★デスチャ:少女探偵★ キズナストーリー、契約者まとめ26
<★4少女探偵 光属性/攻撃型>
<さすらいの少女探偵>
<ハードボイルド少女探偵/進化後>
<cv.仲谷明香>
<個人的な使い心地評価…★★★★☆>
進化コスめっちゃ好みの名前のない彼女。
てっきりモブ扱いしてたら、ちゃんと名前がないのにも理由がありましたね!
最初スルーしていたのですが、初めてのワールドボス、対ケプリにてとんでもない火力を発揮したのが彼女でした。
闇属性相手にはとっても活躍してくれます。
おばあちゃんの名にかけて!
<キズナシナリオ最初:ハードボイルド>
*街中*
少女探偵:
こんにちは、助手君!
今日も難事件に巻き込まれてる?
主人公:
お、久しぶり。どこ行ってたんだ?
少女探偵:
いつも通り。
ボクを呼ぶ難事件…その声に導かれるまま、
昨日はロンドン、明日は中国、
そして今日は日本…ってね!
<こいつの名前は「少女探偵」。
嘘でもジョークでもない。
自分でそう名付けたのだ。
他のやつらみたいな名前が
いいんじゃないかとは言ったけど、
本人がこれがいいと譲らなかったので、
結局この名前に落ち着いた>
主人公:
で、少女探偵殿。
捜査の進展はいかがでしょうか?
少女探偵:
それがねぇー…
まったくもって、思わしくない。
主人公:
それは困りましたねえ。
少女探偵:
犯人の印象が定まらなくて、ひとりの人物
って感じがしないんだよねぇ。
まるで「オリエント急行殺人事件」
みたいに!
<ちなみにこいつは今、
家で暮らさず、ひとりであちこち
動き回っている。
探偵には機動力が必要だとか何とか…>
少女探偵:
ホントにもう。
悪魔が関わっているってところ
まで仮説を組み立てて、
それが当たっていたのはよかったけど。
ボクとしたことが、
契約してから「しまった!」って思ったよね。
「交差点の悪魔事件」の犯人が
本当に悪魔ならどうやって捕まえるんだ!
いざとなったら魔界に逃げられちゃう!
主人公:
その明晰な頭脳を、
なんで契約する前に使わなかったんだ!
少女探偵:
それは…ちょっと興奮してたから。
だって、ボクの推理があたってたんだよ?
証拠をひとつずつ組み立てていって、
真相にたどり着いたときに
体中の血がぶわって沸騰して
生きてる喜びを感じるの!
…あ、そういえば、
そっちの世界から依頼が来たんだ。
えっと…依頼人は幼い男の子なんだけど…
*コンビニ前:夕方*
<…
少女探偵は、俺と契約した直後から
放浪を始めた、名実ともに
流浪の少女探偵だ。
元が探偵だから仕方ないのかもしれないが、
ハードボイルド小説や、古典推理小説の
主人公のように暮らしている。
なので、話題も自然と…>
少女探偵:
今回の事件の核心はそれよ。
痴情のもつれによる、心中に見せかけた
殺人事件!
普通の絞殺だと、首の回りに引っかいたような
傷痕が残るけど、今回は残ってなかった。
…それに加えて被害者の日記に
犯人のイニシャルが…
ちなみに今回の事件の凶器として
使われた紐が…
主人公:
あ、あの…もういいよ。
うう…ちょっと気分が悪くなってきた…
少女探偵:
こらあ、助手君!
たるんでるぞ!
ボクみたいな優秀な探偵の助手が
こんな情けないやつだなんて…
ワトソン教授とまではいかなくても、
ボクの記録を残すためにも
もう少し勉強をだね…
いっそ契約なんてしないで
犯人をさっさと追いつめればよかったかな。
そう、まるで「ミス・マープル」みたいに!
主人公:
マーブル?
ふう、お前と話してると頭が痛くなるよ…
少女探偵:
「マープル」だってば!ちょっと、キミ…
もしかして、アガサ・クリスティの本、
読んでないの?
主人公:
うん。1冊も読んでない。
少女探偵:
えー…一般教養だよ?
探偵の助手だったら当たり前だよ?
はあ、ボクの探偵人生の中で
キミとの契約は唯一の失敗だ。
主人公:
すみませんねえ…
ところで俺、今マジで気持ち悪いんだけど。
あ…
マジヤバイ…
***
少女探偵:
えっ!ちょ、ちょっと!!
ほら、ゴミ箱ここ!
あらら…
ちょっとレベルを下げてあげないと
ダメだなあ。
*脇道*
少女探偵:
事件、事件!
助手君、いる!?
主人公:
なんだよ、騒がしいなあ。
今度は何が起きたんだ?
あ、もしかして、その…
お前が人間の時に関わったという…
少女探偵:
<交差点の悪魔事件>?
主人公:
うん、それそれ!
それの進展が…?
<「交差点の悪魔事件」とは、
かつてこの国で起きた未解決事件だ。
少女探偵の契約者であるサラ・Jの両親が、
この事件に巻き込まれて亡くなった。
その犯行に悪魔が関わっていると
見破ったこいつは、悪魔を検挙できるように、
契約方法を調べ俺と契約し、
事件を解決しようとしていたが…
他の悪魔と交流がほぼなかった俺では
さっぱり事件について情報を得ることが
できず…
申し訳ないが、まったく役に立てなかった>
主人公:
その事件に関してなら、全力で手伝うよ。
少女探偵:
キミはただの助手!
