★デスチャネタバレ:ナイアス★ キズナストーリー、契約者まとめ18
<★5ナイアス 水属性/補助型>
<夢見るナイアス>
<乙女のナイアス/進化後>
<契約者:シュリンクスの契約者いらっしゃーいに出て来る方?>
<cv.中村絵里子>
<その他登場人物>
<キズナストーリー最初:理想的な釣り方>
*街中:階段*
ナイアス:助けて、悪魔く~ん!
<昼寝をするには鋭すぎる日差しの中、
俺に助けを求める声が聞こえてくる。
面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだし…
よし、聞こえなかったことにしよう>
ナイアス:ちょっと~!聞こえないふりしないでよ~!
助けてってば、悪魔く~ん!
主人公 :…はあ。
そんなに叫ばなくっても聞こえるって…
この暑い中、どうしたの?
ナイアス:あのね、練習したいの~
主人公 :練習?
悪いけど、体力使うことならお断りだぞ。
ナイアス:体力、使うかも~
主人公 :なら却下だ。
それじゃ、俺は約束があるから…
ナイアス:え~約束って誰と~?
モナは悪魔くんは暇だ~って言ってたのに~
<…モナの奴、余計なことを…>
ナイアス:その様子、やっぱり暇なんでしょ~?
だったら助けてよ~
<…仕方ない。
面倒だけど、ここで断るのも後味が悪いし…
少しなら助けてやるか>
主人公 :…で?一体、何の練習がしたいの?
ナイアス:えへへ、あのね、イケメンを釣る練習~!
主人公 :…は?
<イ、イケメンを釣る?何かの聞き間違えか?>
主人公 :え、えっと…釣りの練習を手伝えってことか?
川も海も遠いし、できれば行きたくな…
ナイアス:大丈夫、大丈夫!
海も捨てがたいけど、
今日はプールにするつもりだから!
イケメン、いっぱいいるといいな~
主人公 :イケメンって、聞き間違いじゃなかったのか…
<けど、釣るってどうするつもりなんだ?>
*プール*
ナイアス:わ~人がたくさ~ん!
あっ、イケメン発見!
<ナイアスは好みのイケメンを見つけるたびに、
目を輝かせている>
主人公 :プールまで来たのはいいけど、
俺は何をすればいいんだ?
イケメンと仲良くなるなら、
俺はいない方がいいと思うけど…
ナイアス:悪魔くんがいないと無理だよ~
あたし、男の人とお話なんてできないも~ん。
主人公 :一応、俺も男なんですけど…
ナイアス:男は男でも、悪魔くんは男の「子」でしょ?
まだまだ子供だし~10年後に期待!かな~
<子供で悪かったな…>
ナイアス:はは、拗ねないでよ~
悪魔くんには重要なお仕事をお願いするんだから。
主人公 :重要な仕事?
ナイアス:うん!とりあえず、そこに立っててくれる~?
主人公 :ここ…でいいのか?
ナイアス:うん、完璧~
<ナイアスは頷くと、見事な放物線を描きながら、
プールに飛び込んでいった。
一体、何を…>
主人公 :うわあっ!?
<突然、プールの中から伸びてきた手に、
足首を掴まれたかと思うと、
次の瞬間には、俺はプールに引きずり込まれていた>
ナイアス:よ~し!釣り成功~!
やった~!
主人公 :これのどこが釣りだよ!どーしてくれるんだ。
お前のせいで服がびしょ濡れじゃないか!
ナイアス:悪魔くんが水着に着替えないから悪いんでしょ~
あたしのせいじゃないも~ん。
ねえ、ねえ、それより、どうだった?
ドキドキした?
主人公 :びっくりしてな!!
<付き合ってられるか…
これ以上、巻き込まれる前に、帰ってやる!
俺はそう決意すると、
こっそりプールサイドに上がった>
ナイアス:おっかしいな~
こうすれば、どんなイケメンでも、
あたしにときめくと思ったのに…
<こんなことされてときめく奴が、
どこの世界にいるんだよ…>
ナイアス:よ~し!
こうなったら、今度はもっと激しくいってみよ~!
主人公 :うわあ~っ!!
ナイアス:ど~お?悪魔くん、今度こそときめいた~?
主人公 :ときめくわけないだろ!
一体、何がしたいんだ!
ナイアス:イケメンを水の中に引きずり込む練習に、
決まってるでしょ~?
主人公 :いやいやいや、そんな怖い練習すんなよ!
<俺はこんなことのために、
プールまで連れてこられたのか…>
主人公 :…はあ。
とりあえず、水着に着替えてくるから…
ナイアス:じゃあ、
こんどはサメが獲物を狙うようにいってみよ~!
主人公 :うわあぁぁ~!!
ゴボゴボゴボゴボ…
<プールから出た直後、
俺はまた水の中に引きずり込まれた。
だ、ダメだ…
さっきまでは我慢できたけど、これじゃあ、息が…>
ナイアス:ああ、これよ、悪魔くん。
ぎゅ~っと抱き締めて水の深いところまで行くと、
まるで世界にふたりっきりになったみたい~
ありがと~悪魔くん!
