★デスチャネタバレ:ディナシー★ キズナストーリー、契約者まとめ8
<★5ディナシー/火属性/防御型>
<小さなディナシー>
<ちびっ子ディナシー/進化後>
<cv.諏訪ななか>
<その他登場人物>
<キズナストーリー最初:どうでもいいわ>
*異空間*
主人公 :これからよろしくな、ディナシー。
ディナシー:どうでもいいわ。
主人公 :どうでもいいって・・・
お前はどうしたいんだよ?
モナ :う~ん。ご主人さまによるってことじゃないですか~?
主人公 :うう・・・ガキのくせに人を値踏みしてるってのか・・・
ディナシー:ご主人?そう呼べばいいの?
モナ :それでもいいし、お好きなように♡
ダビ :ちなみに、ダビは「ウスラトンカチ」って呼んでるよ!
モナ :あら、ダビったら。
ご主人さまの前でそう呼んじゃダメって言ったでしょ~?
主人公 :俺がいなけりゃいいのかよ。
ディナシー:ウスラトンカチ?
主人公 :やめろ。
そういうのはいいから、普通に呼んでくれ。
ディナシー:そう。なら、これからご主人って呼ぶわ。
これでもう用事は終わり?なら、出て行ってくれる?
主人公 :素っ気ないな・・・
あのさ、お前から他に言いたいこととかないの?
ディナシー:言いたいこと?
主人公 :よろしくとか、こういうのは気を付けてほしいとか、
好きなモノとか嫌いなモノとか・・・
ディナシー:好き嫌い・・・そうね。
まず、面倒臭いのは嫌い。
口出ししてくるとか、小言とか・・・
そういうのは大嫌い。あと、退屈なのも嫌い。
主人公 :そういうところは契約者そっくりだな。
じゃあ、好きなものは?
ディナシー:好きなのは・・・遊ぶこと。
あと・・・チョコレート。
モナ :うふふ、好きなものもそっくりなんですね~
ダビ :ダビも遊ぶの大好き!
ディナシー:そう?じゃあ、あなたはあたしと一緒に遊ぼう。
でも、他の人たちは帰って。
主人公 :・・・子供同士なら、まあまあ社交性はあるのか。
ダビ :ねえねえ、モナ姉さまも一緒じゃダメ?
楽しいよ!
ディナシー:遠慮しとくわ。大人が一緒だと楽しくないもの。
ダビ :なら、ダビも帰る!
モナ姉さまがいないなら、何したって楽しくないもん。
ディナシー:あっそ。どうでもいいわ。
だったら・・・ご主人、あたしと遊ぶ?
主人公 :え、俺?遊ぶって・・・
モナ、女の子と遊ぶ時って何をすればいいんだ?
モナ :まあ、今さら何をおっしゃってるんです~?
ディナシーの契約者とは楽しく遊んだじゃないですか♡
主人公 :あれは遊んだんじゃなくて、振り回されたって言うんだ。
ディナシー:・・・なに?嫌なの?
主人公 :いや、そういうわけじゃないけど・・・
モナ :うふふ、ごめんなさいね、ディナシー♡
ご主人さま、ひとりで遊ぶのは上手なんだけど・・・
ダビ :ふーん・・・ご主人、引きこもりのボッチなんだね。
主人公 :言葉には、もう少し気をつけてくんない?
ディナシー:そっか・・・
ボッチだと誰かと遊ぶってハードル高いから、遊ぶのはイヤなのね。
主人公 :いや、そんなこと言ってないし・・・
つか、ボッチって言うな!違うから!
ディナシー:・・・あたし、優柔不断なのも嫌いなの。もういいわ。
遊び相手なんて、いくらでもいるもの。
モナ :あらあら・・・クールなのねぇ~
主人公 :クールすぎて、こっちは心が凍り付きそうなんだけど。
<キズナストーリー中間:楽しいご主人様>
*主人公の部屋*
ディナシー:ふーん・・・
主人公 :あれ、ディナシー?どうしてここに?
ディナシー:退屈だから。
主人公 :そっか。でも残念だったな。
ここにはお前を楽しませてやれるものはないよ。
ディナシー:そうでもないと思うけど?
<<ディナシーの視線は、ベッドの上でゴロゴロしている俺に向けられていた>>
主人公 :・・・まさか、俺に興味があんの?
ディナシー:多少。まだはっきりわからないけど。
主人公 :と言ってもなぁ・・・そんなに見つめられても、何もないぞ。
期待なんてするだけ無駄だから、他のおもちゃを探すんだな。
ディナシー:ご主人は、1日中ベッドでモゾモゾしてるのが楽しいの?
主人公 :・・・まさかお前、俺をイジッて遊ぶつもりか?
そういうのは止めて欲しいんだけど。
ディナシー:話すくらい、いいでしょ。
他の悪魔たちは魔王争奪戦で忙しいのに、
ご主人はのんびりしてるんだし。
主人公 :怠けてるみたいに言うな!
