★デスチャ:ヤーガ★ キズナストーリー、契約者まとめ38
<★4ヤーガ 水属性/妨害型>
<誠実なヤーガ>
<敬虔なヤーガ/進化後>
<cv.河瀬茉希>
高速変換、即時アップロード、キャプチャーも簡単に取れてプロ並みの編集が出来るMovavi
<キズナシナリオ最初:魔女のホウキ>
*主人公の部屋*
ヤーガ:
何をしているんですか、リザ?
リザ:
ご覧の通り、お掃除ですが。
ふむ…そうですね。
ヤーガ、これからはあなたに
掃除を任せましょう。
ヤーガ:
…私が、ですか?
リザ:
ええ。
あなたはご主人様のチャイルドの中でも、
数少ない真面目なチャイルドですから。
御主人様のお部屋の掃除は、
チャイルドにとって当然の勤めなのです。
主人公:
わあ、今のリザの口ぶり、
シンデレラの意地悪なお姉さん
みたいだったぞー。
リザ:
…私はチャイルドの仕事について、
教えていただけですが。
主人公:
いや、小姑みたいだったのが、
おかしくなってついな。
リザ:
小姑ですか…
それはご主人様のような方に仕えている以上、
どうしようもないことかと。
主人公:
ん?どういう意味だよそれ?
リザ:
御主人様は自己管理がなっていません。
ですので、私が小姑のフリを
せざるをえないのです。
主人公:
似合わないな~、ぷぷ。
リザ:
…私をバカにしているんですか?
主人公:
そういうワケじゃないけど、
似合わないのは事実じゃん。
説教の鬼、リザさんがさー。
まあでも考えてみたら、
リザは小姑っていうより
どっちかって言うと、姑かなー
リザ:
ご主人様…お望みでしたら、
姑のようにいびって差し上げましょうか?
主人公:
うおっ!ごめんごめん。
それはカンベンしてくれ。
ヤーガ、ホウキ貸して。俺が自分でやるよ。
こうでもしないと、リザ様のお怒りが…
って、ヤーガ?
<リザが渡したホウキを手に、
なぜかヤーガはぼう然と
無言で立ち尽くしていた>
主人公:
あ…そういや、こんなホウキなんて、
うちにあったっけ?
リザ:
いえ…その辺に転がっていたので、
拝借しただけですが…
ヤーガ:
…
主人公:
おい、ヤーガの様子が変だぞ?
体からオーラみたいなのが…
ヤーガ:
私の…ホウキに触れるとは…!
主人公:
ちょ、ヤーガ、落ち着け!
俺だよ、俺!お前の主人!
ヤーガ:
悪魔だろうがなんだろうが、
絶対に許さない!!!
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<キズナシナリオ中間:抜け出せないしがらみ>
*主人公の部屋*
ヤーガ:
ご主人様のお部屋が…
以前よりすごいことになってますね。
主人公:
それって、前からすごい汚かった
って言いたいのか…?
ヤーガ:
まあ、時に…この本はなんでしょうか?
主人公:
あー、そこらのは全部、
エリオスが置いていった本だな。
ヤーガ:
…エリオスが?
主人公:
そう、これ見てみろよ?
明らかに俺が読めるものじゃなさそうだろ?
ヤーガ:
全部哲学書ですね。
主人公:
ああ、毎日買ってきては置いてってさ、
ついにこんな山積みになっちまった。
ヤーガ:
早く片づけないと、リザが怒り出しそうですね。
主人公:
んー、でも…リザの説教も怖いが、
エリオスの小言のほうが、
もっと怖いんだよな…
なんつーか、何言ってるか
チンプンカンプンなんだよ。
心理がどーとか、摂理がどーとか…
俺は悪魔だけどな。
あいつの話を聞いてると、
キレイに浄化された気分になっちまう。
あいつは俺のことを何か誤解してるんだよ。
俺にこれ以上、愚かな人間をダマすなって
言ってきたんだぞ。
俺の方が何倍も人間にダマされ続けてるっての!
ヤーガ:
エリオスは愚か者です。
あのような愚者の言葉に耳を傾ける必要は
ありません。
主人公:
あれ…
お前、そんなにエリオスのこと
嫌いだったっけ?
くそ、俺がバイトでいくら給料を
ピンハネされたと思ってやがる…!
ヤーガ:
…エリオスは愚かなだけではなく、
厚かましいんです。
あれだけ悪魔を嫌っておきながら、
その悪魔の力を借りているなんて…
信じられません。
主人公:
あ、ええっと…エリオスにも、
どうしようもない事情が…
ヤーガ:
そんなこと、どうでもいいです。
とにかく、私の前では二度と
その愚かなチャイルドの話はしないでください。
主人公:
…
<ヤーガが帰った後も、俺はしばらく
彼女の態度について考えていた。
ヤーガとエリオスの契約者2人は
元々仲のいい兄妹だったが、
悪魔についての見解の相違によって
疎遠になってしまった。
そして兄妹2人は悪魔によって起きた問題を、
悪魔の力を借りて解決しようとした。
そんな訳でヤーガとエリオスが生まれた訳だが、
現実での関係と同じくチャイルド達も、
お互いを理解できなかったようだ>
主人公:
…って、それって俺が原因みたいじゃん。
いや、たしかに俺のせいなのかも…う~ん…
リザ:
御主人様…
この本の山は一体…?