あっ、悪魔くんは水の中では話せないんだっけ?
<…>
ナイアス:あれ~?
ど~したの~?ぐったりしちゃって~
主人公 :……
ナイアス:あっ、
水の中があんまり静かだから寝ちゃったとか~?
もう、仕方ないな~
悪魔くんってば、やっぱりお子様なんだから~
けど、練習に付き合ってもらっちゃったし、
今日はゆっくり寝かせてあげるね~?
<キズナストーリー中間:恋のレッスン>
*主人公の部屋*
ナイアス:助けて、悪魔く~ん!
主人公 :断る!
ナイアス:まだ何にも言ってないのに~
主人公 :言わなくてもわかる。
どうせ、今度こそ俺を
溺死させようと思ってるんだろ!
ナイアス:溺死だなんてひっど~い!
悪魔くんが勝手に溺れただけなのに~
主人公 :プールの底で俺にしがみついといて、
よく勝手にだなんて言えるな…
ナイアス:まあまあ、そんな昔のことどうでもいいでしょ~
それよりこれ!次はこれを練習してみたいの!
<ナイアスが指さしたテレビには、恋愛ドラマが映っている。
男女が愛をささやきながら口づけを交わす姿に
俺は慌ててナイアスに振り向く>
主人公 :ま、まさか、キスシーンの練習…?
ナイアス:ち、違うよ~!
悪魔くんにこんなこと頼むわけないでしょ~!
さっきまでこんなシーンじゃなかったの!
<で、ですよね~
けど、ここまで嫌な顔をされると、
さすがに凹むな…>
ナイアス:キスじゃなくてデート!デートの練習がしたいの!
悪魔くんは、いつか出逢うあたしの王子様の役ね~
主人公 :だが、断る!!
ナイアス:ああ~ん、もう、即答しないでってば~!
あたしが生まれたのは悪魔くんのせいなんだから、
君に拒否権はないの~!わかった?
主人公 :うっ、そう言われると言い返せない…
ナイアス:ふふ、いい子、いい子~
それじゃあ、早速、デートにレッツゴー!
*遊園地:夜*
<ナイアスに連れてこられたのは、遊園地だった。
混んでるし、面倒だな…>
ナイアス:さあ、悪魔くん。
男の子としてちゃ~んとエスコートしてちょ~だい。
主人公 :え、エスコート?
えっと…じゃあ、とりあえずそこのラーメン屋に…
…って、何でにらんでるんだ?
ナイアス:べっつに~
悪魔くんってセンスないな~って思ってただけ!
あっ、見て見て、あそこで風船配ってるよ~!
主人公 :風船?…あ。
ユステティア:ハーイ!みんなちゃんと並んでね~★
<風船を配っていたのは、
魔法少女のコスプレをした、
どこか見覚えのある子だった>
主人公 :…風船より、あっちのアトラクションに行かないか?
ナイアス:え~!何で~?
あたし、風船欲しいのに~
主人公 :今もらっても、邪魔になるだろ?
ほら、こっちこっち。
<あいつに会うと、審判だの呪いだの面倒だからな…
俺はアイツに気づかれる前に、
ナイアスと共にアトラクションへ向かった>
ナイアス:もう日が暮れてきたね~
悪魔くん、楽しかった~?
主人公 :それなりに…な。
ナイアス:ふふ、よかった。
けど、悪魔くんは年下だから、
ちょっとデートって気分じゃなかったなー
まあ、どうすればデートっぽくなるかなんて、
あたしも分かんないんだけどね~
あっ!悪魔く~ん!
最後にあれ乗ってみない?
なんか、デートっぽいし!
主人公 :あれ?…ああ、観覧車か。
ナイアス:うん!今なら絶対、夕日がキレイだよ~
主人公 :確かにな。
あれならそんなに並ばなそうだし、
せっかくだから乗ってくか。
<…と考えたのは、俺達だけじゃなかったらしい。
俺達が観覧車の前に並んだ頃には、
人数がだいぶ増えていた>
ナイアス:ギリギリだったね~もうちょっとで、
夕日が見えなくなるとこだったよ~?
<俺達が観覧車に乗る頃には、
夕日はほとんど沈みかけていた。
ま、まさか、こんなに並ぶことになるなんて…
ナイアス:ふふ、キレイだね~夕日。
世界中が火事になってるみたい!
<火事って…
もうちょっと穏やかな表現はないのか?>
主人公 :…ん?
ナイアス?なんか、お前の顔も赤くないか?
ナイアス:そ、そうかな?
ちょっと、雰囲気に酔っちゃったのかも。
<雰囲気に?
怪訝に思っていると、
ナイアスは緊張したように俺を見る>
ナイアス:あ、あのね、悪魔くん。
最後の練習も…してみない?
