デスチャ契約者、キズナストーリーまとめブログ♡

スマホゲーム「デスティニーチャイルド/デスチャ」の契約者、キズナストーリーをまとめています♡解放したチャイルド分だけですが、ぼちぼち更新...

★デスチャネタバレ:ベルセポネ★ キズナストーリー、契約者まとめ45

<★4ベルセポネ 闇属性/妨害型>

 

<明け方ベルセポネ>

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<束縛のベルセポネ>

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<契約者:桐島かんな>

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<cv.相羽あいな

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<その他登場人物>

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キズナシナリオ最初:ただいま>

 

*主人公の家/キッチン*

 

ベルセポネ:

久しぶりね、今戻ったわ。

 

<ベルセポネが所かまわず床から現れるのにも

 そろそろ慣れてきた>

 

オサム:

ああ、契約者の父親には会ってきたのか?

 

ベルセポネ:

今は魔界にいるから面会できないの。

来月審判を受けるようだけど

早めに書類の準備はしないといけないわ。

 

<落ち着きすぎだ。

 元々、契約者の願いは素朴なものだった>

 

 

 

*回想*

 

かんな:

私、願い事なんてないけど…

 

ダビ:願い事がないなんて!考えてみて!

ナイスバディーになりたいとか、

いい成績をとりたいとか。

世界一周したいとか、お金持ちになりたいとか!

 

かんな:

これって…アンケートとか何かかしら?

私は…少し前にお父さんが亡くなったんだけど…

お父さんが素敵な場所に行ってくれたらいいな…

 

 

 

*郊外:線路脇*

 

ダビ:

人間ってホント欲張りだよね!

素敵な所に送ってほしいって

そんなすっごい願い、どうやって叶えるわけ?

 

オサム:

それがそんなにすごい願いか…?

 

ダビ:

<素敵な場所>って、

どれだけ競争率高いか知ってる?

<最悪な場所>に行く方が何百倍も簡単だよ!

少しはこっちの身も考えて欲しいよね!

 

オサム:

誰がそんな願いを…

 

<調べたところ、父親は既に

 <素敵な場所>には行けず

 結局探し出したチャイルドは、

 魔界とあの世を行き来する

 自称、魔界ネゴシエーターだった。

 まあ…本人は一生懸命なようだけど>

 

*主人公の部屋*

 

オサム:

そういえば初めてみるネックレスだな、それ。

 

ベルセポネ:

あ、魔界で会った悪魔からもらったの。

あっちの物を身につければ

好感をもってもらえるからって。

次はコウモリの羽でも付けてみようかしら。

 

オサム:

それで、父親を<素敵な場所>に

送ることはできそうか?

 

ベルセポネ:

まあ…1万年くらいかかるかな…

1万年なんてすぐよ。

 

オサム:

すぐなのか、それって…

 

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*主人公の家/キッチン*

 

ベルセポネ:

ただいま。

 

リザ:

おかえりなさい。

 

ベルセポネ:

ダビ、友達から手紙を預かってきたわ。

 

ダビ:

ありがとうございます!

 

オサム:

何だよ、お前ら。似合わなすぎ。

 

モナ:

ベルセポネの丁寧さが

みんなにうつってるみたいです♡

 

ベルセポネ:

そうだわ、ソネット

魔界であなたの契約者に会ったわ。

 

ソネット

私の…契約者に?

 

モナ:

ソネットの契約者は、

女子高生のお化けだったわよね?

 

ベルセポネ:

ええ、挨拶を…

 

ソネット

嫌よ、知りたくない!

複雑な気分になるんだもの!

言わないでー♪

言ったらただじゃおかないわー♪

 

タナトス

 

モナ:

タナトス、何か言いたいことがあるの?

 

タナトス

俺も…行きたい…魔界

魔界は…地獄だろ…

 

ベルセポネ:

それなら言ってくれればよかったのに。

 

タナトス

一緒に、行かないか…

 

ベルセポネ:

なら、お弁当とおやつを用意するわ。

一緒に遊びに行きましょう。

 

オサム:

2人の会話、まったくかみ合ってない

気がするけど…

 

ベルセポネ:

さ、魔界にいる契約者やご家族の様子を

知りたい方がいたら受け付けるわ。

 

リザ:

今後は郵便の仕事でもするのですか。

 

ベルセポネ:

本業だけでは収入が少ないから。

副業でもしないと。

 

リザ:

確かに…

 

オサム:

ベルセポネ…そんな目で俺を見るな。

 

ベルセポネ:

亡くなったご家族の近況、お知らせします。

これからご臨終の方は、ホテルをお調べします。

 

オサム:

だから…そういう話を無表情で言うな。

 

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*カフェ*

 

モナ:

ベルセポネ、メティスを紹介するわね。

 

メティス:

どうも、ベルセポネ。

 

モナ:

彼女は心を読むことができるから、

交渉の役に立つと思ったの。

 

ベルセポネ:

ありがとう。

 

メティス:

魔界を行き来してるって聞いたわ。

面白そうね。

 

ベルセポネ:

仕事だから…

 

メティス:

最近、魔界では何が流行ってるのかしら?

 

ベルセポネ:

教えてあげたいけど…

依頼人との信頼は絶対だから。

 

メティス:

あらあら…

 

 

*郊外:夜*

 

モナ:

どうしたの、ベルセポネ。

モナの後についてくるなんて。

 

ベルセポネ:

交渉をしようかと思って。

 

モナ:

モナと交渉を?

 

ベルセポネ:

この前、私にメティスを

紹介してくれたでしょ?

 

モナ:

ええ。

 

ベルセポネ:

あなたに

何か他の目的があるんじゃないかと思って。

 

モナ:

あら♡

 

ベルセポネ:

私の心を読ませたかったのでしょ?

 

モナ:

どうしてそう思うの?

 

ベルセポネ:

私が魔界

何かを企んでいるとでも思ってる?

ネゴシエーターの基本は、信頼よ。

だから、私と交渉してちょうだい。

私はあなたが心配するようなことはしてないわ。

それに、あなたが何をしようと私には関係ない。

裏切ったりしないから、疑うのはよして。

 

モナ:

ふふ、交渉成立ね♡

 

 

*郊外:昼*

 

モナ:

ご主人さま。

ベルセポネのことなんですが。

 

オサム:

え?

 

モナ:

……

あの子は賢いですわ。

大切にしてくださいね。

 

オサム:

何だ、気持ち悪い。

 

 

魔界

 

ベルセポネ:

人はどうして魔界に行くことを

恐れるのかしら。

ほんの少しだけの間なのに…

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★デスチャ:ホルス★ キズナストーリー、契約者まとめ44

<★5ホルス 光属性/妨害型>

 

<砂漠のホルス>

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<ラーホルス/進化後>

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<cv.吉野裕行

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<その他登場キャラクター>

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ヘリポート:夜*

 

クレオパトラ

相手をする価値もない。

もう下がるがよい。

 

ホルス:

ハハッ、女王様。

また、ご機嫌斜めですか?

いくら悪魔といっても、しかめ面ばかりじゃ

シワができますよ?

 

クレオパトラ

ふん…毎日飽きもせず、戯言を…

来る日も来る日も、無駄なやりとりばかりだ。

そなた…わらわが目覚めたときに交わした約束、

よもや忘れたわけではあるまいな?

 

ホルス:

どうでしょうか…

いろんな話をしたからなぁ。

 

クレオパトラ

何?

 

ホルス:

はは、冗談、冗談です。

ちゃーんと覚えてるよ。

俺は女王様のチャイルドで、主となる女王様を

魔王にするべく努力する…でしょ?

忘れてなんかないさ。

俺だって、馬鹿じゃないんだ。

けど、女王様。俺がいつも言ってるけど…

貴方は今、記憶も力も失ってる。

魔王の座を狙うのは、

もう少し力をつけてからだ。

それでも別に遅くはないだろ?

