★デスチャ:シャルル★ キズナストーリー、契約者まとめ24
<★5シャルル 光属性/攻撃型>
<シャルル>
<光輝のシャルル/進化後>
<契約者:司陽子>
<cv.平山笑美>
<キズナストーリー最初:主の敵は我が突く!>
*主人公の部屋*
シャルル:
はあっ!
主人公:
うおっ!?
シャルル:
はあっ!やあっ!たあああっ!
主人公:
何やってんだよ!
こんなとこで槍ふり回して危ないだろ!
シャルル:
我が槍はふり回すものにあらず!
ただ一途に突き貫くためのもの!
リザ:
そうですよ、御主人様。
少しはシャルルを見習うべきです。
いつもぐうたらぐうたら…
ダビ:
そうだよ!
いーっつも、ぐうたらぐうたら。
だからそんな寝癖がつくんだよ!
主人公:
寝癖じゃないし!
だからシャルル、この狭い部屋でやめてくれよ。
その槍、さっさと片づけてくれ…
シャルル:
主よ!騎士にとって槍は己の魂と言っても…
主人公:
わかった、わかった。
だからなんで槍をふり…突いてんだよ?
シャルル:
鍛錬です。
我が君を狙う敵に勝負を挑むための。
主人公:
えっ?
シャルル:
あの恐ろしき…鋼鉄の魔獣に!
モナ:
恐ろしき鋼鉄の魔獣?
そんな魔物、いましたっけ?
リザ:
しかし、そのような凶暴な魔物なら、
早く契約に行きましょう。
シャルル:
忘れられたのですか!?
あの鋼鉄の魔獣に襲われたときのことを!
主人公:
い、いや、そんなこと記憶にないぞ、俺。
シャルル:
あの獣は街中にあふれています。
人間はよく平気な顔で暮らしていられると…
主人公:
えっ??
モナ:
人間界に、あふれてる…?
ふふふ、なるほどね♡
シャルル:
ですがご安心ください。
我が槍がかの獣たちを見事突き貫いて…
主人公:
ちょっと待て。
ものすごく根本的なこと聞くけど…
鋼鉄の魔獣って何?
モナ:
鋼鉄の魔獣ですよ、ねぇシャルル?
主人公:
答えになってないよ、それは。
シャルル:
先日襲われたではないですか!
主人公:
襲われた…
…ってのは心当たりが多すぎて
絞れないっていうか…
シャルル:
あの鋼鉄の魔獣です!
人間たちはたしか<カー>と呼ぶ…
主人公:
カー?
あっ、車のことか、ひょっとして!
<流石、中世の騎士と言うべきか、
シャルルからは、現代知識がすっぽり
抜け落ちてしまっているようだ。
恐るべし、騎士道精神!>
シャルル:
我が話しているのは鋼鉄の魔獣のことで…
主人公:
それが車なんだよ。
あ、そういえばこの前、
たしかにぶつかりそうになったな。
モナ:
そうです。
ご主人さまが、小銭が落ちてないか
下ばかり見ていらっしゃるから…
リザ:
前から来る車に全く気付かずに、
吸い込まれるように車へ向かっていき…
ダビ:
ご主人、びっくりして、
すごい変な顔してたよね~!
あはは!
シャルル:
主は、襲われそうになったのです!
主人公:
言い方はどうでもいいけど…
シャルル:
どうでもよくはありません!
襲われて喰らわれそうになったというのに!
主人公:
なってないよ!
シャルル:
あの魔獣たちは常に胃の腑に人間を
喰らいこんでいるではないですか!
主人公:
乗ってんだよ、あれは!
シャルル:
ありえません!
主人公:
ありえない?
シャルル:
しかり!乗るならば普通はその背に乗るはず…
主人公:
馬じゃないんだよ…
シャルル:
ああ、馬のほうがはるかによかった…
馬は騎士の最良の友。
決して人を喰らったりはしなかった…
主人公:
えーと…そうだよな、馬はよかったよな。
シャルル:
わかっていただけましたか!
ならば…
主人公:
待て。
シャルル:
えっ?
主人公:
その…
おまえの気持ちはわかったが、
今は戦うとかは待て。
シャルル:
しかし…
主人公:
俺が…その、
ちょうどいいときに「やれ」って言うから。
シャルル:
討つべきときまで待つと!?
さすが我が君、冷静にして豪胆であられる!
主人公:
うん…もういいよ、それで。
<キズナストーリー中間:コンビニは石垣、コンビニは城>
*コンビニ*
シャルル:
我が君よ!
主人公:
うおっ!?
おまっ、いまバイト中なんだよ…
あっちいけよ!
店長:
おーい、どうしたんだ?
主人公:
あっ、店長、これはその…
店長:
サボってないでちゃんと仕事しろよな。
主人公:
えっ?
店長:
働かざる者、食うべからずだ!
主人公:
はぁ…
店長:
ほら、商品の補充、頼むよ!
主人公:
あっ…はい…ってそれで終わり?
店長には見えてないのか…
普通こんなやつが店に来たら
もっとあわてるよな…
シャルル:
我が君よ!
主人公:
うおっ!?
だからなんだよ?何かあったのか?