<最後の…ってなんだ?
い、いや、それより、なんで近付いてくるんだ>
主人公 :お、おい、急に動くとゴンドラが…
ナイアス:きゃあ!
<「揺れるぞ」と注意する前に、
観覧車のゴンドラが大きく揺れる。
同時に、ナイアスがこっちに倒れてきた>
ナイアス:いったた、転んじゃった~
…あっ、顔が…近い、よ…
<なら、さっさと避けてくれよ…>
ナイアス:悪魔…くん…
<なんだ?
ナイアスの奴、目を閉じたりなんてして…
まさか、眠いのか?>
??? :はい、お疲れ様でしたー!
足元に気を付けて降りてくださいねー!
ナイアス:っ…!?
<ナイアスは観覧車のスタッフの声に、
驚いたように目を開いた。
やっぱ、疲れてるみたいだし…>
主人公 :それじゃ、帰るか。
ナイアス:…うう。
主人公 :ん?どうした?
いくら眠くても、家まで我慢してね?
俺も疲れてんだからさ。
<キズナストーリー最後:やっぱり理想は…>
*主人公の家*
ナイアス:…
<…何なんだ?今日はやたらと、
ナイアスが俺の顔を見つめてくる。
何というか…果たし状でも叩きつけてきそうな顔だ>
主人公 :…あーわかったわかった!
果たし状は受けてやるから、
あんまり見るなって…
ナイアス:…果たし状?
悪魔くんってば、何言ってるの~?
<俺の「果たし状」という言葉に、
ナイアスは呆れたような顔をした。
なんか、恥ずかしいかも…>
主人公 :…違うの?
じゃあ、なんでそんなに見つめるんだよ?
ナイアス:…実は、
悪魔くんのことがちょ~っと気になってて…
だから、確認させてくれないかな~?
主人公 :確認って何を…
ナイアス:それは、実際に確認してからのお楽しみ!
じゃあ、とりあえずプールまで行ってみよ~!
主人公 :ぷ、プール?それはちょっと…
あっ、ひ、引っ張るなって!うわっ!
*プール*
ナイアス:ほら、悪魔くん。
逃げないで、そこにちゃんと立っててね?
<抵抗も虚しく、
俺は結局プールまで連れてこられてしまった>
主人公 :またこれかよ…
こないだの練習で充分だろ?
ナイアス:必殺!スペクタクル・イケメン・フィッシング!!
主人公 :話聞いてよ!
てか、どんなネーミングセンスして…
うわぁ~っ!!
<すべてツッコミ切る前に、
俺はいつかと同じようにプールに引きずり込まれた>
ナイアス:う~ん、やっぱりなんか違う~?
主人公 :「やっぱり」って…
わかってたなら、最初からするなよな…
<…こうなるのは予想できてたんだし、
さっさと着替えとくんだった…>
ナイアス:…はあ。
やっぱり、勘違いだったのかな~…
主人公 :…?
何が?
ナイアス:えっ!?ば、バカ!そんなこと聞かないでよ~!
<ナイアスは顔を真っ赤にしながら怒り出す。
そんなに聞かれたくないことだったのか?>
ナイアス:…もうっ、こうなったら、第2段階よ!
主人公 :第2段階?
ナイアス:もちろん、遊園地に決まってるでしょ!
*遊園地:夜*
主人公 :つ、疲れた…まさか、
プールと遊園地をはしごする羽目になるなんて…
ナイアス:ちょっと~!悪魔くんってば、体力なさすぎ!
あと2時間ぐらいだから、頑張って~!
<2時間って、何かあるのか?
…まあ、ここまで来たら、
最後まで付き合うしかないか…>
*主人公の部屋*
モナ :あらあら♡
プールに遊園地…最後は観覧車だなんて、
素敵なデートですね♡
主人公 :デートの「練習」!
結局、何がしたかったのか分からなかったけど…
モナ :ご主人さまは相変わらずですね~
それで、ナイアス。
結局、あなたの気持ちはどうだったの?
ナイアス:う~ん…微妙だけど、やっぱり勘違いだったかも!
悪魔くんは、イケメンじゃなかったみたい!
モナ :うふふ♡フラれちゃいましたね、ご主人さま♡
主人公 :うるさい。
俺達は別に、そーゆー関係じゃないっての。
<…てか、俺がイケメンかどうか確認するだけなら、
わざわざ出かけなくてもよかったんじゃないの…?>
ナイアス:まあ、そうなんだけど…
悪魔くんも悪くないかな~
なんて思ったり思わなかったり…
モナ :あら♡よかったですね、ご主人さま♡
<ま、まあ、
イケメンじゃないって即答されるよりはマシ、か?>
ナイアス:ねえ、悪魔くん。
もっと正確に判断するためにも、
今度またプールに…
主人公 :だが、断る!!
ナイアス:ああ~ん、もう、即答しないでってば~!!
<今度こそ、本気で溺れ死にかねない…>