 

クレオパトラ

何を言っている。魔王争奪戦の開始と終了には

明確なルールなどないではないか。

明日にでも終わる可能性は、十分あるのだぞ。

 

ホルス:

いやいや、それは無いだろう。

俺は前にも魔王争奪戦を見たことがあるが…

 

クレオパトラ

…魔王争奪戦を見た、だと?

 

ホルス:

…っ!?いやいや、違う、間違えた!

話を聞いたことがあるってだけ!

それはともかく、女王様の言いたいことは、

よーくわかってる。

でも、俺に任せておけば大丈夫さ。

自分のチャイルドを信じなくて、

他の誰を信じるって言うんだい?

 

 

*主人公の部屋*

 

主人公:

……

 

ホルス:

小僧!

なんだ、今日も浮かない顔だなぁ!

 

主人公:

むぅ…

 

ホルス:

ハッ!いつもより酷いな。

どうした?心配事でもあるのか?

たとえば、そうだな…

チャイルドのフリした悪魔が

どうやら裏切りそう、とか?

 

主人公:

まさにそれだよ。

一体何のために<ホルスがチャイルドのフリ>

してるのか知らないけど…

お前の女王様も、今はれっきとした俺の

チャイルドなんだぞ?

お前だって俺の使い魔になったんだし!

怪しい行動ばっかしてると、主人として…

だ、黙ってないからな!

 

ホルス:

ふむ…主人か…

なるほどな。

 

主人公:

そ、そうだよ。

 

ホルス:

俺のことは気にしないで、好きにやればいいさ。

うちの女王様をよろしくな?

 

主人公:

うぅ…やっぱ、あいつは苦手だ…

何を考えてるんだか、さっぱりわからん…

 

工具男子

キズナシナリオ中間:暗示>

 

*カフェ店内*

 

ホルス:

ハ~イ★深夜のパートナーホルス参上~

 

主人公:

うっわ!

そういうの、やめろよっ!!

あとな、そのモノマネは嫌いだ!

 

ホルス:

そんな下手だったかい?

結構似てたと思うんだけどなぁ。

もしかして芸能人とか嫌い?

脳内彼女とか作って楽しむタイプ?

 

主人公:

単にそのモノマネが嫌いなだけだ!

今は忙しいんだから、邪魔するなよ!

 

ホルス:

んー?これ、あれだろ?

さっきサキュバス達にメチャクチャ叱られて

押しつけられた宿題。

どれどれ…アハハ!なんだこりゃ!

問題:「人間が実現不可能な望みを願った時の

正しい対処法は?」

答え:「慌てず騒がず、その願いを受け付ける」

こいつは違うな。

なーんでこんな基本的な問題を間違えるかな?

 

主人公:

えっ!?これが一番悪魔らしくないか?

叶えてやれない願いも、受け付けるってのがさ。

 

ホルス:

違うな。

受け付けるんじゃなくて

願いの方を変えさせるのさ。

割に合わない契約をしてしまい、

後から魔力をごっそり持ってかれたら

どうするんだ?

騙す方法はいくらでもある。

自分の都合の良いように誘導するのさ。

 

主人公:

チャイルドにするんだぞ?

わざわざ反感を買う必要はないだろ。

 

ホルス:

悪魔のくせに、そんな心配をしてるのか?

今までよく生き残れたなあ…

バカなのか…?アッハッハッ、笑えるな!

小僧、この答案用紙このまま

提出したら大目玉だぞ?

 

主人公:

ふん、いいんだよ。

この宿題は俺に対する八つ当たりみたいな

ものだし。

どんな答えを書いたって、どうせ叱られるんだよ。

 

ホルス:

いや、そうだとしても、これは基本中の基本だ。

口車に乗せるぐらい出来ないと、悪魔失格だぞ?

ちゃんとメモしとけよ。

余計な願いは引き受けると…

叶えられなかった時、痛い目に遭うぞ。

経験者の言葉だ。

肝に銘じておけ。

 

主人公:

経験者…?

 

ホルス:

悪魔の寿命がどれだけ長いかは知ってるだろ?

願いを叶えてやれなかったせいで、

生涯お世話しないといけなくなったりするんだ。

 

主人公:

それって、クレオパトラ

契約したときの話か…?

 

ホルス:

今日はなかなか冴えてるじゃないか。

そうだ。女王様のを2000年も追いかけているのは、

単に俺の執着だけじゃないってことさ。

 

主人公:

一生お世話か…

わかった。肝に銘じておくよ。

下手に願いを受け入れて、

人生を棒に振るわけにいかないからな。

 

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*郊外:夕景*

 

クレオパトラ

ホルスよ。

 

ホルス:

呼んだかい、女王様?俺に何か用?

 

クレオパトラ

わらわが封印されたときのことだが…

 

ホルス:

またその話?

何度も話したじゃないか。

あの時は、時代的に祓魔師も多かったし、

神もたくさんいたってさ。

女王様が悪魔になった途端封印されたのは、

ただ運が悪かっただけだよ。

女王様を封印した奴らも

あの時一緒に死んだはずさ。

 

クレオパトラ

いや、やはりおかしい…

わらわを封印した者が死んだ?

そんな都合のいい事が起こりうるのか?

 

ホルス:

悲しいな…

2000年も仕えたこの俺を

信じられないってこと?

傷つくなあ…うん、目には見えないけど、

心臓から血がドクドク流れ出る気分だ…

つまり、腹心はバストだけで十分ってことかい?

女王様のために海も越えてきたってのに、

これから何を心の支えに生きていけば…

 

クレオパトラ

落ち着け。

そんなことでいちいち傷ついていたら、

魔王争奪戦の前に果ててしまうだろう。

 

ホルス:

でも、俺はたった今、振られたんだろ?

それって落ち着いていられるか?

 

クレオパトラ

ああもう、頭が痛くなる…

わかった。余計なことは考えないようにしよう。

 

 

*心のダンジョン*

 

ホルス:

ふぅ…時が経つにつれて

記憶が戻ってきているのか。

小僧の下についたのは、間違いだったか?

面倒なことになった…

女王様は、自分が悪魔じゃなくて

<チャイルド>だって知ったら

カンカンに怒るだろうなぁ。

まったく、下手を打ったな、アハハ…

惚れた女が死にそうだったからって、

慌てて契約して魂を奪ったまでは良かったが…

やはり、死を前にした女を

一国の王に仕立て上げるのは、

さすがに無理があったか。

おかげで2000年間、願いを叶えるために

あの手この手を考える羽目になるなんて…

ふぅ。

まあ、結果的には大満足なんだけどね。

<望んだ生き方>というか。アハハ。

小僧の下で時間稼ぎでもできればと

思ったんだが…なにか策を考えないとな…

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★デスチャ:アルテミス★ キズナストーリー、契約者まとめ43

<★4アルテミス 闇属性/攻撃型>

 

<闇夜のアルテミス>

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<月光のアルテミス/進化後>

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<cv.近藤玲奈

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<その他登場キャラクター>

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ヘリポート:夜*

 

オード:

まだ痛むのか?

確か…片頭痛、と言ったか。

 

アルテミス:

はい。

どのようになろうと、状態は変わりません。

たとえチャイルドになっても、これだけは。

…頭痛から解放されたことなどありません。

頭痛のない<私>を想像できなかったからかも

しれません。

 

オード:

違う。

お前の問題はそうではなく…

 

アルテミス:

では…何だというのです?

 

 

*主人公の家:キッチン*

 

主人公:

うわ…

 

<意外な客だった>

 

アルテミス:

ごきげんよう、旦那様。

 

<こいつはオードのサポーターをしてる

 アルテミス。

 ちゃんと話すのは初めてだ>

 

主人公:

あ、あ、アルテミス…

お前が来るなんて珍しいな。

戦いに来た訳じゃ…なさそうだし。

 

アルテミス:

…オード様から

あなたが私の役に立つだろう、

と言われたのです。

 

主人公:

俺がお前の役に…?

え、何を期待されてんの、俺?