主人公:
うえっ、リザ。こ、この本はだな。
俺じゃなくてエリ…
リザ:
はあ…部屋を散らかしておきながら、
まずは言い訳ですか?
それとも、小姑みたいなお説教は控えろとでも?
主人公:
い、いや、別にそんなこと
言うつもりじゃなくてだな…
リザ:
ふむ…ですが御主人様がこんな本を
読まれるとは意外です…
哲学書、お好きなんですか?
しかし哲学書を読んだからと言って。
御主人様の格が上がるとは思えませんけどね。
ふふ…
主人公:
だから、これは俺のじゃなくてさ…
リザ:
そうですね、この際、
御主人様にふさわしくない物は、
全部処分してスッキリしましょう。
主人公:
えっ?リザ、ちょっと待て!
や、やめろ!やめてくれー!
<キズナシナリオ最後:相容れない悪魔と魔女>
*主人公の部屋*
<ちょっと前のホウキ事件があった後、
なんとリザが気前よく
掃除機を買ってくれていた>
リザ:
高価で高性能な物を選びました。
これからは御主人様ご自身で、
お掃除なさって下さい。
ここまでしたにも関わらず片付かないようなら、
その時は御主人様に、またヤーガのホウキを
握ってもらいますからね。
主人公:
なんだよー、
それって俺の面倒が増えただけじゃんかー。
リザ:
それは私のセリフです。
御主人様のせいで、来る日も来る日も
掃除、洗濯、食事の支度まで…
私は家政婦ではなく、
あくまで御主人様のサポーターなんですよ!
主人公:
はいはい、わかってますよー。
それはそうと、
ヤーガはどこに行ったんだ?
リザ:
さあ?ホウキを取られないように、
どこかに隠れているのでは?
*異空間*
主人公:
もしかしてあいつ…まだエリオスのことで、
怒ってんのかね?
あ、ヤーガ、こんなトコにいたのか。
気分はどうだ?
ヤーガ:
悪くはありません。
わざわざ、それを訊きに来たんですか?
主人公:
いや、まあ、そのだな…
とにかく、元気ならいいんだよ。
ヤーガ:
ところで、他に何かご用ですか?
命令などあれば…
主人公:
あー、だから別に用ってほどじゃないんだ。
お前の姿が見えなかったからだな…
ヤーガ:
…私を心配して見に来たと?
主人公:
まあ、そんなトコだ。
ヤーガ:
面白いですね。
ご主人様は、悪魔らしくない顔もお持ちで。
まさか悪魔がチャイルドの心配をするとは…
悪魔にとってチャイルドは
道具に過ぎないと思っていましたが…
主人公:
どうだろうな…
他の悪魔はそんな感じみたいだけど、
俺はそういうの、ちょっとなあ。
別に魔王になりたい訳でもねーし…
何だよ、そんな怪訝そうなツラして?
ヤーガ:
私の契約者は、悪魔が願いを叶えてくれると
本気で思っていました。
主人公:
お前はそう思ってないのか?
ヤーガ:
さあ…私の契約者が願いを叶えるために
ご主人様を呼んだのは事実ですが。
結局ご主人様が彼女と契約を結んだのは、
ご主人様の目論見通りだったのでは
ないですか?
主人公:
俺を自分勝手な奴だって、
言いたいのか?
ヤーガ:
まさか。
かえってご主人様が悪魔らしい行動をしたと
感心しております。
<バカにされてるのか、本気でそう思ってるのか。
どーも無表情だから、よくわからん>
主人公:
…悪魔らしい行動、ねえ。それじゃお前は、
どうしてそんな自己中なヤツの
力を借りたいんだ?
ヤーガ:
理由は簡単です。
悪魔が私より強いからです。
主人公:
はあ…何かよくわからんけど、
これだけはハッキリしたな。
今、誰よりも悪魔っぽいのは俺じゃなくて、
お前だろーな。
ヤーガ:
私が…悪魔らしい、ですか?
主人公:
ホントの所、
とっくにお前も分かってるんじゃないか?
俺が人間の真似してる悪魔だってさ。
ヤーガ:
もしかして…怒っていますか?
主人公:
そーだな。
お前と話していると、腹が立って仕方ないよ。
俺、もう帰るわ。
ヤーガ:
強いと言われて…怒ったの?
本当に、悪魔らしくない悪魔ね。