★デスチャ:カルカス★ キズナストーリー、契約者まとめ42
<★4カルカス 光属性/攻撃型>
<技巧のカルカス>
<予言のカルカス/進化後>
<契約者:加納悠>
<cv.小林裕介>
<キズナシナリオ最初:直感>
*街中/夕方*
カルカス:
いた、ご主人様。
主人公:
あれ、誰かと思ったら…カルカスじゃないか。
はは、なんかしばらく会ってない気がするな、
元気だったか?
カルカス:
そりゃそうですよ。
ご主人様が僕のことを
ずっと避けてたんじゃないですか。
あ、気のせいでしょうけど。
<…実は、気のせいじゃない。
カルカスには悪いけど俺は
あまりこいつと顔を合わせたくない。
だまして契約をしたわけじゃない。
でも、そこに契約者、加納悠の意志が
なかったのは間違いない。
必要に迫られて契約したでもなく
望んで契約したわけでもない。
だから俺を恨んでてもおかしくない…>
主人公:
なんで俺がこんなに顔色をうかがわなくちゃ
いけないんだよ…
カルカス:
はい?
主人公:
いや、なんでもない。
カルカス:
まあ、いいです。
それより僕、「運命の選択」って
言ってましたよね?
ご主人様と初めて会った時。
主人公:
うむ……そんなこと言ったなあ。
カルカス:
今思うに、生きるというのは選択の連続なのに
僕は少し出過ぎたことを言ってしまいました。
軽率な物言いのせいで、ご主人様の運命に
よからぬ影響を与えたのではないかと
……ずっと考えています。
……気のせいでしょうけど。
主人公:
何を改まっちゃってるんだよ。
お前、もしかしてその時の言葉を気にして、
俺が避けてると思ったのか?
カルカス:
違うのですか?
主人公:
違うよ。
ホントのことを言うと、お前のせいじゃなくて、
俺の心の問題。
あー…そういう誤解をされてるとは…
なんとなく噛み合ってないと思ったんだよな、
お前が何を考えてるかわからないし。
俺は基本的に人づきあいが苦手なの。
知ってるよな?
カルカス:
そうみたいですね。
主人公:
謝るのも嫌いだ。
やっちまったことは謝っても戻らない。
それ以前に、悪魔がヘコヘコ頭上げて回る
なんて、みっともないだろ。
カルカス:
それもうっすら気づいていました。
主人公:
そんな俺が、今さらお前に
「あの時ダビを止められなくてごめん!」とか
無理やり契約しちゃって責任感じてます!
とか言えるわけないだろう……
……
カルカス:
なるほど。
今の話を聞いて、僕、
ご主人様は不器用な人なんだなって思いました。
「ご主人様」って呼ぶのも
モナさんが教えてくれたから、
使っているだけで。
主人公:
ったく、モナの奴……
それはあまり気にしなくていいよ。
好きに呼べばいい。
カルカス:
いえ、もうこれが楽なんで。
ただ、主人がどうしてせっかく契約した
下僕を避けるのか…
それが知りたかっただけです。
主人公:
そりゃ、色々考えちまうから…
って言ってても仕方ないか…
契約したのは俺だ。これからは避けない!
…ように、するよ。できるだけ、なるべく。
カルカス:
避けないとは言わないんですね。
主人公:
守れない約束はしない……!
カルカス:
わかりました、お好きにどうぞ。
ただ、あなたのことが少しわかって
ちょっと気が楽になりました。
嫌われてるわけではないみたいなので。
それでは、よい一日を。
必要なら呼んでください。
いつでも駆けつけます。
名入れボールペンの製作 50年の信頼と実績【ナショナルペン】
<キズナシナリオ中間:縁>
*主人公の家/キッチン*
ダビ:
う~ん……これじゃないのかなあ?
ねえねえ、カルカス!ちょっと来てぇ!
カルカス:
はい、ちびサキュバス様。
あ、クロスワードパズルですね?
ダビ:
うん!
でもね、これ見て!なんか合わないの!
カルカス:
どれどれ……「長く続くさま」
ダビさんが書いた答えは……「永遠と」。
ふふ、正しくは「延々と」ですね。
ダビ:
えー?
何よ、あのマヌケ。ダビに嘘ついたのね!
カルカス:
……ご主人様から教えてもらったのですか?
「永遠と」って。
ダビ:
そうだよ!