 

アルテミス:

私にもわかりません。

私はただ、

オード様の言いつけ通りにしているだけです。

 

主人公:

…そっか。じゃあ、まずは話を聞くよ。

役に立てるかは、それからだな。

 

 

 

*主人公の部屋*

 

アルテミス:

オード様がおっしゃるには、あなたなら…

私の頭痛を治す事が出来る、と。

どうやってかは…わかりかねますが。

 

主人公:

うん、俺もわかんないや。

あいつ、俺に何ができると思って

お前を寄越したんだ?

 

ダビ:

それは建前でー

ご主人を暗殺するために送りこまれた

資格なんじゃないのー?

ホントは、ご主人が寝てる時に…グサッ!

ってやるんでしょ!でしょ?でしょ?

 

主人公:

このクソガキ!お前は黙ってろっての!

ったく、1日1回は喧嘩を売ってきやがる…

 

リザ:

御主人様。

また、机の引き出しにゴミを入れましたね?

何度も申しあげていますが、机はゴミ箱では…

 

主人公:

はっ!?いや、それゴミじゃないから!

確認も取らずにビリビリに破くとか

ありえない!

あーもう…

アルテミス、悪いけど、とりあえず入って…

 

ダビ:

なになに?新しいサポーター?

また増やすなんて、ご主人ってほんとバカだね!

わけわかんない!

来たって、もう入れる場所もないよ?

あ、そうだ!ご主人のベッドを捨てれば…

 

主人公:

ナチュラルに俺の物を捨てんな!

 

モナ:

まぁ!新人さんですか~?

って、あらあら、どこかで見た顔ね…♡

 

主人公:

新人じゃないし!よく見ろよ、

チャイルドだろ!

オードがまた何か試そうとしてんだよ!

門前払いする訳にもいかないだろ?

だから、とりあえず中に…

おい!俺のベッドを捨てんなっていってるだろ!

 

アルテミス:

…うるさい家ですね。

 

 

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*公園*

 

ダビ:

てんさいしょうじょ、さくらがわかすみ。

さいねんしょうで、はかせ、かていに…

 

リザ:

それは「はくし」と読みます。

資格としての名称の時は、

読み方が変わるんですよ。

 

主人公:

ふーん。

博士って、新聞に載るほど偉いの?

 

アルテミス:

いえ、大事なのはそこではなく、

幼くして博士課程に進んだことなんです。

真の自我を実現するとはこういうことだ。

諸君も諦めなければ成し遂げられる…

そう言った内容でしたね。

この時は、一挙手一投足を監視されてるようで、

大変でした。

しかし…掲載は断ったはずなのですが、

勝手に載せたようですね。

 

主人公:

つか、何でそんなに詳しいん…

あれ、この子、アルテミスそっくりじゃね?

 

アルテミス:

はい。何しろその子は、

もうひとりの私ですから。

 

主人公:

さ、さすがオードのサポーター…

天才少女だったのか…

やっぱり、この家には似合わない…

 

アルテミス:

私は、旦那様のお宅には釣り合いませんか?

それなりに努力をしてきたつもりなのですが…

もしや、今日限りで追い出すつもりですか…?

ああ、オード様に合わせる顔がありません…

 

主人公:

いや、そういう意味で言ったんじゃないから。

あの、荷物とかまとめるのやめてくれません?

俺はただ、アルテミスみたいに

強いチャイルドが

俺のそばにいてくれるのが

信じられないだけだよ。

 

アルテミス:

そうですね、一理あるかもしれません。

 

主人公:

あ、そこは納得するんだ。

 

アルテミス:

…オード様のようなカリスマを備えるのは

そう簡単なことではありません。

 

主人公:

はい、ごもっともでございます…

 

アルテミス:

しかし、悪魔の資質について考えた時、

それはさほど関係ないのではありませんか?

この世のすべてのチャイルドが、最も強い悪魔に

従うというなら魔王争奪戦など不要なはずです。

一番強い力を持った悪魔が強いチャイルドを

独り占めすれば済む話なのですから。

ですから、オード様のような悪魔が旦那様に

興味を持っているという点を

利用すればいいのです。

…私が申し上げられるのは、

そのくらいですけれど。

 

主人公:

オードのサポーターのくせに、

そんなこと言っちゃっていいの?

 

アルテミス:

ふふ…私が見た限り、

この戦いは相当な長丁場となるでしょう。

一時の気まぐれな一言程度で左右されるような

ものではありません。

参加者も同じです。

オード様のような強い悪魔もいれば

旦那様のようにじんわりと…

追い上げて来る方もいます。

結局は、たとえ道に迷ったとしても、きちんと

目的の場所にたどり着ける悪魔が、最後まで

残るのでしょう。

 

主人公:

目的の場所…じんわり…き、気まぐれ…

い、意味がよくわかんないんだけど…?

 

アルテミス:

旦那様にも、

かなり期待しているということですよ。

…おしゃべりはここまでといたしましょう。

ごきげんよう、旦那様。

 

 

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*主人公の部屋*

 

ダビ:

あっ、ご主人来た!

ご主人、ちゃんとあれ買ってきてくれた?

忘れてないよね!?

 

 

主人公:

うわ、な、何だ!?お、押すなよ!

くそ…給料日だけはしっかり

チェックしてるよなあ…

ほら、これだろ?欲しがってたシールブック。

ったく、こういう時だけ調子いいよな、

お前…

 

リザ:

…あの、御主人様…

 

主人公:

はいはい。

頼まれていた辞書ですよ。

 

モナ:

うふふっ…♡

モナのもちゃーんとありますよね~?

 

主人公:

あるよ…ほら、マニキュア!

…お前な、何だってこんなもん

欲しがるんだよ!

 

モナ:

さすが、ご主人さま♡

あ、ちなみにこれはジェルネイルって

いうんですよ♡

 

主人公:

どうでもいいって!

それ買うためにどんだけ恥ずかしい

思いをしたことか…!

女の子ばっかりの店に入って…

店員にからかわれるような接客されて…

 

モナ:

うふふ、なら、次からはそういうことが

ないように事前に手を打って

おきましょうか♡

それでしたら問題ないでしょう?

 

主人公:

い、いや、ケッコウデス…

嫌な予感しかしないし。

あとは…アルテミス!

 

アルテミス:

…はい。

お呼びでしょうか、旦那様。

 

主人公:

これ、やるよ。

 

アルテミス:

え?ですが、私は特に何もお願いして…

これは…頭痛薬、ですか?

 

主人公:

そう。

お前、頭痛もちで苦労してんだろ?

頭がよすぎても大変なんだな。

 

アルテミス:

…これを、私のために…?

 

主人公:

他に誰が飲むんだよ。

この家、能天気なのはたくさんいるけど、

頭痛持ちはお前だけだろ。

 

モナ:

あらあら、

またそんなツンツンした言い方しちゃって~

それ、ご主人さまがあちこち探しまわって

見つけた物ですよね~♡

うふふ♡

ちょっと頼りないけど、

優しいご主人さまでしょう?

 

アルテミス:

けれど、チャイルドに人間の薬が効くはずは…

 

 

*主人公の家:キッチン*

 

ダビ:

あ、ご主人!ダビのシール触らないでよ!

 

主人公:

そんなに面白いなら俺もやってみたいんだよ。

いいじゃん、買ってきてやったんだから!

ケチ!

 

ダビ:

これは保管用なの!

剥がしちゃったら意味ないの!うわーん!

 

主人公:

はあっ!?使わないなら買う必要ないだろ~!

 

リザ:

御主人様、この辞書、改訂版ではないのですが…

 

主人公:

大した違いなんてないだろ?文句言うな!

 

アルテミス:

ですが、敢えて薬など飲まなくても…

 

モナ:

まあ、ご主人さまったら~!

これ、トップコートじゃないですか!

 

主人公:

え、マジで!?

いや、んなこと言われても俺わかんないし!