あの事件はボクのヤマだよ!
ボクとボクの契約者<サラ・J>が解決すべき
事件さ。
それに、残念ながら今回
ボクが話そうとしてるのは、
事件ではなくコレのことさ!見たまえ!
主人公:
…
うわあ!
その凶暴そうな獣はどこから
出てきたんだ!?
猛犬コムギ:
グルル…
少女探偵:
路地裏にひとりでいたんだ。
すごくかわいいでしょ?
ねえ、飼ってもいいでしょ?
名前も、もう決めたの。
「バスカヴィル・ヘルハウンド」!
主人公:
ひいっ…それって、アレだろ?
怪盗ルパンの…
少女探偵:
シャーロック・ホームズだよ!
間違えちゃダメ!
主人公:
ルパンもシャーロックも似たような
モンだろ……
少女探偵:
全然違うよう。
ボクはどっちも好きだけど、
マニアが聞いたらきっと怒るよ?
そりゃあもう激しい叱責を…
それでも文句言えないからね。
甘んじて説教を受けるのみ。
コムギ:
ガルル…ワンワンッ!
少女探偵:
ほらあ、ヘルハウンドも怒ってるよ?
主人公:
うわああ、近づけるな!
知らないのか?
こいつはいつも怒ってるんだぞ!
少女探偵:
へえ。とってもおとなしくて頭も良くて、
かわいいのにな。
コムギ:
クゥ~ン。
主人公:
おとなしい犬に、
「バスカヴィル・ヘルハウンド」なんて名前、
普通つけないだろ!
少女探偵:
その小説に出てくる犬は、
みんな良い犬なんだよ?
まるで「忠犬ハチ公」みたいに!
主人への忠誠心の高い犬だから、
きっと天国に行ったはずさ。
元を正せば、悪いのは人間なんじゃない?
魔の犬と呼ばれる犬を作ったのも、
人を殺したのも、どっちも人間。
そしてキミも同じような立場じゃない?
チャイルドへの命令ひとつで、
「悪い子」「イイ子」どっちにもなる。
あ、キミは悪魔だから人間から見た
「悪いチャイルド」の方が
「いいチャイルド」って思えるのかな。
ふふ、まるでパラドックスだね。
興味深い問題だ!キミはどんなチャイルドが
「いいチャイルド」だと思う?
主人公:
これ、リザに受けさせられた知能テストで
見た問題だ!
正しい答えは、「言うことを聞くチャイルド」!
同じ間違えを繰り返す愚かな悪魔ではないんだ、
俺は…ふっふっふ。
少女探偵:
へえ、わかりやすくていいじゃん。
ボクが望んでた答えとは違うけど。
じゃあ次の問題。
キミはボクにとって<いい主人>でしょうか、
<悪い主人>でしょうか?
へへ、これもパラドックスだなあ!
<キズナシナリオ最後:クライマックス>
*工事現場:夕方*
少女探偵:
…
主人公:
おーい、少女探偵殿!
少女探偵:
…
…あっ!
こんにちは、助手君。
ごめん、ちょっと考え事してた。
何かあったのか?
最近あまり顔を見せなかったけど…
いつも聞こえてた噂すら
聞こえてこなかったぞ?
少女探偵:
うーん…
助手君には知っておいてほしいから
言うけど、最近ちょっとスランプで…
「交差点の悪魔事件」も進展がないし。
解決がこんなに長引いたことはなかった…
主人公:
ああ、あの事件か…
<少女探偵は、いまだに
「交差点の悪魔事件」を解決できずにいた。
俺のチャイルドでありながら、
好き勝手させている理由は
こいつがその事件を解決するために
どれだけたくさんのことを
犠牲にしてきたかを知っているからだ>
少女探偵:
ボク、ちょっと弱気になりすぎてるかな…?
えへへ、今までこんなに焦ったこと
なかったのに。
…バカみたい。
主人公:
そうだな。お前はバカだ。
主人公:
えっ?
皮肉も言えるんだね?これは新しい発見だ!
まるで「死に至る病」に出てくる
登場人物みたい。
主人公:
…はあ、もともと約束はあまりしない
ほうだけど。
お前のことは手伝ってやる。
一度決めたことは、一応、守るようにしてる。
…それは、「交差点の悪魔事件」の犯人を
捕まえるのを協力するってことだけど…
魔王になってから手伝うとは言えない。
どれだけ待たせちゃうかもわからないし。
だから、俺が出来る範囲のサポートを
してやる。
とりあえず今は、
名探偵殿を元気づける事かな!
少女探偵:
…
ボクは洗礼名も授かってないじゃない?
もしかしたらそのうち
キミを裏切っちゃうかも…
もしもキミが犯人側なら迷わず対峙する。
それでもいいの?
主人公:
いや、それって今と何も変わらないじゃん。
だから脅しにしては弱いなあ。
少女探偵:
まったく、ウチのご主人様は
とってもお優しいんだね!
主人公:
あれっ…!?
今、ご主人様って呼んでくれた?
少女探偵:
そうだよ、ご主人様!
そんな頼もしいこと言われちゃうと
勝手に焦って落ち込んでたのがバカみたい!
これからはキミの助手として、
魔王になるのをサポートするよ。
その方が解決に近い気もするし。
新たな<魔王の右腕>、誕生みたいな?
こんな風に人間が悪魔に踊らされるなんて、
まるで「神曲」のダンテみたい…
たまには探偵小説以外も、悪くないかな!