★デスチャ:サンタクロース★契約者、キズナストーリーまとめ19
★5サンタクロース 水属性/妨害型★
<思い出のサンタクロース>
<サタンサンタクロース/進化後>
<cv.山下大輝>
<キズナストーリー最初:サンタクロースの降臨>
*街中*
サンタ:そいつは何だい、お嬢ちゃん?
ダビ :わたあめ!
モナ姉さまが買ってくれたの!
サンタ:へえ、美味しそうだねぇ。
ところで…それってもう口を
付けちゃった?
ダビ :ううん、まだだよ!
もったいないから
ガマンしてるの。
サンタ:そいつは良かった。
病気にかかるところだったぞ。
ダビ :病気?モナ姉さまのくれる
わたあめは汚くないもん!
サンタ:そうじゃないよ。
お嬢ちゃんはバカだなあ。
人間界の空気がどれだけ
汚いか知ってるかい?
人間界の空気は、
悪魔には猛毒なんだぞ?
ダビ :だ、ダビは何ともないけど…
サンタ:気づかないだけさ。
君の体の中には
人間界の瘴気が
少しずつ溜まってるんだ。
その瘴気が血管を伝って、
臓器の隅から隅までめぐり
やがて、そいつが脳に
到達すると…!
ダビ :ど、どうなるの?
病気になっちゃうの?
サンタ:そうさ。悪魔だって
病気になるんだ。
ま、病気になっても、
すぐに死ぬわけじゃないが…
ダビ :えぇ…
サンタ:でも人間界の病気には
薬もないんだ。
徐々に…苦しみながら…
最後は骨と皮だけになって、
息を引き取るんだ!
ダビ :ひいっ!
ど、どうすればいいの?
サンタ:一番いいのは、
洗って食べること。
鼻から入った瘴気は
吐き出せば出て行くけど
口から入った瘴気は、
肺に溜まってしまうんだ。
ダビ :そ、それじゃ、このわたあめも…
サンタ:うん、きれいに洗って
食べるんだ。
ダビ :うん!サンタのおじさん、
ありがとう!
サンタ:…次からは「お兄さん」って
呼びな。
*主人公の家*
ダビ :サンタ!
あんにゃろーどこにいるの!?
うわああん!
主人公:サンタ先輩?なんだ、どうした?
ダビ :ダビのわたあめぇ!
うわああん!えーん!
主人公:…わたあめ?
ダビ :ダビのわたあめが消えちゃった!
主人公:…横取りされた、とか?
ダビ :違うの!
ダビにウソついたんだよ!
わたあめを洗って食べろって…
主人公:プッ。
わたあめを水で洗ったのかよ?
ダビ :わ、笑うな!バカぁ!
このウスラトンカチ!
主人公:痛っ!なんで殴るんだよ!
ダビ :サンタのせいだもん!
見つけたら
ただじゃおかないから!
うわああん!
主人公:何なんだよ、一体…
サンタ:よっと。
サキュバスのお嬢ちゃん、
もう行ったか?
主人公:先輩ですか…
わたあめを洗えだなんて
教えたのは?
サンタ:はは、これだから
子供はいいよなぁ。
次はどう、からかってやろうか…
主人公:先輩もなかなか子供ですね…
<キズナストーリー中間:クリスマスは悪魔の祭り>
*繁華街:夜*
主人公:思うんですが、
青い服を着たサンタなんて
いないんじゃないですか?
サンタ:サンタの服が赤くなきゃ
いけないなんて
誰が決めたんだ?
固定観念に縛られんなよ。
それに、ロシアのサンタは
青い服らしいぞ。
赤い服のサンタはな
炭酸水を売りたい人間たちが
生み出したんだよ。
まあ、人間のクセに
なかなかやる。
参考になるやり方だ。
主人公:そ、そうですね…
サンタ:そういうお前は、
なんて格好してるんだ。
主人公:俺の服?なんでです?
サンタ:<クリスマスこそ悪魔たちの
祭典>知らないのか?
年に一度の絶好のチャンス。
まさかこのまま
過ごすつもりか?
主人公:えっと…俺の先輩みたいに
サンタの格好でもしろと?
サンタ:はあ…
ちょっとここで待ってろ。
主人公:なんか不吉な予感がするな…
<思った通りだった…>
サンタ:着替えろ。
主人公:ええと…その、サンタの服に、
ですか?
サンタ:そうだ。
固定観念にとらわれた愚かな
ガキどものために
特別に赤い服を用意した。
ついでにヒゲもな。
主人公:あの…絶対着なきゃダメです?
もっとクリエイティブな
方法もあるんじゃ…
サンタ:クリエイティブ?