キラキラしたの買って来て…

 

モナ:

容器がキラキラしてるんじゃなくて

パールが入った物だと

何度も言ったじゃないですか…

 

 

 

*異空間*

 

アルテミス:

この騒ぎの中では、頭痛に悩まされている暇も

ありません。

強引な解決法ですが…効果はありますね。

オード様の言った通りです…

★デスチャ:カルカス★ キズナストーリー、契約者まとめ42

<★4カルカス 光属性/攻撃型>

 

<技巧のカルカス>

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<予言のカルカス/進化後>

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<契約者:加納悠>

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<cv.小林裕介

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キズナシナリオ最初:直感>

 

*街中/夕方*

 

カルカス:

いた、ご主人様。

 

主人公:

あれ、誰かと思ったら…カルカスじゃないか。

はは、なんかしばらく会ってない気がするな、

元気だったか?

 

カルカス:

そりゃそうですよ。

ご主人様が僕のことを

ずっと避けてたんじゃないですか。

あ、気のせいでしょうけど。

 

<…実は、気のせいじゃない。

 カルカスには悪いけど俺は

 あまりこいつと顔を合わせたくない。

 だまして契約をしたわけじゃない。

 でも、そこに契約者、加納悠の意志が

 なかったのは間違いない。

 必要に迫られて契約したでもなく

 望んで契約したわけでもない。

 だから俺を恨んでてもおかしくない…>

 

主人公:

なんで俺がこんなに顔色をうかがわなくちゃ

いけないんだよ…

 

カルカス:

はい?

 

主人公:

いや、なんでもない。

 

カルカス:

まあ、いいです。

それより僕、「運命の選択」って

言ってましたよね?

ご主人様と初めて会った時。

 

主人公:

うむ……そんなこと言ったなあ。

 

カルカス:

今思うに、生きるというのは選択の連続なのに

僕は少し出過ぎたことを言ってしまいました。

軽率な物言いのせいで、ご主人様の運命に

よからぬ影響を与えたのではないかと

……ずっと考えています。

……気のせいでしょうけど。

 

主人公:

何を改まっちゃってるんだよ。

お前、もしかしてその時の言葉を気にして、

俺が避けてると思ったのか?

 

カルカス:

違うのですか?

 

主人公:

違うよ。

ホントのことを言うと、お前のせいじゃなくて、

俺の心の問題。

あー…そういう誤解をされてるとは…

なんとなく噛み合ってないと思ったんだよな、

お前が何を考えてるかわからないし。

俺は基本的に人づきあいが苦手なの。

知ってるよな?

 

カルカス:

そうみたいですね。

 

主人公:

謝るのも嫌いだ。

やっちまったことは謝っても戻らない。

それ以前に、悪魔がヘコヘコ頭上げて回る

なんて、みっともないだろ。

 

カルカス:

それもうっすら気づいていました。

 

主人公:

そんな俺が、今さらお前に

「あの時ダビを止められなくてごめん!」とか

無理やり契約しちゃって責任感じてます!

とか言えるわけないだろう……

……

 

カルカス:

なるほど。

今の話を聞いて、僕、

ご主人様は不器用な人なんだなって思いました。

「ご主人様」って呼ぶのも

モナさんが教えてくれたから、

使っているだけで。

 

主人公:

ったく、モナの奴……

それはあまり気にしなくていいよ。

好きに呼べばいい。

 

カルカス:

いえ、もうこれが楽なんで。

ただ、主人がどうしてせっかく契約した

下僕を避けるのか…

それが知りたかっただけです。

 

主人公:

そりゃ、色々考えちまうから…

って言ってても仕方ないか…

契約したのは俺だ。これからは避けない!

…ように、するよ。できるだけ、なるべく。

 

カルカス:

避けないとは言わないんですね。

 

主人公:

守れない約束はしない……!

 

カルカス:

わかりました、お好きにどうぞ。

ただ、あなたのことが少しわかって

ちょっと気が楽になりました。

嫌われてるわけではないみたいなので。

それでは、よい一日を。

必要なら呼んでください。

いつでも駆けつけます。

 

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キズナシナリオ中間:縁>

 

*主人公の家/キッチン*

 

ダビ:

う~ん……これじゃないのかなあ?

ねえねえ、カルカス!ちょっと来てぇ!

 

カルカス:

はい、ちびサキュバス様。

あ、クロスワードパズルですね?

 

ダビ:

うん!

でもね、これ見て!なんか合わないの!

 

カルカス:

どれどれ……「長く続くさま」

ダビさんが書いた答えは……「永遠と」。

ふふ、正しくは「延々と」ですね。

 

ダビ:

えー?

何よ、あのマヌケ。ダビに嘘ついたのね!

 

カルカス:

……ご主人様から教えてもらったのですか?

「永遠と」って。

 

ダビ:

そうだよ!

何も知らないダビをだますなんて……

 

カルカス:

えっと……ご主人様が……

いや。ダビさん、ちょっと待って下さい。

もしかすると……僕が間違えて、

ご主人様の答えが合ってるかもしれません。

 

ダビ:

違う!!「永遠と」って書くと

縦のマスの答えが「永長戦」になっちゃうもん!

 

カルカス:

こ、こっちの世界には

そういう言葉もあるのかも……

 

ダビ:

何言ってんの!?

ちゃんと調べたけど、そんな言葉ないもん!

あ!わかったー!

カルカスお前、

ウスラトンカチのこと、かばってるんでしょ!

 

カルカス:

ウスラトンカチ?

ダビさん……ご主人様のことを、

そんな風に呼んじゃダメですよ。

 

ダビ:

うう……

チャイルドたちはいっつも

ウスラトンカチのこと……

 

カルカス:

ほらまた……

 

ダビ:

ご主人の味方ばかりする……

カルカスもそうなんでしょ?

 

カルカス:

そんなことは。

ダビさんが望むなら、

ダビさんの味方になりますよ。

 

ダビ:

ふーんだ。いつも口だけ……

 

カルカス:

はは。

 

ダビ:

まあ、とにかく……

これは飽きちゃったから、

ご主人に遊んでもらうー。

 

カルカス:

はいはい。

あまり、いじめないであげてくださいね。

 

ダビ:

なんかお母さんみたーい!

わかったよー!

 

カルカス:

……

あの妙な関係には

どう歩み寄ればいいかわからないな……

 

【Banggood】

キズナシナリオ最後:本気>

 

*工事現場:夕暮れ*

 

主人公:

このままじゃ過労で死んじゃうよ……

ホント死にそう……

そうだ!おい、カルカス!

今どこにいる?

 

カルカス:

ふふ、いつもおそばに。

どうしました?

 

主人公:

お前、占い師だったって言ってたよな?

 

カルカス:

そうです。

正確には、予言者に近いと思います。

 

主人公:

うわ、ちょっとすごいかも。

そう見えなかったけど……

とにかく、それなら魔王争奪戦がいつ終わるか

わかるんだろ?

 

カルカス:

いつ終わるか……ですか?

ふふ、誰が勝つかではなく?

 

主人公:それもわかるの!?

 

カルカス:

いいえ。たぶんもう見えないと思います。

そっち系の能力は全部失ってしまいましたから。

 

主人公:

……そっち系の能力ね~。

それじゃあもう占いはできないのか?

 

カルカス:

そうですね。

契約者の方も、

僕が現れてからはさっぱりのようですし。

僕に残されたのは、直感だけです。

 

主人公:

直感……か。何が違うんだ?

 

カルカス:

えっと……

限りなく分かれる2つの道があるとします。

どっちの道に何があるかわかるのが占い。

感じのいい方に従うのが直感。

 

主人公:

同じように聞こえるけど……

 

カルカス:

知ってる上で行くのと、

知らないけど行く、の違いですね。

 

主人公:

はあ、そういう……それにしても、

契約後に能力を失うなんて……

こういうケースは初めてだなー。

 

カルカス:

そうですか。

僕はかえってありがたいです。

怖かったんです。

こう言うとなんですけど、

人間の時は不幸な部類でした。

いくら未来を見ることができても

運にいつも見放されていたので。

 

主人公:

あ、俺と同じだ……

俺も運の悪さなら負けないぞ!

 

カルカス:

はは、思い返してみると、苦難の日々でしたね。

事故に遭いそうだから

家に閉じこもってたら、家が倒れるし。

 

主人公:

家が!?

