようなこと言ってたけど、
さすがに怖いよ。
モナ:
怖がらなくても大丈夫ですよ~♡
ご主人さまがみんなに愛されている
証ですから♡
主人公:
うう…愛ってこんなだっけ?
*異空間*
レッドクロス:
…やはり、魔王になるには、
足りないことばかりな方だ。
しかし、この戦いが進むにつれ、
玉座に相応しい方へと成長していくだろう。
私にできることは、
その時まで我が主君をお守りすること…
そして、主君を魔王として擁すること。
この命、潰えようとも…
必ずや果たしてみせよう。
★デスチャ:ニュービーモナ★ キズナストーリー、契約者まとめ35
<★5ニュービーモナ 木属性/補助型>
<ニュービーモナ>
<ルーキーモナ>
<登場人物>
<cv.小清水亜美>
<キズナシナリオ最初:ビギナーズラック!>
*魔界*
モナ:
ふふ…ふふふ…うふふふ!
悪魔たちがいっぱいね~
本当にこれから魔王争奪戦が始まるのね!
うふふふ~
あら、勝手に笑いが出てきちゃう…
だめよ、モナ。気を引き締めていかないと!
スルト:
おい!
モナ:
きゃあ!
スルト:
お前、ボケっと突っ立って何してる?
通行の邪魔…
何だ、お前…サポーター?
モナ:
悪魔…?
侮られちゃダメ!自分を売り込まなきゃ…
こんにちは、サポーターのモナと言いま~す!
スルト:
サポーターのモナ?聞いた事ない。
見たところ素人か?
モナ:
し、素人じゃありません!
れっきとしたサポーターです!
スルト:
そんな名前、聞いたことない。
お前、悪魔に仕えたこと、1回もないだろ?
魔王争奪戦には参加したことあるか?
モナ:
そ、それは…
でも、誰にでも初めてはありますよね?
それにモナは優秀ですよ!
だからモナを信じて一度…
スルト:
面倒くさい…
邪魔だから、どいて。
モナ:
あっ………
ふん!モナの実力に気が付かないなんて!!
見た目でしか判断できない悪魔なんて、
たかが知れてるわ!
私もアナタみたいな悪魔は願い下げよ!
いけない…また冷静さを失っちゃった。
う~ん…この性格は少し問題ね。
さあ~!
それではモナのために魔王様になってくれる、
格好いい悪魔を探しに行きましょうか!
オード:
サポーターのモナか…
初耳だな。
主人がまだ見つかってないのか?
俺もサポーターが必要な立場だが…
あれぐらいのサポーターなら
腐るほどいるからな…
*人間界:砂漠*
モナ:
よっと!
う~ん…
やっぱり、先に魔界でご主人さまを
探して来た方がよかったかな?
そ、それにしても、人間界も
大したことないわね。
悪魔の代わりに人間達が住んでるだけでしょ?
初めて来たけど、きっとすぐ慣れるはずだわ!
はは!はは…は…
ところで…ここはどこ?
う~ん…
ここから東へ行くと悪魔たちが
集まってるとレーダーに…
…東ってどっちかな?
しょうがないわね。魅了術を使いましょうか…
人間たちは弱いから、
簡単に術にかかると思うし?
道もわかって、契約用の人間も確保できて…
ふふっ!一石二鳥ね♡
モナ:
こんにちは。そこの坊や♡
よかったらモナに道を教えてくれないかな?
オード:
お前は…
モナ:
モナに道をちょっと…
オード:
俺も初めての道だ。
モナ:
だ、だからモナに道を…
オード:
道だけじゃなく、俺の言う事も
わからないようだな。
モナ:
な、何?どうして魅了術が…
ええ?人間じゃなくて、もしかして…悪魔?
オード:
サポーターを名乗るものが
気が付かないなんてな…
モナ:
ち、違います!
調子を合わせただけですよ、悪魔様!
オード:
まったく、何の調子だ…
モナ:
<思い出した!
あの悪魔、<暴君オード>じゃない>
なんて幸福!