俺は魔王争奪戦なんてまったく興味がないんだよ!
ディナシー:ふーん。
<<ディナシーは興味深そうに頷くと、俺のベッドの上に腰かけた>>
ディナシー:・・・ご主人のこと、気に入りそう。
主人公 :あ・・・そう?なんで?
ディナシー:だって、シリアスなの嫌いだし、面倒くさいのも嫌いでしょ。
怠け者で遊ぶのが好きで・・・あたしと同じだもん。
主人公 :お前、褒めてんの? それとも、けなしてんの?
ディナシー:褒めてる。
ねえ、あたしの契約者とデートしたんでしょ?
どうだった?
主人公 :だから・・・あれはデートじゃなくて、振り回されただけだってば。
あいつが遊ぼうって、俺を勝手に連れまわしたんだ。
ディナシー:そんなのはどうでもいいの。
ねえ、どうだった?楽しかった?
主人公 :それは・・・その。
まあ、悪くは・・・なかったかな。
ディナシー:ならよかった。
あたしの契約者も、きっと楽しかったと思うもの。
主人公 :・・・そうか?
ディナシー:そうに決まってるわ。
じゃなきゃ、たった一度のデートで契約なんてしなかったはずよ。
主人公 :そ、そうかな。
ディナシー:そうよ。きっとご主人といるのは楽しいんだと思う。
だから、多分これからも、しょっちゅう来ることになるから。
よろしくね。ご主人。
<キズナストーリー最後:ルールを守る遊び?>
*主人公の部屋*
主人公 :うわぁ~っ!!
シャマシュ、お前、何やってるんだよ!
シャマシュ:大げさね・・・ゴミ箱をひっくり返しただけじゃない。
主人公 :ゴミ箱をひっくり返した「だけ」だと・・・?
あのな、ここ掃除したばっかりなんだけど!?
シャマシュ:そう言うけど、これはご主人様の掃除がなっていないからよ。
ほら、見て。ゴミの分別もちゃんと出来ていないでしょ。
主人公 :自分のことは棚に上げておいて、俺の掃除にケチつけるわけ?
こんなに散らかして・・・!もう知らん!
お前が全部片付けろよ!
シャマシュ:何を言ってるの。
原因はゴミをきちんと分別しなかったご主人様でしょう?
自分で片付けて。
主人公 :いちいち細かいヤツだな・・・!
シャマシュ:社会の中で生活するのであれば、
定められたルールは必ず守るべきよ。
主人公 :くそ・・・わかったよ、俺が片付ける。
<<俺の返事に納得したのか、シャマシュはうなずくとその場を去って行った>>
主人公 :チクショー・・・どいつもこいつも、なんで俺をいじめるんだ。
ディナシー:ご主人、何してるのー?新しい遊び?
変わった趣味なんだね。
主人公 :これを遊びだと思うなら、病院に行け。
ディナシー:ひどいわね。あたしなりに、
ご主人がかわいそうだな~って思って手伝いに来てあげたのに。
主人公 :ありがとうございます、ディナシー様!
どうぞ、この哀れな悪魔めに救いの手を!
ディナシー:ご主人、結構面白いこと言うのね。
主人公 :・・・サンキュー
でも真顔の反応はやめて。
居たたまれない気持ちになるから。
<<ディナシーはクスクス笑いながら、俺の横にしゃがみ込み、
ゴミの整理を手伝い始めた>>
主人公 :でもなんか意外だな。
こんな面倒くさくて汚い仕事、
ディナシーは好きじゃないと思ってたよ。
ディナシー:一度やってみようかなって思ったの。
そうすれば、面白いかどうかわかるでしょ?
主人公 :どういうことだ?
ディナシー:シャマシュはこういう遊びが好きみたいだったから。
前もご主人に、音楽のボリューム下げろって言ってるのを見たし。
シャマシュって、「ルールを守る遊び」をしてるんでしょ?
だから、あたしもやってみようと思って。
主人公 :マジで言ってる?
それとも、俺を笑わせたいの?
ディナシー:・・・あたし、何か変な事言った?
<<ディナシーは、不思議そうに首をかしげた。
その表情を見る限り、本人は大真面目らしい>>
主人公 :・・・ま、いいや。何事もやってみればいいよ。
思ったより、つまらないかもしれないけどな。
ディナシー:そうね・・・ご主人の言う通りかも。
こんなの、つまんない。
シャマシュはなんで、こんな遊びが好きなのかしら?
主人公 :好きなわけないだろ?
契約者がルールを守ることで、周りの人を守ろうとしてたみたいに・・・
・・・シャマシュも自分の周りを守りたくてやってるってだけだよ。
<<残念なことに、シャマシュの契約者が守ろうとした妹は、
その気持ちがわからなかったみたいだ・・・
そして、どうやらその無関心は、妹から生まれたディナシーにも
そのまま受け継がれたらしい>>
ディナシー:ふーん・・・あいつって、ホント変なチャイルドね。
まあ、どうでもいいわ。