 

カルカス:

そう、家が。

厄払いしようとして大ケガしたこともあります。

 

主人公:

道でばっかり悪魔に出会うとか?

 

カルカス:

そう、その悪魔に無理やり契約させられて

しまったりとか。

何が起こるかはわかるんですけど

防ぐこともできず、避けることもできないんです。

だから今はかえって気が楽です。

ただ……

 

主人公:

ただ?

 

カルカス:

この名前はちょっと恥ずかしいですね。

もう予言もできないのに、予言者の

名前だなんて。

僕には似合わないんじゃないかなって。

……気にしすぎですかね?

 

主人公:

似合わないのはその名前じゃなくて

俺の立場だよ。

あーあ、なんでこんなに肩の荷が重い状況に

なってるんだか。

 

カルカス:

立派にこなしていますよ。

僕は、ご主人様を心から信じていますし。

このままご主人様について行けば

いいんだって……

そう思える人ですから。

 

主人公:

気のせいかもしれないぞ?

 

カルカス:

ふふ、そう。気のせいでしょうけど。

 

主人公:

みんな期待しすぎじゃないか?

 

カルカス:

期待されるのは嫌いですか?

そういうところも変わってますね。

僕は、ご主人様が思っているより、

この暮らしが気に入ってます。

本当ですよ。これは気のせいじゃないです。

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*公園*

 

<心地いい風が吹く爽やかな午後だ。

 まさに完璧と言っていい。

 …後ろさえ見なければ>

 

メーディア:

聞こえる?ワトソン。この風の声…

まるでお空が私達の愛を祝福してるみたい!

 

ワトソン:

風!祝福!愛?ウソつけ!

 

メーディア:

きゃっ♡ワトソンってば!

悪魔さんも聞きましたよね!?

ワトソンも私を愛してるって!

 

主人公:

え?そいつ今、最後に

「ウソつけ」って言ったような…

 

ワトソン:

しゃべる!サル悪魔!弱虫!

 

メーディア:

聞きました?

よかったですね!ワトソンに褒めてもらえて。

 

主人公:

…どこに褒め言葉があったんだ?

 

ワトソン:

サル!しゃべる!褒め言葉!

 

メーディア:

サルがしゃべってるって褒めてるんですよ。

 

主人公:

はん、何をほざいてるんだか。

気色悪い人形の分際で。

 

メーディア:

…気色、悪い?

 

主人公:

あ、いや…ヤバい!

メーディアの前で人形を侮辱してしまった!

メ、メーディア様…?

 

メーディア:

悪魔さん…あなたの夢って

洋服屋のマネキンでしたよね?

 

主人公:

お、俺はそんなこと、一言も…あ!

ちゃんと見たらこの人形、可愛いな!

 

ワトソン:

カワイイ!美少女!絶世の美女!

 

主人公:

そ、そうだ!美少女だ!

こんな絶世の美女に「人形」なんて言って

悪かったな。アハハ…

 

メーディア:

……

 

<ご、誤魔化せないか?>

 

メーディア:

…ふふふ。

悪魔さんのくせにお目が高いですね!

そうでしょう、そうでしょう。

私のワトソンは美少女なんです!

 

主人公:

う、うん!眩しいくらいの美少女だ。

行く末は国民的アイドル間違いなし!

 

メーディア:

そんなワトソンを気色悪いなんて…

今回は許しますけど、次はないですからね?

 

主人公:

お、おう…ちなみに、もしまた言ったら?

 

メーディア:

小指の第一関節から順番に球体関節に

交換してあげます。

きっと可愛いですよね?ね?

 

主人公:

可愛くない!

 

ワトソン:

しゃべるサル!

変身!球体関節サル!

 

<その人形、1回殴りたい>

 

メーディア:

球体関節に交換してほしいんですか?

 

主人公:

う…それはちょっと…

 

メーディア:

ワガママですね。

なら、新しい人形でもいいですよ?

なんと、今なら樋口一葉が50人で

買えちゃえます!

 

主人公:

つまり5千円が50枚?

25万なんて、まさか純金製か?

 

メーディア:

買ってくれますよね?

これからは一生懸命頑張りますから~

 

主人公:

買えるか!

そんな大金あるわけないだろ…

 

メーディア:

え?ないんですか?

 

ワトソン:

貧乏!金なし!サル!

 

主人公:

またサルって言いやがって!

何と言われようと、ないものはない。

 

メーディア:

…はあ。だからカードが使えなかったんですね…

 

主人公:

…うん?おい。

今、変なこと言わなかったか?

 

メーディア:

何がです?

 

主人公:

いや…

今さっき、何かを使えなかったとか何とか…

 

メーディア:

聞き間違いじゃないですか?

私は使えないクレジットカードなんて

知りません。

 

主人公:

全く聞き間違いじゃないじゃん!

俺のカードで何買おうとした?

 

メーディア:

騒がなくても返しますよ!使えないカードより、

こっちのへそくりの方がいいですから!では!

 

ワトソン:

金なし!臆病者!チキン!

 

主人公:

どこでそれを!あっ、待て!返せ!

使ったらただじゃおかないからな!

 

ワトソン:

しゃべるサル!追いかけてくる!

ウッキー!

 

主人公:

だから、俺はサルじゃなあああああい!

 

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キズナシナリオ中間:イジメの理由>

 

*街中*

 

メーディア:

はあ…

モナさん、私の悩み聞いてくれませんか?

 

モナ:

あら、どうしたの~?

 

メーディア:

欲しいものがあるんですけど

悪魔さんがお金を持っていないせいで

買えないんです…

 

モナ:

ツッコミどころ満載な悩みね…

 

メーディア:

ああ、どうして悪魔さんは

お金持ちじゃないんでしょう?

 

ワトソン:

NO金持ち!

NO金持ち!金なし!サル!

 

モナ:

そうね~

誰でもお金持ちになれるわけじゃないし…

 

メーディア:

お金持ちの悪魔に交換したいです。

…交換…悪くないかも!

 

主人公:

おい、俺は物じゃないぞ…

そもそも、誰と交換するつもりだ?

 

メーディア:

やだ!盗み聞きしてたんですか?

悪趣味な悪魔さんですね!

 

ワトソン:

出た!サル!しゃべるサル!

 

主人公:

サルって言うな!

 

ワトソン:

金なし!モンキー!

 

主人公:

サルもモンキーも同じだろ!

そうやって悪口言いまくるのは、

悪趣味じゃないのか?

 

メーディア:

盗み聞きする方がもっと悪趣味です!

許してほしければ、

この限定人形を買ってください。

 

主人公:

なんで俺が許しを乞わなきゃいけないんだ…

…まあ、そんなに高くなければ

買ってやらないこともないけど…

 

メーディア:

今ならお買い得ですよ!

限定版なのに、55人で買えちゃいます♡

 

主人公:

55人…って樋口一葉がか?

どこがお買い得だよ…俺には1人でも大金だ!

 

メーディア:

ちぇっ…せっかく高い人形を

手に入れられると思ったのに。

サルに期待したのが間違いでした。

 

ワトソン:

金なしサル!モンキー!ゴリラ!

キングコング

 

主人公:

サルじゃないって言ってるだろ!

 

ワトソン:

アウストラロピテクス

 

主人公:

だから俺はサルじゃ…

あ?アウス…?

 

モナ:

うふふ、そんな困った顔しなくても

検索すれば出てきますよ~♡

 

メーディア:

褒め言葉だから調べなくてもいいですよ。

ね?アウストラロピテクスさん。

 

主人公:

ほんとに褒め言葉なのか?

一体、どんな意味が…

あ、これか。「アウストラロピテクス」とは…

って、全然褒め言葉じゃないじゃん。

 

ワトソン:

バカザル!アホザル!

 

主人公:

サルじゃないっつーの。

いい加減にしろ!