有力な魔王候補生に出会えるなんて!
この機会を逃すわけにはいかない…>
こんにちは、オード様!
私はサポーターのモナと言いま~す!
オード:
それで?
モナ:
え、え~と…
私がオード様の魔王争奪戦をお手伝いして
差し上げます!!
オード様を魔界史上、最も偉大な魔王にして…
オード:
お前の手は必要ない。
モナ:
…はい?
オード:
どいてくれるか?俺は忙しいんだ。
モナ:
あっ………
もうっ、何なのよ~!!
【an・an掲載】たまらない…と、彼にドキドキの衝動『ベッド専用香水』
<キズナシナリオ中間:この世界の秩序>
*荒廃した土地*
オード:
…めちゃくちゃだな。
魔王になると大騒ぎし、実力もないのに暴れる。
どうしようもない奴らだ…
ふむ…
見覚えのある顔だが、
こいつも死んでしまったか?
モナ:
…こんにちは、オード様?
サポーターのモナ…です…
オード:
死んでいると思ったが、気絶していただけか。
お前の主人はどこにいる?
モナ:
私のご主人さまは…
……何故、居場所を知りたいのですか?
モナのいないスキを狙って
攻撃するつもりですか?
ふふふ…残念ですね?
そんなこと企んでも、もう何の意味をありません。
だって、モナにご主人さまは、
もういませんから…
オード:
主人は死に、サポーターが生き残ったか…
運がよかったな。
モナ:
運が……よかった?
ふふ…ははは…
サポーターの存在意義は…
主人となる悪魔に仕え、支えること…
主人のいないサポーターに
生きてる意味があると…?
それでも…運がよかったですって?
あの子も…
あの子もそんな風に思うでしょうか?
1人だけ生き残った私を……
羨ましいと思うでしょうか?
*回想*
スルト:
クソッ…
こんな素人を選んで間違いだった。
面倒なことになった…
モナ:
…この状況はモナのせいだと
言いたいのですか?
スルト:
ちゃんとしたサポートだったら、
こんな状況になってない。違うか?
何と言ったか…戦略的撤退?
言葉は最もらしい。だが、結局逃げろだろ。
ああ、本当に…
面倒なことになった…
モナ:
この状況では撤退が最善ということを、
未だご理解いただけませんか?
スルト:
口を慎め…
こんな風に隠れる…
そのこと自体、我慢できない!
モナ:
他のサポーターが偵察に行きました。
もうしばらく我慢してください…
スルト:
そいつ、<おとり>として役に立つのか?
モナ:
<<おとり>じゃなくて偵察に行ったのよ!
サポーターを一体、何だと思っているの?
迂闊な行動をする子じゃないけど…
どうか…どうか無事に戻って来て…>
爆発音がする。
スルト:
くっ!何だ!?
モナ:
敵に発見されました!
スルト:
発見?お前ら何をしてた?
全く役に立たない!
モナ:
……
スルト:
最後まで世話が焼ける…クソッ!
モナ、少し時間を稼げ。
早く戻って来るから。
モナ:
ご主人様?
ちょっと待ってください、ご主人さま!
爆発音
モナ:
きゃあー!
モナ:
ご主人さまは結局、戻って来ませんでした…
当然ですね…
それが…最も悪魔らしい選択ですから…
オード:
主人を恨んでいるのか?
モナ:
恨む…
あはは…恨みですか?
そんなこと…
むしろ尊敬していますよ…
最後まで…悪魔らしい姿を…
見せてくれましたから。
無力な……自分自身を恨みたくなるだけです。
オード:
それだけ喋れるのなら大丈夫だろう。
適当なところに隠れていろ。
争奪戦もそろそろ終わりだ。
主人のいないサポーターを気にするほど
余裕のある候補生はいないだろう。
モナ:
ふふ…
なら、オード様は余裕あふれる
候補生なんですね…
オード:
ふん。
モナ:
最後の勝者であるルシフェロが
魔王になってから魔界は
平和を取り戻した。
でも、そもそも魔界に平和なんてあるの…?
