★デスチャ:ニュービーモナ★ キズナストーリー、契約者まとめ35
<★5ニュービーモナ 木属性/補助型>
<ニュービーモナ>
<ルーキーモナ>
<登場人物>
<cv.小清水亜美>
<キズナシナリオ最初:ビギナーズラック!>
*魔界*
モナ:
ふふ…ふふふ…うふふふ!
悪魔たちがいっぱいね~
本当にこれから魔王争奪戦が始まるのね!
うふふふ~
あら、勝手に笑いが出てきちゃう…
だめよ、モナ。気を引き締めていかないと!
スルト:
おい!
モナ:
きゃあ!
スルト:
お前、ボケっと突っ立って何してる?
通行の邪魔…
何だ、お前…サポーター?
モナ:
悪魔…?
侮られちゃダメ!自分を売り込まなきゃ…
こんにちは、サポーターのモナと言いま~す!
スルト:
サポーターのモナ?聞いた事ない。
見たところ素人か?
モナ:
し、素人じゃありません!
れっきとしたサポーターです!
スルト:
そんな名前、聞いたことない。
お前、悪魔に仕えたこと、1回もないだろ?
魔王争奪戦には参加したことあるか?
モナ:
そ、それは…
でも、誰にでも初めてはありますよね?
それにモナは優秀ですよ!
だからモナを信じて一度…
スルト:
面倒くさい…
邪魔だから、どいて。
モナ:
あっ………
ふん!モナの実力に気が付かないなんて!!
見た目でしか判断できない悪魔なんて、
たかが知れてるわ!
私もアナタみたいな悪魔は願い下げよ!
いけない…また冷静さを失っちゃった。
う~ん…この性格は少し問題ね。
さあ~!
それではモナのために魔王様になってくれる、
格好いい悪魔を探しに行きましょうか!
オード:
サポーターのモナか…
初耳だな。
主人がまだ見つかってないのか?
俺もサポーターが必要な立場だが…
あれぐらいのサポーターなら
腐るほどいるからな…
*人間界:砂漠*
モナ:
よっと!
う~ん…
やっぱり、先に魔界でご主人さまを
探して来た方がよかったかな?
そ、それにしても、人間界も
大したことないわね。
悪魔の代わりに人間達が住んでるだけでしょ?
初めて来たけど、きっとすぐ慣れるはずだわ!
はは!はは…は…
ところで…ここはどこ?
う~ん…
ここから東へ行くと悪魔たちが
集まってるとレーダーに…
…東ってどっちかな?
しょうがないわね。魅了術を使いましょうか…
人間たちは弱いから、
簡単に術にかかると思うし?
道もわかって、契約用の人間も確保できて…
ふふっ!一石二鳥ね♡
モナ:
こんにちは。そこの坊や♡
よかったらモナに道を教えてくれないかな?
オード:
お前は…
モナ:
モナに道をちょっと…
オード:
俺も初めての道だ。
モナ:
だ、だからモナに道を…
オード:
道だけじゃなく、俺の言う事も
わからないようだな。
モナ:
な、何?どうして魅了術が…
ええ?人間じゃなくて、もしかして…悪魔?
オード:
サポーターを名乗るものが
気が付かないなんてな…
モナ:
ち、違います!
調子を合わせただけですよ、悪魔様!
オード:
まったく、何の調子だ…
モナ:
<思い出した!
あの悪魔、<暴君オード>じゃない>
なんて幸福!
有力な魔王候補生に出会えるなんて!
この機会を逃すわけにはいかない…>
こんにちは、オード様!
私はサポーターのモナと言いま~す!
オード:
それで?
モナ:
え、え~と…
私がオード様の魔王争奪戦をお手伝いして
差し上げます!!
オード様を魔界史上、最も偉大な魔王にして…
オード:
お前の手は必要ない。
モナ:
…はい?
オード:
どいてくれるか?俺は忙しいんだ。
モナ:
あっ………
もうっ、何なのよ~!!
【an・an掲載】たまらない…と、彼にドキドキの衝動『ベッド専用香水』
<キズナシナリオ中間:この世界の秩序>
*荒廃した土地*
オード:
…めちゃくちゃだな。
魔王になると大騒ぎし、実力もないのに暴れる。
どうしようもない奴らだ…
ふむ…
見覚えのある顔だが、
こいつも死んでしまったか?
モナ:
…こんにちは、オード様?
サポーターのモナ…です…
オード:
死んでいると思ったが、気絶していただけか。
お前の主人はどこにいる?
モナ:
私のご主人さまは…
……何故、居場所を知りたいのですか?
モナのいないスキを狙って
攻撃するつもりですか?
ふふふ…残念ですね?
そんなこと企んでも、もう何の意味をありません。
だって、モナにご主人さまは、
もういませんから…
オード:
主人は死に、サポーターが生き残ったか…
運がよかったな。
モナ:
運が……よかった?
ふふ…ははは…
サポーターの存在意義は…
主人となる悪魔に仕え、支えること…
主人のいないサポーターに
生きてる意味があると…?
それでも…運がよかったですって?
あの子も…
あの子もそんな風に思うでしょうか?
1人だけ生き残った私を……
羨ましいと思うでしょうか?
*回想*
スルト:
クソッ…
こんな素人を選んで間違いだった。
面倒なことになった…
モナ:
…この状況はモナのせいだと
言いたいのですか?
スルト:
ちゃんとしたサポートだったら、
こんな状況になってない。違うか?
何と言ったか…戦略的撤退?
言葉は最もらしい。だが、結局逃げろだろ。
ああ、本当に…
面倒なことになった…
モナ:
この状況では撤退が最善ということを、
未だご理解いただけませんか?