 

モナ:

そんなに怒らなくても~♡

好きな子ほどいじめたくなっちゃうんですよ♡

 

主人公:

そんなわけないだろ…

好きなら何でいじめるんだ。

 

メーディア:

……

 

モナ:

…あら~?図星だったのかしら~♡

 

主人公:

な、なんだよ。何で急に黙るんだ?

おい、メーディア?どこ行くんだよ!

 

モナ:

ご主人さまってば♡

ほんと、罪な男ですね~♡

 

ネスレ

キズナシナリオ最後:私が本当に望む人形は>

 

*公園*

 

メーディア:

悪魔さん!悪魔さん!

新しい人形、買ってくれますよね!?ね!?

 

主人公:

…朝から元気だな。

 

ワトソン:

買って!買って!サル!

アウストラロピテクス

 

主人公:

悪口やめろ。

 

ワトソン:

ホモサピエンス!!

 

主人公:

もう騙されないぞ…どうせ、それも悪口だろ?

 

メーディア:

…悪魔さんってバカですね。

 

ワトソン:

バカ!バカ!

 

主人公:

くっ…知らなくても、

検索したら全部出てくるんだよ!

ホ…モサピエン…スとは…ん?

悪口じゃ、ない?

 

ワトソン:

やっぱりサル!やっぱりサル!

 

主人公:

うっ…今度は何も言い返せない…

 

メーディア:

それで、買ってくれるんですよね?人形。

 

主人公:

まあ、安ければな。

けど、この近くに人形屋なんてないだろ。

 

メーディア:

ありますよ!

とっても近くに!

 

主人公:

…そんなとこあったか?

で、どんな人形が欲しいんだ?

 

メーディア:

すっごく高性能なんです!

動くし言葉までしゃべるんですよ!?

 

主人公:

…ワトソンのことか?

 

ワトソン:

ワタシ?ワタシ?

 

メーディア:

ぶっぶー!もっと高性能です!

あったかくて、サイズは1分の1!

 

主人公:

サイズが1分の1って、絶対高いヤツだろ…

却下!

 

メーディア:

高くなんてないです!

お金で買えないだけ!

 

主人公:

お金で買えないって、ますます無理だろ…

 

メーディア:

無理じゃありません!

悪魔さんの気持ち次第ですから!

 

主人公:

気持ちでどうにかなるなら

世の中、誰も困らないっての。

 

メーディア:

…ううやっぱりバカです。

悪魔さんの勘さえよければ、

すぐに手に入るのに…

 

主人公:

バカって言うな!

…そもそも、そんなでかい人形どこにあるんだ?

 

メーディア:

…バカ!鈍感!サル!

 

主人公:

おい、本音が出てるぞ…

 

モナ:

あら~楽しそうですね~♡

一体、何のお話ですか~?

 

主人公:

メーディアが人形を買ってくれって

うるさいんだよ。

 

モナ:

どんな人形なんですか~?

 

主人公:

すぐ近くにある、

高性能で1分の1サイズの人形らしい。

金では買えないけど、

俺の気持ち次第で手に入るとか何とか…

 

モナ:

あらあら…

メーディア、ご主人さまには、

はっきり言った方がいいんじゃない~?

 

メーディア:

無理です!気づかない方がバカなんです!

この、鈍感サル!

 

主人公:

だから、俺はサルじゃないっての。

モナ、分かったなら教えてくれよ。

 

モナ:

うふふ、

それは自分で気づいた方がいいですよ~♡

ご主人さま♡

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★デスチャ:ヴェルデレト★ キズナストーリー、契約者まとめ40

<★5ヴェルデレト 火属性/補助型>

 

<渇望のヴェルデレト>

f:id:TORA0611:20180614113039p:image

 

<バトラーヴェルデレト/進化後>

f:id:TORA0611:20180614113120p:image

 

<cv.市来光弘

f:id:TORA0611:20180614113210j:image

 

<その他登場人物>

f:id:TORA0611:20180624230514p:image

f:id:TORA0611:20180624230526p:image

 

<★個人的使用感……★★★★☆>

 

火属性出血アタッカーと組ませると火力UPしてくれるのでとてもいいですね!

それにしてもデスチャの男性陣はなぜにこんなカッコ良いのか…

従うふりをしているけど、たくらみを隠しきれていないダメな感じも愛しいですね。

残念ながら、うちの火属性陣が未熟なもので活躍の場があまりないんだけど、

木属性WBが来たら頑張ってもらいます。

 

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キズナシナリオ最初:第4のサポーター>

 

*主人公の部屋*

 

ヴェルデレト:

深刻ですね…

これしか覚えられないなんて…

 

主人公:

もしかしてサポーターの資格に

<主人をイジメられる>なんてのがあるのか?

 

ヴェルデレト:

小言はやめてください…

ただでさえ気が滅入りそうなのに…

とにかく、あの素晴らしいリザの主人だし

本当は素晴らしいところがあるのだろう…

…と、まだ期待はしていますよ。

 

主人公:

うん…

その件に関しては

俺がどうこう言うことじゃないな…

 

ヴェルデレト:

だから…

そういう返事を止めてほしいと

言っているんですよ!

そんなことを言われると、

自分が悲しくなります。

とにかく、無駄話は止めて

授業を再開しましょう。

 

主人公:

うわぁ…

もう2時間ぶっ続けだけど、

休み時間はないのかよ?

 

ヴェルデレト:

魔王争奪戦に参加しているというお方が…

基礎が全く出来ていないじゃないですか?

自分のライバルやほかの悪魔たちのことも

全く知らないようですし。

 

主人公:

知らないんじゃないよ、興味がないだけ!

モナとリザにも言ってるけど、

俺は魔王になる気なんかないんだよ。

 

ヴェルデレト:

なんて事を言うのです!!

モナ先輩とリザという有能な

サポーターが2人もいるのに!

そのような発言、情けないと思いませんか!?

 

主人公:

そうそう!俺が情けない!

情けない主人でごめんね!

 

ヴェルデレト:

そんな台詞、聞きたくありません!

 

主人公:

…お前、以前と態度変わってない?

 

ヴェルデレト:

ご主人様が自らを情けない

存在と認めてしまうと…

私は自他共に認める、

情けない悪魔のサポーターに

なってしまうじゃないですか!!

 

主人公:

ひぃっ…

 

リザ:

サポーターについて、まだ誤解していませんか、

ヴェルデレト?

御主人様のサポーターは私とモナだけ…

いや、ダビと、この3人だけです。

 

ヴェルデレト:

ふん!敏腕サポーターのあの<リザ様>が

軽々しく他人の話を盗み聴きするなんて!

恥ずかしくはないのですか?

 

リザ:

あなたが御主人様に無駄な話ばかり

吹き込んでいるという報告があったのです。

 

主人公:

ほ、報告?

お前、俺にこっそりスパイでも付けたのか?

 

ヴェルデレト:

徹底していますね。さすがリザです。

 

主人公:

感心してる場合か!プライベート侵害だろ!

 

リザ:

あなたが頑張る必要はありません。

御主人様は私が責任を持って

必ず魔王にしてみせます。

 

ヴェルデレト:

言いますね…

あなたの思い通りになるか、楽しみですよ。

 

主人公:

今、俺の将来について話しているんだよな?

 

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*主人公の部屋*

 

ダビ:

うわあぁぁぁ~っ!!

 

主人公:

うわあぁっ!痛い!殴るな!痛いって!

 

ヴェルデレト:

また、ケンカですか…

 

主人公:

ケンカじゃなくて

一方的に叩かれているんだよ!

 

ヴェルデレト:

今度は何が問題ですか?

本当に…1日おきにケンカしてますね。

 

ダビ:

欲張りトサカ野郎!

私がモナ姉さまからもらった限定品

ミネラルウォーターをなんで飲むの!?

 

主人公:

限定品ミネラルウォーター!?

教会の聖水じゃあるまいし、

コンビニで一番安いの買って来ただけだろ?

 

ダビ:

でも限定品なの!

モナ姉さまがダビにくれた

ミネラルウォーターだから限定品なの!!

 

主人公:

はぁ…

 

ヴェルデレト:

ダビ…

サキュバスが主人にケンカを売るだなんて

あってはならないことですよ?