悪魔たちは平和の時代が
到来したと言うでしょう。
だけど、悪魔の足元で息を殺している者たちも
果たしてそう言うのかしら…?
サポーターになりたくて
生まれたわけじゃない…
なのに、どうして私達は
消耗品のように扱われるの?
こんな世界は間違ってる。
このままじゃ何も守れない。
それなら私は…
<キズナシナリオ最後:最高のサポーター♡>
*魔界*
フレイ:
そろそろ動くとするか?
ハッ!盛り上がってきたぜ。
あのルシフェロが急に引退とはな!
俺が生きてる間に魔王争奪戦が
開かれるなんて思ってもみなかったぜ。
イブ:
浮かれているわね、フレイ。
お前はまた、何でそんなに不機嫌なんだ?
俺に喧嘩を売らず、アイツと遊んでろ。
オード:
……
イブ:
オードは面白くないのよ。
フレイ:
面白くないだと…?
俺に喧嘩を売る理由がソレか?
イブ:
そうよ?
だから話しかけてるんじゃない。
ちゃんと反応してくれるの
貴方しかいないんだから。
フレイ:
ふざけるなよ!いるだろうが?
あの小さいヤツが…!
イブ:
うるさいわね…
怒鳴る元気があったら、争奪戦で使いなさいよ。
フレイ:
ハッ!<悪童フレイ>を舐めるなよ?
争奪戦など片手で十分だ。
イブ:
いまだに自分で悪童なんて自慢しているの?
ほんと、子供っぽいのね。
魔王争奪戦の生き残り…
オードがいるっていうのにね。
フレイ:
へえ~…
このフレイ様の手で死にたいヤツが
いるみたいだな。
イブ:
そんなバカみたいな悪魔、
どこにいるっていうの?
フレイ:
俺の目の前だっ!
オード:
はあ…
オード:
ルシフェロが即位してどれくらい経ったか…
魔王争奪戦がこんなに早く回ってくるなんて…
ともかく、今回も騒がしいヤツだらけだな。
ちゃんとしたサポーターの姿も無しか…
モナ:
そうですか~?
今回の争奪戦もかなり面白そうですね~
オード:
お前は…
モナ:
その様子…私のこと、忘れてしまいましたか?
残念。これでも結構、有名になったんですが…
知ってますか?
怠惰な悪魔専門トレーナー
サポーターのモナといいます。
オード:
そう…モナ。覚えている。
モナ:
<暴君オード>の口から
私の名前を聞けるなんて光栄ですね。
オード:
お前の名声は俺の耳にも届いている。
あの時以来だな、こうして会うのは。
雰囲気が大分、変わったようだが…
モナ:
それは…
モナが以前よりも魅力的になったと
いうことですか?
ふふっ、オード様はあの時とあまり
変わりませんね。
オード:
今回は望む主人に出会えたのか?
モナ:
…まだ1人です。オード様は?
オード:
同じだ。
ならば、お前が俺のサポーターに
なってくれないか?
モナ:
まさか!
オード様からプロポーズされる日が来るなんて♡
昔を思い出しますね~
あの時、ホント情けなくなるくらい
冷たくモナを捨てたの覚えてますか~?
オード:
…そうだったか?
モナ:
知っていますか、オード様?
失恋を経験したサポーターは強くなるんですよ。
暴君オードのプロポーズを
無下にするぐらいにはね。
オード:
確かにそのようだ。
モナ:
強い悪魔には魅力を感じないんです。
モナが助けてあげないと何にもできない…
何というか、庇護欲をくすぐってくれる
悪魔のほうが好みなんです。
だ・か・ら!オード様は脱落で~す♡
オード:
……
モナ:
残念ですが、そろそろお別れです。
争奪戦が始まれば、きっとまた会えるでしょう。
その時まで、どうがご無事で…
オード:
強くなったな、モナ。
庇護欲か…
あいつの主人になる悪魔は苦労しそうだ。
しかし…その悪魔が今回の争奪戦の
台風の目になるかもしれない。
期待しておこう…