なるほど、固定観念に
とらわれているのは、
お前のほうだったのか。
主人公:いや、そうじゃなくて…
サンタ:今まで、俺より画期的に
チャイルドを増やした奴は
いない。
悪魔がサンタクロースになる
なんて、誰が想像できた?
<ま、役割にのめり込み過ぎて、
自分が本当のサンタだと、
信じ込んでしまったが…>
サンタ:…お前、だから俺は
サンタクロースの妄想に
とらわれたんだって
思っただろ?
主人公:いいえーそんなことは決して~
サンタ:まったく…
悪魔のくせにそんなに愚かで
どうするんだ?
だが、俺もそこまで言う資格は
ないか。
自分が本当のサンタだって
信じてる悪魔だなんて…
主人公:あはは…
まあ、過ぎたことですし。
サンタ:優秀なチャイルドがいた
おかげだな。
クランプスがいなければ
今頃存在しないルドルフを
探し続けていただろう。
それはそうと、小僧。
お前、これからもこの国に
いるつもりか?
主人公:はい?
サンタ:俺が観たところ、お前は
ちょっと頭は悪いが
ちゃんと教えればなかなか
いい悪魔になりそうだ。
主人公:悪魔?詐欺師じゃなくて?
サンタ:詐欺師言うなよ!
格が違うだろ…
とにかく、俺と一緒に
この狭苦しい国を離れないか?
クランプスと3人で、
クリスマスの新しい悪夢に
なるんだ。
ハハハハ!
主人公:いやー…俺は誰かさんの言葉を
借りると
<怠け者のインド派悪魔>
なんで。
サンタ:サキュバスたちにそんな
こと言われてるのか?
主人公:サキュバスとは
言ってませんよ!
サンタ:ははっ…
顔に出てるんだよ、小僧。
<キズナストーリー最後:メリークリスマス>
*主人公の部屋*
サンタ:今すぐこの家を
出た方がいい!
主人公:はい?
サンタ:危険なウイルスに
さらされてるんだ!急げ!
主人公:またまたぁ、ご冗談を。
サンタ:お前…これが冗談言ってる
ように見えるか?
主人公:先輩の言葉は信じませんよ。
ウソばっかりじゃないですか…
ダビ :うう…ご主人~
…ダビ、死にそう…
主人公:なんだよ、ふたりして
俺を担ごうっての?
サンタ:違う。人間界の瘴気には
気を付けろと、
あれほど言ったのに…
主人公:先輩、ふざけないでください。
ダビ!お前もいい加減にしろ。
ダビ :本当だもん…
ご主人、体が熱いよぅ…うう
主人公:人間界のどこに瘴気が
あるんだよ?
俺だってピンピンして…あれ?
ダビ、お前のおでこ、
めちゃくちゃ熱いじゃん。
ダビ :ご主人…ダビ、死んだら
どうしよう?
徐々に…苦しみながら…
最後は骨と皮だけになって
死んだらどうしよう…
主人公:そ、そんな訳ないだろ!
風邪だよ、風邪!
ダビ :うっ!ゴホッ!ゴホッ!
主人公:は…血?血じゃん!?
嘘だろ、血を吐くなんて…
本当に人間界の瘴気にやられて…
サンタ:残念だ…感染した以上、
もう打つ手はない。
心の準備をしておくんだな。
主人公:んなわけにいくかよ!
何言ってんだ!
ダビは俺が必ず治す!
モナ!リザ!
ダビ :ゴホッ!ゴホッ!ゴ…
フッ…ククク…
サンタ:プフフフ…
ダビ :プハハハ!ばっかみたいー!
お腹痛いー!
ただの赤い絵の具なのに、
騙されてやんの!
サンタ:熱だって、少しの間なら
どうとでもできる。
フフ、頭の出来が違うんだよ。
ダビ :サンタのお兄さん、
気に入ったよ!
ずっとここで暮らさない?
サンタ:それは無理だな。
俺が活動するには
ここはあまりにも狭いんだ…
ダビ :ふーん、残念。仕方ないか…
とにかく、わたあめのことは
許してあげるよ。
サンタ:ありがとう、お嬢ちゃん。
主人公:せんぱーい、ダビー。
人間界の瘴気、でしたっけー?
サンタ:あはは、意外と早くバレたな。
主人公:「意外と」「早く」
「バレた」…?
ダビ :えっ?ご主人ってば
本気で怒ってるの?
ただのイタズラだよ?
怒っちゃやーだー!ねっ?
サンタ:そうそう。悪魔のくせに、
こんなわかりやすい
イタズラに引っかかった
ほうが悪い。
主人公:出てけ…
この家から、
今すぐ出て行け-!!