 

ダビ:

ダビ悪くない!ご主人が悪いの!

 

ヴェルデレト:

もちろんサキュバスも自分の主人に対して

そういう思いをすることもあるでしょう。

自分より情けない主人に仕えるなんて、

避けられない運命のようなものですよね。

 

ダビ:

へ~…

ヴェルデレトもやっぱりご主人を情けないと

思ってたんだね。

ご主人様~ご主人様~って毎日言ってるから

本当にご主人様のことが

好きなんだって思ったけど…

 

ヴェルデレト:

インキュバスがご主人様を好きになるなんて…

ありえないですよ。ただの礼儀です。礼儀。

 

主人公:

礼儀…礼儀ね。

知ってたよ?

 

ヴェルデレト:

フフ…分かってあげてください、ダビ。

これが思春期特有の悪魔ですから。

 

ダビ:

うーん、いいよ~

ヴェルデレトがそこまで言うなら

許してあげる。

モナ姉さまにミネラルウォーター

買ってもらおっと!

 

主人公:

許してくれて有難うございます!チッ。

何が<自分より情けない主人に仕えるなんて、

避けられない運命のようなもの>だよ…

 

ヴェルデレト:

ほ~…

そんなに長い言葉を覚えていたとは…

案外記憶力が良いのですね。

 

主人公:

褒めても無駄だ!騙されないぞ?

お前、俺を魔王にするとか何とか

言ってたくせに、今までそんな風に

思ってたわけ?

 

ヴェルデレト:

落ち着いてください。

そもそもあれは、ダビの為、

仕方なく言った事です。

そんなことも分からないのですか?まったく…

 

主人公:

ふんっ!

その割には、心が全くこもってなかった

ような気がするけど…

 

ヴェルデレト:

そんな事はありません。

素晴らしいご主人様に会えて

すごく満足しているのですよ。

 

主人公:

いつも正論ばかり言ってるけど、

一度キレると性格変わるよな…

そんな所が信じられないんだよ。

とにかく分かった。でも、えーと…

インキュバスなんだからもう少し

インキュバスらしく行動してくれよ。

分かった?

 

ヴェルデレト:

もちろんですとも。

 

 

 

 

*カフェ*

 

モーガン

ご主人様…社長…

間抜けな悪魔の後始末なんて、

いつまでやらなきゃいけないんですか?

ホント、イヤです。

 

ヴェルデレト:

もう少しだけ我慢してください、モーガン

私たちの新しいご主人様はただの道具に

過ぎません…

私がリザよりも、優れていることを

証明するには、少し時間が必要です。

魔王争奪戦が終わったら…

あなたの望みを聞いてあげましょう。

 

モーガン

社長は永遠に分からないでしょう…

私が何を望んでいるのか…

 

ココナラメール占い

キズナシナリオ最後:それぞれの目的通り>

 

*カフェ*

 

ヒルド:

はぁはぁ…チビっ子お客様~?

もう決心はつきましたか?

 

主人公:

い、いやいや!ま、まだだけど?

 

ヒルド:

あれれ~私が助けてあげたじゃないですか~

まさか…まだ助けが必要なんですか~?

 

主人公:

ひえっ!!

そ、それは助けじゃなくて脅迫なんだよ!

主人に銃を撃つチャイルドが

どこにいるんだよ!?

 

ヒルド:

あらら~

こうするとチビっ子様がもう

これ以上悩まなくなるって

社長が教えてくれたんですよ~

 

ヴェルデレト:

フフフ…

こんなに激しくなるとは思いませんでしたが…

 

主人公:

思ってただろ!

 

ヴェルデレト:

ま、本当は…

それで、ヒルドの気持ちに応える気に

なりましたか?

 

ヒルド:

へ~?

 

主人公:

お、押し付けがましく質問するってことは

ヒルドも礼儀ってもんをわかってないよな?

 

ヴェルデレト:

ほ~礼儀ですか…

やはりご主人様にも良いところはありますね。

 

主人公:

それってバカにしてるの?

それとも本気でほめてるの?

 

ヴェルデレト:

もちろん、本気でほめてますよ?

 

ヒルド:

ヒルドのことは気にしないでください。

チビっ子お客様の本音が

聞・き・た・い・だ・け~♡

 

主人公:

その危なっかしい武器を下ろして

話すのはダメかな?

 

ヒルド:

あら~これはヒルドと一心同体ですから~

 

ヴェルデレト:

ちゃんと答えた方が良いと思いますよ、

ご主人様。

御存知の通りヒルドは独占欲が

かなり強いですから。

 

主人公:

それが問題なんだよ!

 

 

 

 

リザ:

あなた…毎日ヒルドを

そそのかしているんですね。

 

ヴェルデレト:

私が何故、そんなことをするか…

理由を知っていて、言っているんですか?

 

リザ:

ヒルドは強力な戦力ですから、

御主人様が魔王になるために

大きく貢献するでしょう。

 

ヴェルデレト:

それで良いではありませんか?

ヒルドはご主人様が好きで、

ご主人様もヒルドが必要でしょう。

しかし、あなたはまるでそれが

問題でもあるかのような言い方ですね。

 

リザ:

問題ということはないですが…

あなたが自分の立場を忘れているようなので。

まぁ、良いでしょう。

あなたはあなたの目的通り動くだけですから。

そして私の仕事は御主人様のために

あなたの目的を利用することです。

これからもよろしくお願いします、

ヴェルデレト。

しかし…邪魔するような行動は謹んでください。

 

ヴェルデレト:

あなたと手を組むのは、魔王争奪戦が

終わるまでです…

この生意気な女狐め!

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★デスチャ:メブ★ キズナストーリー、契約者まとめ39

<★5メブ 火属性/攻撃型>

 

<ハーモニーメブ>

f:id:TORA0611:20180613233120p:image

 

<プリマメブ/進化後>

f:id:TORA0611:20180613233141p:image

 

<サムハインメブ/コスチューム>

f:id:TORA0611:20180613233152p:image

 

<cv.内田彩

f:id:TORA0611:20180613233346j:image

 

<その他登場人物>

f:id:TORA0611:20180614111124p:image

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キズナシナリオ最初:ド根性教育

 

*空中/夕方*

 

メブ:

このマヌケー!

すっとこどっこい!

 

主人公:

うわっ!?また始まった!

今度は何だ!

 

メブ:

脳みそないの?その頭は飾りなの?

マヌケにもほどがあるわ!プンスカ!

 

主人公:

お、俺が何をしたって言うんですか、先輩!

 

メブ:

…あ、いたの?ごめん~

特に何もないんだけどね。

ただちょっとイライラして…

思い出し怒りみたいなもん?

それにしても、あんたの顔見てると、

こうモヤモヤっとしてきて、イライラっと…

 

主人公:

はあ。そういう顔ですいませんね…

 

メブ:

それに、何かにつけてすぐ謝る態度!

それも気に入らないわ。

 

主人公:

生まれてきてスミマセンでしたっ!

 

 

*時計台前*

 

<メブ姐さんは、<ハロウィン応援団>として

 人間界にやってきた悪魔の大先輩だ。

 本人曰く、

 諸事情につき魔王争奪戦に参加

 しなかったそうだ>

 

メブ:

あのね。

ルシフェロの奴が千年早く引退してたら

あんたみたいな半端な悪魔は

とっくに脱落してたわ。

このメブ様の手によってね!

おほほっ!

 

主人公:

は、はいいっ!多分、そうでしょうね!

 

魔界の女性で一番腕っぷしが強いメブ姐さんに

 かかったら、まったく大げさな話ではない。

 俺なんか豆腐みたいに

 握りつぶされてしまうだろう。

 しかし腕っぷしの話はタブーだ。

 どうやら姐さんは可愛い女の子として

 扱われたいみたいだからな…>

 

メブ:

このドアホウが~!

 

主人公:

わっ!お、俺は何も言ってないっすよ!

 

メブ:

私の腕っぷしが強いって顔してたわよ!