シャルル:
くっ…ううぅ…
主人公:
おい…なんで泣いて…
シャルル:
不甲斐ない!
主人公:
えっ?
シャルル:
なぜ!なぜこのようなところで
我が君が労苦を強いられているのですか!
主人公:
労苦って…
シャルル:
帰りましょう!
主人公:
バッ…
できるわけないだろ!
シャルル:
「できるわけない」ということは
本心ではここを抜け出したいと…
主人公:
思ってないし、そういうことじゃないっ!
モナ:
フフフ。シャルルは人間界でのご主人様の
生活っぷりがわかってないようですね~。
シャルル:
ではどういうことなのです!?
主人公:
どういうことって…
普通に生活のために…
シャルル:
必要ありません!
主人公:
は?
シャルル:
我が君のように高貴なお方が日々の些事に
心を砕かれるなど…
主人公:
些事って…
ていうか働かないと暮らして
いけないんだよ、俺は。
シャルル:
ならば我がその苦難に甘んじましょう!
主人公:
は!?
シャルル:
我が君に成り代わり、このシャルルが
筆舌に尽くしがたい劣悪なる苦役を…
主人公:
…って、人聞きの悪いこと言うなよ!
普通のコンビニのバイトだよ!
シャルル:
コンビニ!
主人公:
そうだよ…
シャルル:
それは…いかなる拷問具の名前…
主人公:
拷問具じゃない!なんてこと言うんだよ!
シャルル:
では何ですか?コンビニとは?!
主人公:
コンビニってのは…その…
いろいろなものが買える便利な店のことだよ。
シャルル:
便利な店?
主人公:
そうだよ。
シャルル:
我が君のこのように縛りつける店が
便利とはとても…
主人公:
俺じゃなくて客にとってなんだよ!
ほら、そこらへんの棚とか見てみなよ。
シャルル:
そこらへんの…おお!
食料品がこれほど豊富に!
主人公:
だろ?
シャルル:
これはいつ敵が攻めてきても
籠城できるようにと…
主人公:
攻めてこないよ、敵!
シャルル:
しかし衣類やその他日用品が
これだけ備蓄されていれば
長期の戦が可能です。
主人公:
まあ、俺も、コンビニって
「住める」とは思うけど…
シャルル:
さすが我が君…
常にこうして敵に備えていたのですね!
あえて強制労働に甘んじるふりをして!
主人公:
だから強制とかじゃないって…
<キズナストーリー最後:彼女が制服に着替えたら>
*街中*
陽子:
おーい!
主人公:
ん?
陽子:
珍しいね、こんなところで。
主人公:
よう、学校帰りか?
陽子:
そうだよ。
あっ、今日バイト同じシフトだったよね?
私、家に帰って着替えてくるから。
じゃあ、お店でね。
主人公:
さーて、今日も労働に…
シャルル:
……
主人公:
うおっ!?
何おまえそんなとこに黙って
立ってんだよ?
シャルル:
…いけないですか?
主人公:
え?
シャルル:
我がどこに立っていようと
我の勝手ではないですか。
主人公:
おまえ…なんか怒ってる?
シャルル:
怒ってなどおりません!
だいたいあのような服が戦いに向くとは
思いません!
主人公:
へ?
シャルル:
あのような!薄くてただ身体を覆うだけの
服など堅牢な騎士の鎧に比べれば裸も同然…
主人公:
えーと…何?
ひょっとしてさっきのあいつの
制服のこと言ってる?
シャルル:
名前だけは大仰ですな。<征服>などと。
主人公:
意味違うし。
世界征服のほうじゃなくて<制服>な。
シャルル:
どちらでも構いません!
とにかく我はあのような服を着たいなどとは
思いません!
主人公:
えっ…着たいの?
モナ:
うふふ、シャルルも女の子ね~
シャルル:
着たくないと言っているでしょう!
あのような服を着れば、
主はあの者と同じように我に親しげに
話しかけてくれるのではと…
そのようなことはまったく思っておりません!
モナ:
シャルルは、もっとご主人さまとお話したい
ってことなのね♡
ダビ:
えーっ。
こんなヤツと話してもなんにもならないと
思うけどー
リザ:
それより、シャルルは鍛錬をすべきなのでは
ないでしょうか。
主人公:
……
…あのさ。
シャルル:
なんでしょう!
主人公:
俺、陽子に服…借りてこようか?
シャルル:
えっ。
主人公:
いや、そんなに着てみたいんだったら…
シャルル:
き、着たくないと言っているでしょう!
それでも…我が君がどうしても
おっしゃるなら…
お仕えする立場としては…
し、失礼しますっ!
主人公:
…素直じゃないよな、あいつ。
モナ:
フフフ。
ご主人様は、乙女心がわかってないですね~♡
主人公:
けど…制服なんてどう言って借りればいいんだ?
陽子に頼めばいいのか?
リザ:
シャルルの契約者に「制服を貸して」
などと言う御主人様は、
真の変態かと思いますが。
ダビ:
ま、そもそも変態だけどね。
主人公:
うーん…
シャルルの願いも叶えてやりたいけど、
変態扱いされるのも困る…