スルト:
口を慎め…
こんな風に隠れる…
そのこと自体、我慢できない!
モナ:
他のサポーターが偵察に行きました。
もうしばらく我慢してください…
スルト:
そいつ、<おとり>として役に立つのか?
モナ:
<<おとり>じゃなくて偵察に行ったのよ!
サポーターを一体、何だと思っているの?
迂闊な行動をする子じゃないけど…
どうか…どうか無事に戻って来て…>
爆発音がする。
スルト:
くっ!何だ!?
モナ:
敵に発見されました!
スルト:
発見?お前ら何をしてた?
全く役に立たない!
モナ:
……
スルト:
最後まで世話が焼ける…クソッ!
モナ、少し時間を稼げ。
早く戻って来るから。
モナ:
ご主人様?
ちょっと待ってください、ご主人さま!
爆発音
モナ:
きゃあー!
モナ:
ご主人さまは結局、戻って来ませんでした…
当然ですね…
それが…最も悪魔らしい選択ですから…
オード:
主人を恨んでいるのか?
モナ:
恨む…
あはは…恨みですか?
そんなこと…
むしろ尊敬していますよ…
最後まで…悪魔らしい姿を…
見せてくれましたから。
無力な……自分自身を恨みたくなるだけです。
オード:
それだけ喋れるのなら大丈夫だろう。
適当なところに隠れていろ。
争奪戦もそろそろ終わりだ。
主人のいないサポーターを気にするほど
余裕のある候補生はいないだろう。
モナ:
ふふ…
なら、オード様は余裕あふれる
候補生なんですね…
オード:
ふん。
モナ:
最後の勝者であるルシフェロが
魔王になってから魔界は
平和を取り戻した。
でも、そもそも魔界に平和なんてあるの…?
悪魔たちは平和の時代が
到来したと言うでしょう。
だけど、悪魔の足元で息を殺している者たちも
果たしてそう言うのかしら…?
サポーターになりたくて
生まれたわけじゃない…
なのに、どうして私達は
消耗品のように扱われるの?
こんな世界は間違ってる。
このままじゃ何も守れない。
それなら私は…
<キズナシナリオ最後:最高のサポーター♡>
*魔界*
フレイ:
そろそろ動くとするか?
ハッ!盛り上がってきたぜ。
あのルシフェロが急に引退とはな!
俺が生きてる間に魔王争奪戦が
開かれるなんて思ってもみなかったぜ。
イブ:
浮かれているわね、フレイ。
お前はまた、何でそんなに不機嫌なんだ?
俺に喧嘩を売らず、アイツと遊んでろ。
オード:
……
イブ:
オードは面白くないのよ。
フレイ:
面白くないだと…?
俺に喧嘩を売る理由がソレか?
イブ:
そうよ?
だから話しかけてるんじゃない。
ちゃんと反応してくれるの
貴方しかいないんだから。
フレイ:
ふざけるなよ!いるだろうが?
あの小さいヤツが…!
イブ:
うるさいわね…
怒鳴る元気があったら、争奪戦で使いなさいよ。
フレイ:
ハッ!<悪童フレイ>を舐めるなよ?
争奪戦など片手で十分だ。
イブ:
いまだに自分で悪童なんて自慢しているの?
ほんと、子供っぽいのね。
魔王争奪戦の生き残り…
オードがいるっていうのにね。
フレイ:
へえ~…
このフレイ様の手で死にたいヤツが
いるみたいだな。
イブ:
そんなバカみたいな悪魔、
どこにいるっていうの?
フレイ:
俺の目の前だっ!
オード:
はあ…
オード:
ルシフェロが即位してどれくらい経ったか…
魔王争奪戦がこんなに早く回ってくるなんて…
ともかく、今回も騒がしいヤツだらけだな。
ちゃんとしたサポーターの姿も無しか…
モナ:
そうですか~?
今回の争奪戦もかなり面白そうですね~
オード:
お前は…
モナ:
その様子…私のこと、忘れてしまいましたか?
残念。これでも結構、有名になったんですが…
知ってますか?
怠惰な悪魔専門トレーナー
サポーターのモナといいます。
オード:
そう…モナ。覚えている。
モナ:
<暴君オード>の口から
私の名前を聞けるなんて光栄ですね。
オード:
お前の名声は俺の耳にも届いている。
あの時以来だな、こうして会うのは。
雰囲気が大分、変わったようだが…
モナ:
それは…
モナが以前よりも魅力的になったと
いうことですか?
ふふっ、オード様はあの時とあまり
変わりませんね。
オード:
今回は望む主人に出会えたのか?
モナ:
…まだ1人です。オード様は?
オード:
同じだ。
ならば、お前が俺のサポーターに
なってくれないか?
モナ:
まさか!
オード様からプロポーズされる日が来るなんて♡
昔を思い出しますね~
あの時、ホント情けなくなるくらい
冷たくモナを捨てたの覚えてますか~?
オード:
…そうだったか?
モナ:
知っていますか、オード様?
失恋を経験したサポーターは強くなるんですよ。
暴君オードのプロポーズを
無下にするぐらいにはね。
オード:
確かにそのようだ。
モナ:
強い悪魔には魅力を感じないんです。
モナが助けてあげないと何にもできない…
何というか、庇護欲をくすぐってくれる
悪魔のほうが好みなんです。
だ・か・ら!オード様は脱落で~す♡
オード:
……
モナ:
残念ですが、そろそろお別れです。
争奪戦が始まれば、きっとまた会えるでしょう。
その時まで、どうがご無事で…
オード:
強くなったな、モナ。
庇護欲か…
あいつの主人になる悪魔は苦労しそうだ。
しかし…その悪魔が今回の争奪戦の
台風の目になるかもしれない。
期待しておこう…