それよりねえ、

これくらいでそんな驚いていたら…

魔王争奪戦なんて途中で弾き飛ばされるわよ!

…もしかして、このメブ様の<教育>が

足りないとでも言うんじゃないでしょうね?

 

主人公:

きょ、教育…?

そんなの、いつ受けましたっけ!?

 

メブ:

なぁにぃ?

何か言ったかしら~?

 

主人公:

ひええっ…

ん、何も言ってません!

 

メブ:

ふん!

流行りのスイーツショップに行った帰りに

ちょっと寄っただけなのに。

そんなじゃ放っておけなくなるわね。

さて、どこから鍛えようかなぁ~っと。

腕も細いし、度胸もないし、頭も…

ふう、気が遠くなりそうねぇ…

サポーターの苦労が目に浮かぶわ…

 

主人公:

 

メブ:

何か言うことは?

 

主人公:

は、はいっ!

 

メブ:

あら。いいわね、その返事。

一番気に入ったわ♡

これからも、気合入れてついて来なさいよぉ!

 

主人公:

これからも…?

あ、あのいつまでいらっしゃるつもりです…?

 

メブ:

さあ。少なくともあんたが自立して

自分で歩けるようになるまでかしら?

 

 

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*主人公の家:キッチン*

アリル:

こんにちは。メブはいる?

 

主人公:

いえ、今日はまだ来てないみたいですけど…

 

アリル:

一体どこに行ったのかしら。

目もしょぼしょぼで、足もおぼつかないのに。

 

主人公:

ぷぷっ…って!

あまりからかわないでくださいよ。

メブ様が聞いたら怒り狂って、

そのしわ寄せが全部俺に…

 

アリル:

ふふふ。メブはそういう時が一番可愛いのよ。

 

主人公:

…はい?

 

アリル:

ううん、なんでもないわ。

それにしてもどこ行ったのかしら。

ここに来るって言ったのに…

 

ダビ:

ただいまあ。

あっ!誘拐犯…

 

アリル:

あらあ?失礼しちゃうわあ。

 

ダビ:

うわあん!殴られた!?

ご主人、サポーターのことちゃんと守ってよ!

 

主人公:

何で俺のせいになるんだよ!?

 

 

*見晴らしのよい丘*

 

f:id:TORA0611:20180614111209p:image

 

メブ:

うーん、やっぱりこっちじゃないわね~?

いつも通ってる道だから大丈夫だと思ったのに…

迷子になっちゃったみた~い。

メブ、困っちゃう~

それに…

さっきからチョロチョロ尾行してるやつも

いるし。

はぁ~気付いてんのよ。姿をお見せ!

 

???:

ちぇっ。ただの可愛いお嬢さんと思って

油断したか…

はいはい、つけてたのは俺ですよ。

 

メブ:

あら…可愛いお嬢さんだなんて…♡

貴方の尾行も悪くなかったわよ。

ただ、あたしのほうが上手ってだけね。

…で、用件は何?

お姉さんが聞いてあ・げ・る♡

 

???:

特にこれと言った理由なんてないさ。

ただ、ちょっとむしゃくしゃしてたんでね。

チョロそうな子と遊びたかっただけで…

 

メブ:

ふうん、チョロそう、ねぇ…

可愛い女の子って思ってくれたのは嬉しいけど~

こう見えても大先輩なのよね~あたし。

ちょっと甘く見すぎたようね?

 

???:

だ、大先輩…!?

 

メブ:

そ、こんなに可愛いのに、魔界に何千年といて…

って、それはいいか♡

小僧の世話もたまには楽しいし、

威張り散らすわけにはいかないって

自制してるけど♡

たまにはあたしも息抜きしていいわよね~♡

さあ、お姉さんのことた~っぷり

楽しませてね♡

可愛い悪魔さん♡

 

 

*時計台前*

 

<結局、メブ姐さんを探しに来てしまった

 いくら大先輩っていっても、

 俺よりずっと年上でも

 見た目は未成年で…しかも可愛い女の子だし…

 何か犯罪に巻き込まれてるんじゃないかと

 念のため近くの交番や

 警察署にも行ってみたけど。

 迷子の荒ぶる少女または

 奇跡の童顔老婆の痕跡は見当たらなかった>

 

 

*空中:夕方*

 

???:

うわああん!

ごめんなさい、もう勘弁してください~!

 

主人公:

悲鳴…?

まだ明るいのに、こんなところで…

しかも、おっさん…?

 

メブ:

うふふ、まだまだ終わらないわよ~♡

 

主人公:

ちょっ!メブ姐さん!

つい、ついにやらかしました!?

 

メブ:

あら、迎えに来てくれたの?

イイコイイコしてあげる♡

生意気な小僧だと思ってたけど

なつかれると可愛いものね♡

 

主人公:

って、今、

イカが割れるような音がしたんですが…?

 

メブ:

あはは、確かに音は似てるわね。

礼儀を知らない青二才がいたから、

ちょっとお尻ぺんぺんしてただけ!

最近の若いもんは、新聞も読まないし、

敬語も使えないし。

まったく、生意気なんだから…

って、今の完全に年寄りの言葉よね…

とほほ、あたしもそろそろ隠居しなくちゃ

ダメかしら…

 

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キズナシナリオ最後:ハロウィンパーティ>

 

*主人公の部屋*

 

メブ:

アリル~

荷造りは終わった?

 

アリル:

あなたじゃあるまいし。

とっくに終わってるわ。

 

メブ:

ティフォンはどこかしら~?

あの子の様子を見てきてくれない?

 

アリル:

うっ、あれも私の担当?

おーい、ティフォン!どこー?

 

<朝から慌ただしい。

 今日はハロウィン応援団であり魔界の大先輩

 <サムハインパーティー>のメンバーが

 魔界に帰る日だ。

 メブ姐さんたちは、預けていた荷物を引き取って

 慌ただしく帰還準備をしていた>

 

 

*空中:夕方*

 

アリル:

それじゃあね。

 

<アリルは一度も振り返らずに 

 「ぽん」という音と共に姿を消した>

 

メブ:

で?

ティフォン、あんたはホントに残るの?

 

ティフォン:

うん。僕は人間界は初めてだから…

もう少し見て行きたいんだ。

支度ができたら呼んで。見送るから。

 

メブ:

ふんだ、まるで子供相手の言い方ね。

…まあ、そういう扱い嫌いじゃないけど。

じゃ、後でね。

 

 

*市街地:夜*

 

メブ:

はぁ~やっと支度が終わったわ!

久しぶりに動いたから、体中がバッキバキ…

 

<メブ姐さんはにっこり笑って

 別れの挨拶をするように手を差し出した>

 

主人公:

メ、メブ姐さん…

 

メブ:

あっ?あらあら~もしかして…

あんた、泣いてるの?

ねえ、泣いてるの?

 

主人公:

ち、違います…

これは泣いてるんじゃなくて…

目にゴミが入ったんだ…

 

メブ:

あははは!実は泣き虫だったり?

チョーダサい!

…あのね、坊や。

悪魔に生まれて悪魔として生きていくのに、

人間みたいに、感情に振り回されると

損するわよ!

これはねえ、ハロウィンの夜が見せる

一夜限りのパーティなの。

みんなそうやって割り切っている。

感情的になるのはやめなさい。

浮かれたパーティは夜が明ければ

終わるものなの。

終わればただの他人になる…

あんたみたいに抱き抱えているものが多いと、

失うものも多いわよ。

あんたは弱点が多すぎて、

魔王になるのは大変だわね。

 

主人公:

魔王なんて、なる気ないです…

 

メブ:

ふん、その割にはけっこう頑張ってるじゃない。

ま、いいわ。あんたがもし魔王になったら

あたしがお祝いに歌って踊って、

パーティを盛り上げてあげる!

天使も悪魔も、楽しい時には歌を歌うのよ!

 

主人公:

そんな日が本当に来るかわからないけど…

期待してます…

 

メブ:

そうね。それじゃ、次のお祭りで会いましょ!

あたしがいれば、きっと楽しいわよ!

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