何も知らないダビをだますなんて……
カルカス:
えっと……ご主人様が……
いや。ダビさん、ちょっと待って下さい。
もしかすると……僕が間違えて、
ご主人様の答えが合ってるかもしれません。
ダビ:
違う!!「永遠と」って書くと
縦のマスの答えが「永長戦」になっちゃうもん!
カルカス:
こ、こっちの世界には
そういう言葉もあるのかも……
ダビ:
何言ってんの!?
ちゃんと調べたけど、そんな言葉ないもん!
あ!わかったー!
カルカスお前、
ウスラトンカチのこと、かばってるんでしょ!
カルカス:
ウスラトンカチ?
ダビさん……ご主人様のことを、
そんな風に呼んじゃダメですよ。
ダビ:
うう……
チャイルドたちはいっつも
ウスラトンカチのこと……
カルカス:
ほらまた……
ダビ:
ご主人の味方ばかりする……
カルカスもそうなんでしょ?
カルカス:
そんなことは。
ダビさんが望むなら、
ダビさんの味方になりますよ。
ダビ:
ふーんだ。いつも口だけ……
カルカス:
はは。
ダビ:
まあ、とにかく……
これは飽きちゃったから、
ご主人に遊んでもらうー。
カルカス:
はいはい。
あまり、いじめないであげてくださいね。
ダビ:
なんかお母さんみたーい!
わかったよー!
カルカス:
……
あの妙な関係には
どう歩み寄ればいいかわからないな……
<キズナシナリオ最後:本気>
*工事現場:夕暮れ*
主人公:
このままじゃ過労で死んじゃうよ……
ホント死にそう……
そうだ!おい、カルカス!
今どこにいる?
カルカス:
ふふ、いつもおそばに。
どうしました?
主人公:
お前、占い師だったって言ってたよな?
カルカス:
そうです。
正確には、予言者に近いと思います。
主人公:
うわ、ちょっとすごいかも。
そう見えなかったけど……
とにかく、それなら魔王争奪戦がいつ終わるか
わかるんだろ?
カルカス:
いつ終わるか……ですか?
ふふ、誰が勝つかではなく?
主人公:それもわかるの!?
カルカス:
いいえ。たぶんもう見えないと思います。
そっち系の能力は全部失ってしまいましたから。
主人公:
……そっち系の能力ね~。
それじゃあもう占いはできないのか?
カルカス:
そうですね。
契約者の方も、
僕が現れてからはさっぱりのようですし。
僕に残されたのは、直感だけです。
主人公:
直感……か。何が違うんだ?
カルカス:
えっと……
限りなく分かれる2つの道があるとします。
どっちの道に何があるかわかるのが占い。
感じのいい方に従うのが直感。
主人公:
同じように聞こえるけど……
カルカス:
知ってる上で行くのと、
知らないけど行く、の違いですね。
主人公:
はあ、そういう……それにしても、
契約後に能力を失うなんて……
こういうケースは初めてだなー。
カルカス:
そうですか。
僕はかえってありがたいです。
怖かったんです。
こう言うとなんですけど、
人間の時は不幸な部類でした。
いくら未来を見ることができても
運にいつも見放されていたので。
主人公:
あ、俺と同じだ……
俺も運の悪さなら負けないぞ!
カルカス:
はは、思い返してみると、苦難の日々でしたね。
事故に遭いそうだから
家に閉じこもってたら、家が倒れるし。
主人公:
家が!?
カルカス:
そう、家が。
厄払いしようとして大ケガしたこともあります。
主人公:
道でばっかり悪魔に出会うとか?
カルカス:
そう、その悪魔に無理やり契約させられて
しまったりとか。
何が起こるかはわかるんですけど
防ぐこともできず、避けることもできないんです。
だから今はかえって気が楽です。
ただ……
主人公:
ただ?
カルカス:
この名前はちょっと恥ずかしいですね。
もう予言もできないのに、予言者の
名前だなんて。
僕には似合わないんじゃないかなって。
……気にしすぎですかね?
主人公:
似合わないのはその名前じゃなくて
俺の立場だよ。
あーあ、なんでこんなに肩の荷が重い状況に
なってるんだか。
カルカス:
立派にこなしていますよ。
僕は、ご主人様を心から信じていますし。
このままご主人様について行けば
いいんだって……
そう思える人ですから。
主人公:
気のせいかもしれないぞ?
カルカス:
ふふ、そう。気のせいでしょうけど。
主人公:
みんな期待しすぎじゃないか?
カルカス:
期待されるのは嫌いですか?
そういうところも変わってますね。
僕は、ご主人様が思っているより、
この暮らしが気に入ってます。
本当ですよ。これは気のせいじゃないです。